駒場車庫前停留場(こまばしゃこまえていりゅうじょう)は、北海道函館市駒場町15番地先にある函館市企業局交通部(函館市電)湯の川線の停留場である。駅番号はDY04。
本稿では運行拠点である駒場車庫(こまばしゃこ)[2]についても記載する。
歴史
構造
- 2面2線の相対式。
- ホームの位置が上下線で違う。
- 湯の川方のホームは長い[3]。これは点検・故障時やダイヤ調整などのための車両交換を考慮している。また、湯の川行きと当駅止まりの電車とでは停止位置が異なる。
- 横断歩道がないため横断指導線による歩行者横断帯が往線・復線にそれぞれ2箇所ある。
- 湯の川行電車は通常ここで乗務員の交代を行う。
周辺
駒場車庫
函館市企業局交通部駒場車庫 |
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基本情報 |
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国 |
日本 |
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所在地 |
北海道函館市駒場町15-1 |
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鉄道事業者 |
函館市企業局交通部 |
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最寄駅 |
駒場車庫前電停(函館市電湯の川線) |
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管轄路線 |
全線 |
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管轄車両 |
全車 |
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旧称 |
柏野車庫? |
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開設 |
1934年12月27日 |
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車両基地概要 |
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留置線本数 |
6本 |
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検査線本数 |
3本 |
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洗浄線本数 |
3本 |
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最大収容両数 |
45両 |
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配置両数 |
37両 |
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配置両数 |
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電車 |
37両 |
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合計 |
37両 |
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テンプレートを表示 |
概要
1934年(昭和9年)12月27日に完成した[4]。函館大火で焼失した新川車庫(現在は函館水電の後身である北海道電力函館支店となっている)の代替施設として柏野野球場(函館太洋倶楽部本拠地)跡地に設置されたもの。大火後の昭和12年に発行された「函館市明細案内図 最新版」によれば、当初は周辺の地名であった「柏野」を取り「柏野車庫」と呼称されていた時期があったようである。
営業所・車庫・工場・変電所などの運行機能が集中している(変電所は東雲町にもある)[5]。過去には、車庫・営業所は柏木町と梁川町にあり、駒場は工場機能のみであったが、合理化のため1973年(昭和48年)から1974年(昭和49年)にかけて柏木町・梁川町の車庫・営業所が廃止となり、車庫・営業所機能が駒場に集約された[5][6]。
2002年(平成14年)10月7日に函館市役所末広町分庁舎の閉鎖に伴い、末広町分庁舎に入居していた管理部及び運輸部が、車庫敷地内に新築された管理庁舎へ移転した。
入出庫線が車庫の東西両側にあり、東側の入出庫線は湯の川方面行き本線路に、西側の入出庫線は函館駅前方面行き本線路に接続している[3]。西側の入出庫線が車庫前の道路に通じる位置には、入出庫線と歩道に面して営業所が設置されており、電車に対する運行指示のほか、電車の運行時刻、貸切予約、車内への忘れ物等に関する利用者の問い合わせへの対応・案内を行っている[2]。乗客に販売する乗車券類やオリジナルグッズを販売する乗車券販売所も併設されている[2]。
配置車両
以下の37両。
配置車両
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旅客用車両
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事業用車両
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30形
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39(箱館ハイカラ號)
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排形
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排3
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排4
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500形
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501(2代)
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530
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装形
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装1
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装2
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装3
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710形
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716
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719
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720
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721
|
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723
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800形
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812
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2000形
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2001
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2002
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3000形
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3001
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3002
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3003
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3004
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7000形
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7001
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8000形
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8001
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8002
|
8003
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8004
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8005
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8006
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8007
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8008
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8009
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8010
|
8100形
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8101
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9600形
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9601
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9602
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9603
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9604
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9605
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隣の停留場
- 函館市企業局交通部
- 湯の川線
- 函館アリーナ前停留場 (DY03) - 駒場車庫前停留場 (DY04) - 競馬場前停留場 (DY05)
脚注
- ^ “北海道 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b c 函館市 『企業局(駒場車庫内)』(2022年8月19日閲覧)
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』1989年3月臨時増刊号(NO.509)「特集 九州・四国・北海道地方のローカル私鉄」 p.171
- ^ イカロス出版『路面電車EX』2013.vol01 p.60
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』1989年3月臨時増刊号(NO.509)「特集 九州・四国・北海道地方のローカル私鉄」 p.172
- ^ イカロス出版『路面電車EX』2013.vol01 pp.60ー63
参考文献
関連項目
外部リンク
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(湯の川 - 松風町:湯野川線、松風町 - 函館駅前:大森線、函館駅前 - 十字街 - 函館どつく前:本線、十字街 - 谷地頭:宝来・谷地頭線) |
■2系統 | |
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■5系統 | |
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