関西大倉中学校・高等学校
関西大倉中学校・高等学校(かんさいおおくらちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府茨木市室山二丁目にある私立中学校・高等学校である。学校法人関西大倉学園が運営する。通称は関倉(かんくら)。 概説実業家の大倉喜八郎が創立した大阪大倉商業学校を前身とし、1948年に合併し、関西大倉高等学校となった。現在の関西大倉中学校は、1994年に開校。 元々は男子校であったが、1997年度より中学校が、そして2000年度より高等学校の一部のコースも共学となった。また、2007年入学高校生からは、国際コース・特進コース・総合コースが廃止。共学の特進コース・共学の総合コースが新設された。2010年度から高校に特進Sコースが用意された。 友好校大倉喜八郎は、実業家としてだけでなく教育事業家としても有名であり、私財を投じて同校の他に、大倉商業学校(現・東京経済大学)と善隣商業学校(現・善隣インターネット高等学校)を創立した。 東京経済大学並びに同校同窓会「葵友会」大阪支部の公式行事には、同校より理事長・学長が招かれ交流が行われている。 沿革前身は関西商工学校と大阪大倉商業学校の2校である。 関西商工学校は1902年10月、大阪市北区堂島に開校した。1905年には西成郡鷺洲町大字大仁(現大阪市北区大淀南2丁目)に移転している。 一方で大阪大倉商業学校は1907年9月、大倉喜八郎によって大阪市北区常安町(現在の北区中之島)に開校した。 1948年の学制改革により、関西商工学校は新制関西実業高等学校となり、新制中学校も併設した。 関西実業高等学校と大阪大倉商業学校は1948年9月に合併し、関西大倉高等学校となった。敷地は大淀区大仁町・従来の関西実業高等学校(旧制関西商工学校)敷地を使用した。 1963年に現在地に移転した。移転前の旧敷地は、1966年から2008年まで朝日放送の社屋など(ABCセンター)として使用された。 年表
コース概要高校では、以下のコースに分けられる。すべて普通科である。
(2年生から文系と理系に分けられる。)
(2年生から文系と理系に分けられる。)
(2年生から文系と理系に分けられる。)
(2年生から文系と理系に分けられる。) 過去にあったコース(一部)
著名な出身者
交通石橋阪大前・千里中央・北千里・JR茨木(茨木市営上穂東町バスターミナル)・阪急茨木の各鉄道駅から学校までのスクールバスが専用車両によって運行されており(阪急バスに委託)、生徒の約7割がスクールバスを利用している時代もあったが、現在は自転車生の割合も増えた。約半分は自転車生である。 学校周辺には阪急バスの路線網があり、スクールバスを利用しない場合などは路線バスを利用することになる。ただし日曜日、祝日、その他の休みの日はスクールバスの運行が無く、学校から徒歩約30分のバス停から坂を徒歩で登る必要がある。自転車でも登校できる(自転車の場合、保険に入っておく必要がある)。 校歌について2002年から2008年までの6年間は、本学園の校歌には3番まで存在した。この3番は、創立100周年の周年事業として、2002年に当時の音楽科講師が作詞・作曲したものであり、原曲24小節のうち、末尾の9小節程度のコード進行にも手が加えられていた。しかし、原曲(1,2番)の作曲者に対して許諾を得ておらず、後年遺族に問題視され、3番を削除するように要求されるに至った。当時配布されていた楽曲のCDなどは軒並み回収された。 関連文献
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