薬用植物資源研究センター種子島研究部
薬用植物資源研究センター種子島研究部(やくようしょくぶつしげんけんきゅうセンターたねがしまけんきゅうぶ)は、鹿児島県中種子町(種子島)にある薬用植物の研究施設、試験場、植物園。国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の薬用植物資源研究センターに属する。敷地面積は108.693 m2。 植物園自然保護国際機構(BGCI)による認証コード、およびハーバリウムのイニシャルはTSUK[1]。 概要
植物園は、火曜日以外の午前9時から午後4時30分まで一般に開放されている(入場料が別途必要)。また、研究施設の一般公開を行うこともある[3]。 歴史→詳細は「和歌山薬用植物栽培試験場 § 歴史」を参照
1954年、国立衛生試験所種子島分場として開設。 2005年、独立行政法人国立健康・栄養研究所と、独立行政法人医薬基盤研究所が統合され、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所が設立された。これにより、国立衛生試験所の薬用植物試験場(北海道、つくば、和歌山、種子島)の管轄権が同研究所に移管され、種子島の試験場は同研究所の薬用植物資源研究センター種子島研究部となった。 特徴建物や畑の防風対策として、敷地周辺に自然林をそのまま残している[2]。 研究所では、薬用植物の栽培と改良に関する研究が行われている。試験研究においては、特にハナミョウガ属(ヤクチ・リョウキョウなど)、ニッケイ属(ニッケイ・シナニッケイ)、ウコン属(ガジュツ・ウコン・キョウオウなど)、マオウ、インドジャボク、ヒキオコシなどに関して重点的に実施している。絶滅の恐れがある植物や、国内外からの導入が困難な植物、他地域での栽培が難しい暖地系植物の保存栽培も行っている[2]。 また、バラ科(ヤマザクラ、バクチノキ、テリハノイバラ)、ミカン科(タチバナ、ダイダイ、イヌザンショウ)などの薬用植物が敷地内に自生している[2]。 種子島内に自生する薬用植物の入手・保護にも取り組んでいる[2]。 脚注
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