至学館高等学校
至学館高等学校(しがくかんこうとうがっこう)は、愛知県名古屋市東区大幸南二丁目にある私立高等学校である。 概要1905年(明治38年)に創立した中京裁縫女学校をルーツとする学校で、女子校としての歴史が長かったが、2005年(平成17年)より共学化し同時に校名を現在の至学館高等学校に改めた。建学の精神である「愛し生かす人づくり」のもと、自ら学び自らの長所や可能性を伸ばすと共に他者を認めて互いに協力して物事を達成していくことの出来る人材の育成を目指している。 スポーツに力を入れる学校で、普通科の中にスポーツサイエンスコースを設置しており、校内設備としてジム等が整備されている。 沿革
校歌『夢追人』(ゆめおいびと)[注 1]は、同高校の校歌(学園歌)である。作詞作曲は中日新聞論説委員の飯尾歩[1]。監修は至学館大学学長の谷岡郁子[2]。ボーカルは清本りつ子[3]。 校歌としては珍しくフォークソング調・ポップ調の旋律である。歌詞も「カシオペア」「オリンポス」といった横文字を交えた現代的な言葉遣いで書かれており、歌詞中には「至学館」の校名が一切出てこない[1][4][5]。 『夢追人』は、本来は校歌として制作されたものではない。飯尾が取材を通じて交流のあった女子レスリングの伊調姉妹(伊調千春・伊調馨)と吉田沙保里が、2004年(平成16年)のアテネオリンピックでメダルを獲得したことを祝して制作されたものだった[6]。 その後2005年(平成17年)、中京女子大学付属高等学校が共学化する際、校歌が良妻賢母を基調にした歌詞だったため、共学校にふさわしいものをと模索していたところ、先述の選手が至学館大学(中京女子大学)出身だったことなどが契機となり、この曲が高校関係者の目に留まり、同曲を校歌にすることを決めている[4]。 歌詞のベースは、銀メダルに終わり失意のうちにあった伊調千春を、同じくバレーボールでオリンピックを目指しながらも怪我で断念・引退せざるを得なくなった親友から励まされて、再びレスリングを始めることを決意するというエピソードから。飯尾は、周りで支えてくれる人の大切さを込めたかったと語っている[4]。 2012年(平成24年)3月1日にアトン・ミュージックよりCD化された。歌うのはKOKIAで定価1260円。初版は5万枚生産された。制作費を除いた売上は同高校の設備費などに充てるものの、その一部を東日本大震災に被災した際、両親を亡くした孤児に寄付された[7]。 学科・コース
学校行事前期
後期
部活動(クラブ)2019年度現在の部活動運動部文化部その他以前はアーチェリー部などがあった。 愛知県では啓明学館高等学校とともに、数少ない女子硬式野球部がある高等学校である。 交通アクセス
著名な卒業生
文化祭(自立祭)について2007年(平成19年)のゲストは藤崎マーケット、The ブるーパンツ、飛び魚。 2008年(平成20年)のゲストはジョイマン、大西ライオン。 その他校地は中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)から数百メートルしか離れておらず、両者の間には駐車場・空き地が広がっていることから、互いに見通すことができる。 関連項目一覧系列校(読みは「しがっかん」) 姉妹校脚注注釈
出典
外部リンク |
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