音楽のある風景
『音楽のある風景』(おんがくのあるふうけい)は、2002年4月から2025年4月1日まで[1]ユニバーサルミュージック合同会社および株式会社燈音舎が製作していた通販CDのテレビショッピング番組。番組仕立てでコンテンツを紹介し、実際に販売もおこなう。 番組開始以来、クラシック、ジャズ、イージーリスニング、ディスコ、オールディーズ、ロック、J-POP、フォーク、歌謡曲、演歌、叙情愛唱歌など、多岐に渡る商品を扱っている。 概要さまざまな音楽を、それが流行した時代の風景とともに描くという手法によって、古い音楽カタログを活性化させた。スタート時のその手法に代わり、現在は高画質の映像を背景に、音楽と語りによって、視聴者の共感や郷愁を引きだす構成が増えている。2002年9月からBS日テレでの放映[1]が主体であったため、早い時期からハイビジョンでの番組制作をおこなっており、2022年現在は大多数の番組が4K制作となっている。 ユニバーサルミュージック製作、同社のファミリークラブ事業を承継した燈音舎販売(2013年11月以降)のCD、DVD等を販売することを目的としつつも、本編の内容、構成は商品の販売という目的にとどまらないものもかつては多く、その点で他のCDのテレビショッピングとは一線を画していた。「ダイアナ〜その愛」、「大地の歌」、「メロディー」、「アメリカの光と影」等は戦争や貧困に起因した残虐なシーンも多いが、それらを視聴できる機会は少ない。 「音楽夢紀行」という番組では、ハイビジョン映像とクラシック音楽をシンクロさせた同名シリーズDVD頒布のクラブ会員を常時募集しており、テレビというメディアで会員を募り、それを組織化するという手法を取っている。これは前シリーズの「地球の詩」の後を継いだものである。 放送回数では、BSデジタル放送のBS日テレが最も多い。 かつて1997年から9年間展開されていた『住商ホームショッピング』でも音楽コンピレーションアルバムを紹介する際に似通った構成にしていたことがある。また、2025年現在では放送回数は当番組や前述の『住商ホームショッピング』よりは少ないながらも『ショップジャパン』でも『大人のムード歌謡』(紹介アーティストは石原裕次郎・テレサ・テン・菅原洋一他)などの音楽CDを紹介する際に同じような構成で放送している[2]。 番組の終焉新型コロナウイルスの流行、主要対象だったシニア層の人口減少で売り上げが減少したことや音楽のサブスクリプション配信サービスが普及したことなどを背景として、2025年4月1日の放送をもってテレビ・BS各局での番組放映に幕を閉じることが同年2月に明らかになった[3][4]。 2月下旬の放送分より、番組冒頭及び終盤にて、番組終了のメッセージが入る。そして、番組は4月1日をもって終了。23年の歴史に幕を閉じた。 番組終了後は120秒スポットCM枠を使いネット及びカタログによる販売に移行する。 主な商品通販CD邦楽
洋楽
クラシック
DVD
音楽のある風景ミュージッククラブ
スタッフ
各地の放送時間地上波
BSデジタル
また、BS日テレ・BS朝日・BS-TBS・BSフジの4K放送では、独自に4K制作版も放送している(2Kとは別編成)。 CATV自主放送
かつて放送されていた局
脚注・出典
外部リンク
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