第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントは、2023年10月19日から22日まで、弥彦競輪場で開催された競輪のGI競走である。優勝賞金は3,890万円(副賞込み)[1][2]。
決勝戦
競走成績
・各項目について
着 |
番 |
選手名 |
齢 |
府県 |
期別 |
班 |
着差 |
上り |
決ま り手 |
S/J H/B |
個人 状況 |
1 |
3 |
こし古性優作 |
32 |
27大阪 |
100 |
S |
|
11.4 |
捲り |
|
|
2 |
1 |
さ佐藤慎太郎 |
46 |
07福島 |
78 |
S |
1身1/2 |
11.6 |
差し |
S |
|
3 |
5 |
わな渡部幸訓 |
40 |
07福島 |
89 |
1 |
1身 |
11.6 |
|
|
|
3.5
|
4 |
7 |
み南修二 |
42 |
27大阪 |
88 |
1 |
1/2身 |
11.6 |
|
|
|
5 |
4 |
も諸橋愛 |
46 |
15新潟 |
79 |
1 |
1/4輪 |
11.3 |
|
|
|
6 |
6 |
か河端朋之 |
38 |
33岡山 |
95 |
1 |
1/2身 |
11.5 |
|
|
|
7 |
8 |
こま小松崎大地 |
41 |
07福島 |
99 |
1 |
2身 |
12.1 |
|
JHB |
|
8 |
2 |
い犬伏湧也 |
28 |
36徳島 |
119 |
1 |
7身 |
12.7 |
|
|
|
9 |
9 |
わた和田健太郎 |
42 |
12千葉 |
87 |
1 |
|
|
|
|
落携入 |
配当金額
・各項目について
2枠複
|
|
3連複
|
|
2枠単
|
|
3連単
|
|
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2車複
|
|
ワイド
|
1=3
|
270円
|
(1)
|
3=5
|
990円
|
(15)
|
1=5
|
1,060円
|
(17)
|
|
2車単
|
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レース概要
最終2センターで佐藤が南をブロックした煽りで、和田が接触落車。審議対象となったが、2人共セーフと判定された[9][10]。
特記事項
- 今開催は、4年ぶりに入場制限が撤廃された[注 1]。
- 今大会のキャッチフレーズは「おやひこさまの光に導かれて」。
- 決勝戦後の表彰式には、4年ぶりに掲示板に乗った3人が参加。
- シリーズ全体での目標額は83億円[11]だったが、最終的には前年比98・6%の82億185万7400円[12]に留まり、目標額には達しなかった。なお、各日ごとの売上額は、初日17億5987万5800円[13]、2日目16億2231万7200円[14]、3日目19億3609万8900円[15]、最終日28億8356万5500円[16]。決勝の売上額は11億9975万6900円であった[注 2]。
放送関係
- 決勝戦中継とは別に、新潟放送にて10月14日の16:00 - 17:00に事前特番を放送した。なお、番組表上は16:00 - 16:30を「Mr.シャチホコ 秋の弥彦モノマネ探訪」として、16:30 - 17:00を「KEIRINと競輪 第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントGIに挑む 〜地元競輪選手会新潟支部所属・菊池岳仁選手[注 5]〜」として、それぞれ放送した。
競走データ
- ビッグレース(G1・G2)において、前回の共同通信社杯から続いて優出したのは、南修二のみ。
- 優勝した古性は、初日から全て1着であり、1996年の神山雄一郎以来27年ぶりに寬仁親王牌史上2人目となる完全優勝を達成した[21][注 7]。また、1997年の神山以来26年ぶりとなる、年間GI[注 8]3勝(史上6人目)と、年末のグランプリ前に年間獲得賞金2億円(史上2人目)も達成した[2][22]。
- 松本整が持つ最高齢GI優勝記録更新の期待がかかった佐藤(GIタイトルは20年ぶり)であったが、6月の高松宮記念杯に続き今回も2着となった。
脚注
注釈
- ^ 実際には、最終日の4,437人が最高だった。
- ^ 売上票数は、2枠複: 48,248票、2枠単: 82,406票、2車複: 142,281票、2車単: 1,012,996票、3連複: 810,655票、3連単: 9,824,326票、ワイド: 76,657票、計: 11,997,569票であった[5][6]。
- ^ 前回までとは異なり、16:30 - 17:00に、TBS系列全国ネットである「七つの大罪 黙示録の四騎士」が放送された。
- ^ 同大会は地上波は深夜のダイジェストも含めて放送されずに、決勝戦中継のBSテレ東のみの放送だった。
- ^ 菊池は長野県が登録地のため、厳密に言えば地元選手ではない(長野県には日本競輪選手会の支部がないため、長野県を登録地としている選手は新潟支部に所属している)。
- ^ 前回GI優出した時も、古性優作とラインを組んだ。
- ^ 4日制以上のGIにおける完全優勝としては、昨年のオールスターの脇本雄太以来。
- ^ 当時は、特別競輪のカテゴリ扱い。
出典
外部リンク