話
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タイトル
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掲載
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収録
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あらすじ
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Op.61
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冬木さんの1日
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2012年5月号
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21巻
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ななせ湯の客だった男性の冬木が心臓発作で亡くなった。立樹は冬木の娘の亜季から、生前の冬木が自分の住むアメリカに来るのを断り、自宅に留まり続ける秘密がななせ湯にあると語っていたと聞き、銭湯の客達と共にその秘密を見つけようと冬木の一日の再現を試みるが、冬木が決まった習慣を過ごしていたことしか判らなかった。森羅に「生物の観察がなってない」と指摘され、立樹の「“驚異の部屋(ヴァンダー・カンマー)”をご案内します」の口上を境に冬木の真意が明らかになる。
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Op.62
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湖底
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2012年6月号
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滋賀県の企業グループの一族・葦原家で、硬玉の勾玉と引き換えに、次女・藍の結婚に伴う財産目録の作成をすることになった森羅と立樹。だが、藍の恋人で琵琶湖の水中遺跡を調査していた考古学者が1年前に調査中に船が転覆し溺死しており、当時、藍は交際に反対していた家族、特に姉の咲が恋人を殺したと訴えていた。家族達には藍と一緒に東京にいたアリバイがある中、藍の胸中を悟った森羅は溺死事件の真相を探っていく。
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Op.63
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エルフの扉
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2012年7月号
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マウが東京で開店したアンティークショップに招かれた森羅と立樹。マウから『ギルガメシュ叙事詩』に登場するフンババの像の真贋の見極めを頼まれた森羅は、マウの悪行に手を貸すことを拒み断るが、マウが大掛かりな取引を控えていると直感した森羅は立樹と共にその現場を押さえようとマウを追跡する。マウの幼少期に触れられたエピソード。
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Op.64
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バレッタの燭台
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2012年8月号
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マルタ島のある地区で老人が傷害事件を起こした。しかし老人は自分の土地は聖ヨハネ騎士団の領地でマルタ共和国の法律で裁く権利はないと主張、さらに自分が死んだら土地と共に騎士団長バレッタの燭台を返すと言い出したため、マルタの歴史と関わりのある4つの国が燭台を受け取る権利を主張する事態に発展した。この問題の調整役となった森羅は老人や国の間に遺憾を残さぬような裁定を下すが…。
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Op.65
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夏期補講授業
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2012年9月号
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22巻
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補講授業後、それぞれの部活動に勤しんでいた生徒達。電気工作研究会(略称)が実験を終え、日陰に停めておいたはずのソーラーカーが昼休みの間に損傷していた。ソーラーカーを壊したのは一体誰なのか、森羅が協力を求められる。
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Op.66
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ガラスの楽園
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2012年10月号 2012年11月号
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ガラパゴス諸島で密漁者を追っていた研究者のアイリスとその部下が、島内で気絶している地元漁師を発見する。漁師はアイリスに突き落とされたと主張するが、彼女と行動を共にしていた部下がその無実を証明する。時はさかのぼり1834年、ダーウィンが調査で別の島に出かけている間に、自分を慕ってくれていた若者がピューマに襲われて死んだと聞かされる。彼がいつも身に付けていたロザリオが残されていたことから、ダーウィンは彼が殺されたのだと確信する。
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Op.67
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螺旋の骨董品店
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2012年12月号
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偽物ばかりが並ぶ、螺旋状の造りの奇妙な骨董品店の店主が殺され、現場にいた若者が逮捕される。だが、死亡推定時刻とのずれなど矛盾が指摘され、レジの後ろに飾ってあった店内で唯一の本物の品であるアンモナイトの化石と引き換えに、森羅が解決を約束する。
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Op.68
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4枚目の鏝絵
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2013年1月号
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23巻
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倒産する美術専門出版社社長が、美人画を得意とした明治時代の左官職人・杏次郎の作品をまとめた本を発表したいと大手出版社に企画を売り込むが、発表の条件は杏次郎の最高傑作と名高い「4枚目の鏝絵」を掲載する事だった。知り合いの社長から「4枚目の鏝絵」を探すように頼まれた森羅だが、その絵は焼失したと伝えられている上に、調べた者は事故や怪我に見舞われるという曰くつきの噂もあり…。
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Op.69
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足摺厚焼き卵店
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2013年2月号
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ななせ湯で正月の準備に勤しむ中、年末特製の厚焼き卵を買いに総菜屋「足摺厚焼卵店」に寄った森羅と立樹。だが開店前から待っていた他の客達とひょんなことから店内の家の中に入ると、店主夫妻は不在の上に室内は荒れ、しかもメモの透かしには「たすけて」!?
