2017年モーリタニア憲法改正国民投票2017年モーリタニア憲法改正国民投票(2017ねんモーリタニアけんぽうかいせいじゅうみんとうひょう)では、2017年8月5日にモーリタニアで行われた憲法改正を問う国民投票について概説する[1]。当初の投票日は同年7月15日であった[2]。有権者は、提案中の憲法改正案を受け入れるか否かが問われた。2つ(後述)の提案は、どちらも86%の賛成で可決された[3]。投票率は54%だった[3]。 提案事項![]() 投票は、2つの改正提案に分けられる。1つ目の提案は、間接選挙によって議員が選出される上院を廃止し、地方議会に置き換えるとともに、イスラム最高評議会 (Islamic High Council)と国のオンブズマン (national Ombudsman) を統合し、ファトワー最高評議会 (Supreme Council of the Fatwa) とするものである。2つ目の提案は、国のシンボルの変更に係るものである。この変更では国旗と国歌が変更され、前者は、国旗上部と下部に「イギリスからの開放のために戦い、流れた血」を象徴とする赤の横線が入り[4]、後者は歌詞に数語の変更がある[5]。 国民議会では、147人中141人の賛成で変更が可決された[6]が、上院では、56人中33人の反対で2017年3月に否決されている。反対した中には、与党の共和国連合所属議員が24人含まれていた[7]。 運動前大統領(投票時点)のシディ・モハメド・ウルド・シェイク・アブダライは、「合法クーデター」であると非難し、この国民投票に反対を投じるように呼びかけた[8]。政府反対勢力の National Forum for Democracy and Unity も拒否する姿勢を見せた[9]。7月21日から正式な投票運動が始まった[10]。 暫定結果憲法改正
国旗・国歌の変更
出典
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