1987年カンタブリア自治州議会選挙
1987年カンタブリア自治州議会選挙は1987年6月10日にカンタブリア自治州で実施された第2回カンタブリア自治州議会議員を選出、ならびに州首相および州政府を選択する選挙である。今回の選挙では議員定数が4議席増やされ、39議席となった。結果は国民同盟(AP)(1989年に国民党(PP)に改称)が19議席を獲得し勝利するも、過半数には至らなかった。カンタブリア地域主義党(PRC)が得票数を大幅に増やし、議席も前回より3議席増やした。一方カンタブリア社会党(PSC-PSOE)はそのあおりをくらい2議席減らした。州首相にはAPのリストに加わっていた無所属のフアン・オルマエチェア・カソンが指名された。1989年国民党はオルマエチェアに辞任を要求したが、オルマエチェアは無所属者のみで、政府を構成しその職にとどまり続けた。翌1990年の12月国民党、カンタブリア社会党、カンタブリア地域主義党、民主社会中道党(CDS)によって不信任動議が提出、可決され、カンタブリア社会党のハイメ・ブランコを首班とする、PSC-PSOE、PP、PRC、CDSによる4党連立政権が誕生した。 この立法議会中には、各院内会派内で内紛・不協和音が噴出した。たとえば、PRCに属していた議員のうち一人がカンタブリアナショナリスト党(PNC)(es)を組織、また別のものはAPに入党した。1989年1月APはPPに転換した。同年11月PPに所属する2議員がオルマエチェア州首相(当時)と対立、PPを離党。1990年にはPSC-PSOEの1議員が院内会派の混合グループに移った。また、フアン・オルマエチェアに率いられた11議員がPPを離れ、混合グループに加わった(後にカンタブリア進歩連合(UPCA)を組織)。この立法議会での最終的な議席構成は、PSC-PSOE:12、UPCA:11、PP:7、PRC:3、CDS:2、PNC:1、そして無所属が3であった。 選挙結果
脚注 |
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