2CELLOS
![]() ![]() 2CELLOS(トゥーチェロズ)は、ルカ・スーリッチ(Luka Šulić、1987年8月25日 - )とステファン・ハウザー(Stjepan Hauser、1986年6月15日 - )のチェロによるデュオ。 背景ソニー・ミュージックエンタテインメントと契約している[1]。 2本のチェロだけでマイケル・ジャクソンの『Smooth Criminal』を演奏した映像をYouTubeで公開したことで発掘されたアーティストである。 スーリッチは、スロベニア(旧ユーゴスラビア・スロベニア社会主義共和国)のマリボル出身[2](父親はドゥブロヴニク出身のクロアチア人チェリスト[3])。ハウザーは、クロアチア(旧ユーゴスラビア・クロアチア社会主義共和国)のプーラ出身。 彼らは、クロアチアで十代のときに、マスタークラスで出会う。スーリッチとハウザーは、ザグレブの音楽アカデミーに一緒に通い、共にウィーンに留学した。その後ハウザーはロンドンにあるトリニティ・カレッジ・オブ・ミュージック(現トリニティ・ラバン・コンサヴァトワール・オブ・ダンス・アンド・ミュージック)に通い、スーリッチはロンドンにある王立音楽アカデミーに入学した。 2人は2011年1月21日、マイケル・ジャクソンの『Smooth Criminal』のカバーをYouTubeにアップ。始めの2週間に300万回再生されたことで有名になる。彼らは、プーラでハウザーの友人のディレクターに、『Smooth Criminal』のビデオを撮って、ポップミュージック市場にトライしないか、と誘いを受けた。実は彼らは、パートナーになる前には、音楽の大会で競争しあうライバルでもあった[4]。 経歴2CELLOSは現在、ソニー・ミュージックエンタテインメント(クロアチアやスロベニアではメナルト・レコーズ)と契約している[5]。1stアルバム『2CELLOS』は2011年5月にレコーディングを終了、US盤は2011年の7月19日、日本盤は9月21日にDVD付初回生産限定盤と同時に発売された。2人によると、2本のチェロだけでも演奏できるものをフィーチャーしたとのこと。リリースを見越して2CELLOSは、2本目のシングルとしてガンズ・アンド・ローゼズ の『ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』のカバー曲をリリースした。 2CELLOSの成功の結果、エルトン・ジョンから、2011年6月8日から始まるサマーツアーに参加しないかと誘われる。彼らはそれより前の2011年4月中には、『エレンの部屋』とペレス・ヒルトンの『Perez TV』に出演している。7月25日にはロンドンにて行われたiTunes Festivalでも、演奏を披露した[6]。2011年12月21日、クロアチアのザグレブにあるVatroslav Lisinski Concert Hallで凱旋コンサートをした[7]。 2人は『Smooth Criminal』のアレンジを人気テレビシリーズ『glee/グリー』の第3シーズンで披露[8]。エピソードのタイトルは「Michael」。そのシーンは2CELLOS のミュージック・ビデオと同じようなセットであった。『グリー』では、初めて楽器演奏者が扱われたエピソードであった[9]。 2CELLOSは2012年6月4日エルトン・ジョンとバッキンガム宮殿で行われた英エリザベス女王の即位60周年を祝うダイアモンド・ジュビリー・コンサートで演奏をした。2012年6月12日にはアリーナ・ザグレブにて演奏をした[10]。 彼らはロック音楽を主にカバーしたが、スーリッチとハウザーによると「クラシック音楽を避けているわけではなく、今でもオーケストラと一緒に演奏をしている。いつかクラシックと現代の両方のオーケストラとツアーをしてみたい」とのこと[4]。 アルバム『IN2ITION(邦題:2CELLOS2)』のプロデューサーはボブ・エズリン。日本では2012年11月7日[11]にDVD付初回生産限定盤と同時に発売された。アメリカでは2013年1月15日に発売[12]。オーストラリアでは2013年1月18日に発売。UKでは2013年3月4日に発売。 2013年7月にはNTTドコモのCM「ドコモのツートップ(2CELLOS)」篇に出演[13]。 2013年8月21日に日本では『トゥー・チェロズ・トゥー~イントゥイション~コレクターズ・エディション』と、初のライヴDVD『ライヴ・イン・ザグレブ!』が発売された。 アルバム『CELLOVERSE(邦題:チェロヴァース)』はスーリッチとハウザーによるセルフ・プロデュース。オーストラリアでは2015年1月9日に発売。日本では2015年1月21日、アメリカでは2015年1月27日、UKでは2015年2月9日に発売。 2018年にはキエフ・NSCオリンピスキで行われたUEFAチャンピオンズリーグ 2017-18 決勝でUEFAチャンピオンズリーグ・アンセムとセヴン・ネイション・アーミーを演奏した。 2022年解散。 ディスコグラフィスタジオ・アルバム
受賞歴
来日公演
脚注出典
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia