追手門学院小学校
追手門学院小学校(おうてもんがくいんしょうがっこう)は、大阪府大阪市中央区大手前一丁目にある私立小学校。2021年12月現在の児童数は878人[1]。 概要明治時代、陸軍の外郭団体であった財団法人偕行社により、主に軍部将校の子弟の教育を目的として設立された。設立当初から終戦直後まで男子校であったが、戦後は平和主義に徹し共学校として再スタートした。 教員は大阪教育大学出身者が多い。 沿革
進学の状況小学校の卒業生は中学受験をする者も多いが、「オール追手門」と呼ばれるエスカレーター式に大学まで内部進学する者も存在する。幼稚園から小学校への内部進学者は多数いるものの、同学院の中学校への進学者は10 - 15%程度となっている[2]。6年生になると志望校別にクラスがわかれ、受験対策指導が行われる。3泊4日で夜12時すぎまで1日10時間以上勉強する“学習合宿”などもあり、学校としても中学受験を奨励している。また『すすめ授業』として、各学年の教科書は12月までに終了し、次学年のプレ授業やゆとり教育によってはずされた事項について教育がなされている。 教育の指針
教育理念は「社会有為の人材育成」・「世界有為」、学校の合言葉は「伝統と革新」である[2]。 特色![]()
英語教育と国際交流明治時代より英語教育を行っている[2]。2021年現在、週3回の英語の授業を導入しており、1・2年生は生活科を週1回、英語で学習する[2]。3年生以上はTOEFL Primaryを年2回受検し、その成績を参考に、1クラスが2つに分かれて英語を学ぶ[2]。オーストラリアと日本はほぼ時差がないため、インターネットを活用して、現地の教師が授業を行うこともある[2]。 1971年から国際交流を取り入れ[2]、夏休みにはオーストラリアのブリスベンへ、春休みにはハワイへ希望者がホームステイする事ができる(定員を超えれば抽選)。2021年には「Webファミリー交流」を導入した[2]。 情報教育情報教育を重視し、1993年にデスクトップパソコン40台を導入[1]、1997年から週1回のパーソナルコンピュータのスキルの指導を開始し、2019年からプログラミングを正課の時間割に取り入れた[2]。2021年現在、日本の小学校では最多の6人のマイクロソフト認定教育イノベーターが教師を務める[1]。端末はiPad miniを試験導入した後に、Microsoft Surface Goに変更した[1]。 新型コロナウイルス感染症の影響で家庭学習が続いていたことから、2020年4月13日より週2回のオンラインホームルームを開始した[5]。 校友会校友会は山桜会(やまざくらかい)という名称で活動をしている。山櫻会報という会報が卒業生全員に届けられる。 著名な卒業生
脚注
関連項目外部リンク |
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