静岡県草薙総合運動場体育館

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静岡県 草薙総合運動場 体育館(しずおかけん くさなぎそうごううんどうじょう たいいくかん)は、静岡県静岡市駿河区静岡県草薙総合運動場内に所在する体育館である。2015年3月31日に閉館した旧体育館と、2015年4月2日に開館した新体育館(愛称:このはなアリーナ)について述べる。

旧体育館

静岡県草薙総合運動場体育館
旧体育館
施設情報
愛称 静岡草薙体育館
収容人数 8,500人
設計者 山下寿郎設計事務所
施工 住友建設株式会社
事業主体 静岡県
管理運営 静岡県体育協会グループ、NTTファシリティーズ東海ミズノによる事業体
着工 1965年2月
竣工 1966年3月
所在地 422-8008
静岡県静岡市駿河区栗原19番1号
位置 北緯34度59分15.7秒 東経138度25分42.8秒 / 北緯34.987694度 東経138.428556度 / 34.987694; 138.428556 (旧静岡県草薙総合運動場体育館)
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旧体育館は1965年に着工され1966年に開場した。設計は山下寿郎設計事務所、施工は住友建設株式会社による[1]。1999年には女子バスケアジア選手権が開催。また、第58回国民体育大会でも会場の一つとしても使用された。またWリーグのシャンソンVマジックがホームタウンゲームを開いていた。

かつてはコンサート会場として利用されたこともあり、松田聖子スティービー・ワンダーホイットニー・ヒューストンダイアナ・ロスがこの場所でコンサートを開催している。

施設

  • アリーナ
    • 面積 2,250m2(75m×30m)

事故

2009年4月、バスケットボールの片付けの最中に会社員がバスケットボールゴールの支柱に首を挟まれ死亡する事故が発生した。これを受けて草薙体育館を運営する静岡県体育協会グループは当面の間バスケットボールの使用を中止することになった[2]

建て替え

旧体育館は築45年が経過し、耐震性の問題に加え建物の老朽化が進行していたため、建て替えが決定した。一時は多目的アリーナとして東静岡駅北口への移転も検討されたが[3]、現・体育館の隣接地である静岡学園跡地に決定し[4][5]、2013年2月に工事が開始された[6]

2015年3月21日、旧体育館のさよならセレモニーが開催された[7]。旧体育館は2015年度中に解体工事にかかり、緑地として整備される。

新体育館

静岡県草薙総合運動場体育館
新体育館
施設情報
愛称 このはなアリーナ
用途 屋内スポーツ競技
収容人数 2階固定席:2,700席、アリーナ(可動席):1,300席
設計者 内藤廣建築設計事務所
施工 鹿島木内建設鈴与建設JV
建築主 静岡県
管理運営 東京ドーム、東急、静鉄による事業体
構造形式 RC、一部 混構造(鉄骨造木造) [8]
敷地面積 25,542 m2[8]
建築面積 9,701 m2[8]
延床面積 13,509 m2[8]
階数 地上2階、地下1階
高さ 28m [9]
着工 2012年12月 [9]
竣工 2015年4月2日
総工費 57億2000万円 [10]
所在地 422-8008
静岡県静岡市駿河区栗原19-1
位置 北緯34度59分18秒 東経138度25分36.3秒 / 北緯34.98833度 東経138.426750度 / 34.98833; 138.426750 (静岡県草薙総合運動場体育館)座標: 北緯34度59分18秒 東経138度25分36.3秒 / 北緯34.98833度 東経138.426750度 / 34.98833; 138.426750 (静岡県草薙総合運動場体育館)
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アリーナ

2014年9月より新体育館の愛称を募集した結果[11]、「このはなアリーナ」に決定した。名称は富士山の御祭神であるコノハナノサクヤヒメに因む[12]

アリーナの外壁にはメンテナンスが容易なチタン亜鉛合金板を使用して長寿命化を図るとともに[13]、内装材には静岡県産の天竜杉を使用しており[14][15]、2015年4月2日に開館した[16]。地域防災拠点としての機能も有する[16][14][17]

施設

  • メインアリーナ
    • 面積 3,772m2(82m×46m)[18]
    • 観客席 固定2700席[18]
    • 利用可能数 - バレーボール 4面、バスケット 4面、ハンドボール3面など。
  • サブアリーナ
    • 面積 714m2(34m×21m)[18]
    • 利用可能数 - バレーボール 1面、バスケット 1面など。

主な大会・イベント

  • 2015年4月5日にこけら落としとして、大相撲富士山静岡場所が開催された[19]

交通アクセス

運動場内その他の施設

脚注

  1. ^ 管工事工業』 20巻、2号、日本空調衛生工事業協会、1966年2月、3頁https://dl.ndl.go.jp/pid/2361606/1/52025年4月30日閲覧 
  2. ^ 静岡県監査委員 (2010年3月15日). “静岡県監査委員告示第4号” (pdf). p. 7. 2015年8月3日閲覧。
  3. ^ 中日新聞プラス. “静岡市長選 県都の課題<下>東静岡 土地活用は”. 2015年8月3日閲覧。
  4. ^ 草薙体育館の建て替え 静岡学園跡地に決定[リンク切れ] MSN産経ニュース
  5. ^ アリーナ外周の市道脇に静岡学園高址の石碑が建立されている。
  6. ^ 静岡県交通基盤部都市局公園緑地課. “草薙リニューアル便り No.3”. 2015年8月3日閲覧。
  7. ^ 静岡県企画広報部知事公室広報課. “県民だより 2015年3月号”. 2015年8月3日閲覧。
  8. ^ a b c d 静岡市. “評価結果表示シート”. 2015年8月3日閲覧。
  9. ^ a b 「建築技術」2015年8月号 45ページ 株式会社建築技術刊 JAN 4910033250852
  10. ^ 「新建築」2015年5月号 204ページ 新建築社刊 JAN 4910049050552
  11. ^ 静岡県交通基盤部都市局公園緑地課. “静岡県草薙総合運動場「新体育館」愛称大募集!”. 2015年8月2日閲覧。
  12. ^ 静岡県交通基盤部都市局公園緑地課. “静岡県草薙総合運動場新体育館の愛称が「このはなアリーナ」に決まりました。”. 2015年8月2日閲覧。
  13. ^ 日経アーキテクチュア 2015年5月10日号. (2015/05/08). http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/nad/mag/20150427/698881/. 
  14. ^ a b 企画広報部知事公室広報課. “このはなアリーナ いよいよオープン”. 2015年8月3日閲覧。
  15. ^ 鹿島建設株式会社. “THE SITE - 木に包まれる体育館”. 2015年8月3日閲覧。
  16. ^ a b 静岡県交通基盤部都市局公園緑地課. “草薙総合運動場 体育館”. 2015年8月2日閲覧。
  17. ^ 静岡県交通基盤部. “草薙総合運動場(広域物資拠点)”. 2015年8月3日閲覧。
  18. ^ a b c 静岡県草薙総合運動場指定管理者グループ. “体育館(このはなアリーナ)”. 2015年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月2日閲覧。
  19. ^ 静岡県交通基盤部都市局公園緑地課. “静岡県草薙総合運動場新体育館「このはなアリーナ」完成記念式典及びこけら落とし「大相撲富士山静岡場所」の開催について”. 2015年8月2日閲覧。
  20. ^ 『静岡県草薙総合運動場だより』2015.7 Vol.28

関連項目

外部リンク

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