豊城駅
![]() 豊城駅(とよしろえき)は、北海道(胆振支庁)勇払郡鵡川町(現・むかわ町)字豊城にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)富内線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲132301[3]。 歴史
駅名の由来旧名は鵡川駅の上手にあることからの命名で、新名は所在地名より。 もともと豊城地区はアイヌ語の「ケナㇱオㇿ(kenas-oro)」(河原の林・の中)から「ケナシロ」と呼ばれ、漢字をあてるばあいは「毛奈城(けなしろ)」と表記していた[5]。 しかし、鵡川町(当時)で1943年(昭和18年)11月15日に施行された大字廃止・字名整理改正に伴って、字ケナシロを含む一帯は「豊城」と命名され、国有化時にこちらに駅名も合わせらられた[6]。 「豊城」の由来は旧名の「毛奈城」に、地区中央に架かっていた橋の名である「豊穣橋」の名称をあわせて命名されたとされている[6]。 なお、富内線の国有化・当駅の改名より字名の改正が後となっているが、地名の決定自体は8月1日の国有化の直前7月17日であり、その後7月31日付で村会で異議なしの答申を得ている[6]。 駅構造廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の北東側(日高町方面に向かって左側)に存在した[7]。転轍機を持たない棒線駅となっていた。かつては相対式ホーム2面2線を有する、列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった1線は撤去されていた。 無人駅となっており、駅舎は無かったがホームから少し離れた場所に木造の小さな待合所を有した[8]。 利用状況
金山線時代の利用状況は 1923年1月-12月の乗降客数:13,564人(1日当たり約37人)[9]。
駅周辺駅跡1999年(平成11年)時点では、駅前にあった木のみが駅跡を示している状態であった[11]。2011年(平成23年)時点では更地になっている[8]。 また、2011年(平成23年)時点では鵡川方の線路跡が低い築堤として残存していた[8]。 金山線時代の沼ノ端方の路盤跡、当駅跡および日高町方の路盤跡には道道983号が敷かれている。 隣の駅脚注注釈出典
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