麻生渡
麻生 渡(あそう わたる、1939年〈昭和14年〉5月15日 - 2025年〈令和7年〉3月15日)は、日本の官僚、政治家。位階は従三位、勲章は旭日大綬章。 第13-16代福岡県知事、第10代全国知事会会長、自治体国際化協会会長、福岡空港ビルディング代表取締役社長、財団法人地域創造理事、特許庁長官などを歴任。同時代の政治家で、元内閣総理大臣の麻生太郎は同姓で同じく福岡県を地元とするが、両者の間に血縁関係はない。 人物歴福岡県戸畑市(現・北九州市戸畑区)出身。福岡県立戸畑高等学校を経て京都大学法学部卒業後、1963年当時の通商産業省に入省。入省同期に牧野力、高島章、秋山收など。
当初は前任者の奥田八二が社会党系だったのと異なり与野党相乗りとして立候補していたが、途中から民主党は対立候補を擁立するようになり、民主党支持である職員労働組合とも対立するようになった。ただし、ポピュリズム・公務員叩き的姿勢は見られない。全国知事会では、政府と対決する場面が増えていた。 後任知事の小川洋は京都大学・通産省・特許庁長官の後輩であり、麻生から後継指名を受けての立候補・当選である。 退任のいきさつ5選出馬の可能性はぎりぎりまで探っていたが、“地元”北九州市で保守市長が2代続けて5期20年務めたことに非難が集中し“政権交代”に繋がったこともあり、自らへの多選に対する批判が自民党などからも強まっていた。県の後期高齢者医療広域連合発足に絡む福岡県町村会汚職事件で、自らが任命し10年以上その地位にあった当時の副知事が中心的な役割を果たしていたとして逮捕・訴追されたことにより多選批判が決定的になったと、退任の意向を表明した会見で述べた。 退任後知事退任後は、2011年6月にJR九州特別参与、2012年6月に福岡空港ビルディング代表取締役社長に就任[4]。また、2011年8月には、福岡工業大学最高顧問と特別招聘講師に就任[5]。2017年11月3日付の秋の叙勲で、旭日大綬章を受章[6]。 2025年3月15日9時24分、膵臓がんのため、福岡市東区の九州大学病院で死去した[7][8]。85歳没(享年86歳)。没日付を以て従三位に叙された[9]。 選挙結果第16回→詳細は「2007年福岡県知事選挙」を参照
※当日有権者数:4,031,520人 最終投票率:49.04%(前回比:+0.79pts)
第15回→詳細は「2003年福岡県知事選挙」を参照
※当日有権者数:3,956,132人 最終投票率:48.25%(前回比:-3.09pts)
第14回→詳細は「1999年福岡県知事選挙」を参照
※当日有権者数:3,832,899人 最終投票率:51.34%(前回比:+6.90pts)
第13回→詳細は「1995年福岡県知事選挙」を参照
※当日有権者数:人 最終投票率:44.44%(前回比:-10.43pts)
受賞
特技高校時代から始めた柔道は現在四段。福岡県産米のCMでは福岡県出身の谷亮子と共演したこともある。一方で、囲碁もアマチュア五段の腕前を誇る。 関連項目脚注
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