2022 YG

2022 YG
	2022 YG の軌道。各天体の位置は2022年12月18日0時 (UTC) 時点のもの。
分類	地球近傍小惑星 (NEO)
軌道の種類	アポロ群
発見
発見日	2022年12月16日
発見場所	MARGO天文台; （クリミア半島）
軌道要素と性質; 元期:2023年2月25.0日 (TDB 2,460,000.5)
軌道長半径 (a)	1.001 au
近日点距離 (q)	0.806 au
遠日点距離 (Q)	1.197 au
離心率 (e)	0.195
公転周期 (P)	365.886 日; （1.002 年）
軌道傾斜角 (i)	2.346°
近日点引数 (ω)	271.647°
昇交点黄経 (Ω)	274.099°
平均近点角 (M)	349.524°
最小交差距離	0.0033 au（地球軌道に対する）
物理的性質
絶対等級 (H)	26.599 ± 0.33775; 26.64
	■Template （■ノート ■解説） ■Project

2022 YG は、地球近傍小惑星 (NEO) に分類される小惑星の一つである。地球近傍小惑星におけるグループ内ではアポロ群に属する^[1]^[2]。2022年 12月16日に発見され^[2]、翌17日に小惑星センターの小惑星電子回報 (Minor Planet Electronic Circular, MPEC) に発見報告が掲載された^[3]。絶対等級は約26.6等級で、アルベド（反射率）を地球近傍小惑星に対してしばしば適用される 0.13 と仮定すると、計算される直径は 17 m 程度となる^{[注 1]}。

2022 YG は公転周期が地球とほぼ一致していることから、地球から見るとあたかも衛星のように周囲を公転しているように見える準衛星と呼ばれる天体であるとされている。天文計算家の Tony Dann による暫定的な観測結果に基づくシミュレーションでは、1961年から2181年までの220年間に渡って 2022 YG は地球の準衛星であり続けるとされている^[6]^[7]。

脚注

注釈

^ $D={\frac {1329}{\sqrt {p}}}10^{-0.2H}$ より計算^[4]^[5]。 $D$ は直径（km）、 $p$ はアルベド、 $H$ は絶対等級を指す。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p “JPL Small-Body Database Browser: (2022 YG)”. JPL Small-Body Database. Jet Propulsion Laboratory (2022-12-18 last obs. エラー: 日付が正しく記入されていません。（説明）). 2022年12月19日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e “2022 YG”. Minor Planet Center. 2022年12月19日閲覧。
^ “MPEC 2022-Y25 : 2022 YG”. Minor Planet Center. Minor Planet Electronic Circular (MPEC) (2022年12月17日). 2022年12月19日閲覧。
^ “Asteroid Size Estimator”. Center for Near Earth Object Studies (CNEOS). 2022年12月19日閲覧。
^ Dan Bruton. “Conversion of Absolute Magnitude to Diameter for Minor Planets”. Stephen F. Austin State University. 2022年12月19日閲覧。
^ Adrien Coffinet (2022年12月18日). “2022 YG, new Earth quasi-satellite”. Groups.io. 2022年12月19日閲覧。
^ @tony873004 (18 December 2022). “A new co-orbital asteroid for Earth?”. X（旧Twitter）より2022年12月19日閲覧.