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Op.70
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Nobady
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2013年3月号
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国際的に指名手配されていた密売組織の構成員が鯨崎警部以下警視庁に逮捕された。組織の裏切者の死体が東京湾に沈められるとタレコミがあり、その現場を抑えたことで検挙したのだが、肝心の死体はどこからも発見されなかった。確実に殺人の痕跡はあるが、逮捕された3人の容疑者達の証言が食い違い、殺人の立件も出来ず組織への追及も暗礁に乗り上げそうになる中、森羅は押収されたジャワサイの角を博物館で引き取ることを条件に死体無き殺人の謎を解く。
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Op.71
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グラウンド
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2013年4月号
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ある時、森羅達が登校するとグラウンド一面が水浸しになっていた。全ては練習が困難な環境を克服し他校の模範として推薦される「21世紀枠」での春の甲子園出場を狙う監督の意向に従わざるを得なかった野球部員達がしたことで、その部員達もまた「21世紀枠」獲得のために監督から「自主的に」辞めさせられてしまった。経緯を知った森羅達は監督に責任逃れをさせることなく部員達を助けようと一芝居を仕掛ける。
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Op.72
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二笑亭
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2013年5月号
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24巻
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深川理香という女性から兄・冬綺が両親の遺産で奇妙な家を建て始めている真意を知りたいと相談された森羅。冬綺は音信不通となる15年前、故意か過失か自分の部屋に火をつけて家を燃やし、資産家だった両親を死なせ失火の罪を受けた過去があった。立樹らと共に問題の家に向かった森羅は、家の構造が「二笑亭」そのものであることに気付く。
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Op.73
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ダイヤ泥棒
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2013年6月号
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ダイヤモンド展が開かれた美術館で、企画の目玉となる時価数十億のダイヤが盗まれる事件が発生。入念な準備を重ね、厳重な警備体制を潜り抜けた計画の完璧さを自負する泥棒は、解決を任され「“驚異の部屋(ヴァンダー・カンマー)”を〜」を宣言する森羅を前にも余裕の気持ちを崩さない。だが、森羅はダイヤ盗難のトリックと共に意外な結末をも暴いていく。
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Op.74
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レース
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2013年8月号
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イギリスの貴族・ポーフォート家の姉妹に呼ばれた森羅と立樹は、その姉から1年前にヨットの乗船中に心臓発作を起こし、船を燃やして死んだポーフォート家当主である父が、高価なレースを盗むため父の自宅に侵入した叔父を意図的に警備員に殺害させたという疑惑の解明を依頼される。その疑惑の鍵を握るのは、叔父が盗もうとし、父が船を燃やしてまで処分しようとしていた、叔父の血痕が付着した「妖精のレース」だった。
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Op.75
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「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」番外編 『M.A.U. “ブラック・マーケットの魔女”の事件目録』 箪笥の中の幽霊
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『月刊少年マガジン+』 06号
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部下のエバートが母の膝の手術代欲しさに引き受けたことから、イングランド北部の片田舎で開かれた、100年以上前に造られたその当時より降霊会に用いられた箪笥の競売に参加したマウ。そこで、その箪笥を用いて霊媒師の姉妹による降霊会が行われるが、競売前に行われた2度目の降霊会で、突如ラップ音が鳴り響き、箪笥の中に入った姉妹の姉がナイフで刺され死亡した。事件の事情聴取のため村から出られなくなり困ったマウは、エバートと共に幽霊による事件の謎に挑む。
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Op.76
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掘り出し物
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2013年9月号
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25巻
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横槍の従兄・達洋が横槍家から200万を借りてペンションを開いた。だが当のペンションは客をもてなす準備もろくに無し、目玉となる要素ゼロと経営は無計画で無謀そのものだった。しかし達洋は賞賛として前オーナーからペンションには宝があると聞かされていて…。
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Op.77
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バッグストーリー
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2013年11月号
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商品の買い付けのため社長とフィレンツェに来た輸入雑貨商の近山。仕事でいまいち成果の出せない彼は、偶然耳にした話から、老革職人・エリオが40年近く前に造ったヌメ革の鞄と森羅がそれを売ってもらうために何年も交渉を続けている事を知り、自分にこそ鞄を売って欲しいと申し出る。そこでエリオは二人に「ロダン制作の考える人が何を考えているのか」を答えるよう条件として提示する。
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Op.78
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その朝、8時13分
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『月刊少年マガジン+』 07号
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会社員の日々野は朝の通勤中、駅のホームでTVで失踪報道されていた女性を目撃する。彼女が気になり行き止まりの通路まで後をつけると女性は忽然と姿を消していた。その翌日の朝も同様の光景に遭遇した日々野は、以前恋人と行った博物館館長の森羅に知恵を求める。森羅は3度目が起きたらよく確かめるよう助言を送り…。
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Op.79
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香木
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2013年12月号
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部屋に女性の幽霊が現れ奇怪な現象に見舞われた、その原因が香道教室の美人師範が出した謎の香木にあると同じ香道教室に通う友人が主張したため、ななせそ湯の常連の会社員から師範を助けるため香木の調査を依頼された森羅と立樹。そんな中、2度目の幽霊騒動が発生する。
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Op.80
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ゴンドラ
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2014年1月号
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26巻
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料理研究家の荒井は、商才がなく無駄に自信家の義弟・克彦から度々金をせびられることに辟易し、雪山の山荘で開かれるパーティーの準備を手伝わせるという名目でゴンドラに乗せ、停電を起こし、克彦を突き落とし、パニックになった克彦が自らゴンドラから飛び降りたように偽装する。夫の死に疑問を持った荒井の妹・早苗は、森羅に相談する。
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Op.81
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ライオンランド
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2014年2月号 2014年3月号
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ケニア、マサイマラ国立保護区。マサイの戦士がライオンに襲われて死亡し、かつて父親をライオンに殺された少年が、それを目の当たりにし心を閉ざしてしまい、最期の様子が聞き取れずにいるという。森羅とマサイの戦士らは、サバンナの奥地に住む呪医が持っているという「悲しみを消す薬」を求めて、GPSを利用してライオンの群れを避けながら呪医の元を目指すが、何故か次々とライオンが現れ……。
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Op.82
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兆し
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2014年4月号
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香港経済界の大物・趙建文が、森羅が北京で買った唐辛子の形のお守りを売って欲しいと来店する。森羅はお守りを渡す代わりに、建文の懐中時計と、お守りを欲しがる本当の理由を話すよう要求する。建文は、文化大革命の悲劇と、自身の悪夢のような出来事を語り始める。
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Op.83
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アステカのナイフ
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2014年5月号
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27巻
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森羅博物館の常連客の一人・金剛が、自宅で何者かにアステカ人のナイフで喉を突き刺され殺害された。警察は第一発見者である離婚した元妻を最有力容疑者として逮捕。金剛の息子・鉄男は、生前の父がその能力の高さを評価していた森羅に母の無実の証明を依頼する。
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Op.84
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爆破予告
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2014年7月号
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世界的家電メーカー・ブルーブル社が夏休みの時期に恐竜展を開催することになり、企画のアドバイザーとなった森羅。夜中も準備作業が続くが、突如一人の社員のタブレットに「会場に爆弾を仕掛けた」と爆破予告のメールが届き、警察が来る騒ぎに。犯人の出したメールの文面からその狙いを探っていくと、寺野という社員が恐竜展の予算を横領していた事実が発覚し…。
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Op.85
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幸運
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2014年8月号
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ネットゲームの配信会社社長・馬淵の社長室で、会社の経理部長が他殺体で発見された。現場は密室で鍵を持っていたのは馬淵のみであった為、不運にも逮捕され拘置所に送られる馬淵。だが彼は、事件のあったと思われる時間帯は現場の社長室を留守にしていた。更にその時間帯は、馬淵に会う為に三人の人物が会社を訪問していた事が判明。尚且つその三人はそろって被害者を邪魔に思っていた可能性があった。果たして真犯人は誰なのか?また、どうやって密室殺人を成立させたのか?
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Op.86
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「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」番外編 『M.A.U. “ブラック・マーケットの魔女”の事件目録』 大入道の屏風
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描き下ろし
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部下のミスにより口座の現金が無くなり、倒産の危機を迎えてしまったマウ美術商。50万ドルあれば窮地を凌げるのだが、銀行に融資を頼むと裏社会の人間から舐められてしまう。そんな中、大富豪のケイティから「亡き曽祖父が蒐集した1000万ドル相当の美術品の数々を整理してほしい」という依頼が来ていた事に気づく。上手くいけば鑑定料として50万ドルを先払いしてもらえるかもと期待し現地に赴くが、ケイティが依頼内容を急に変更。蒐集品の中にあるという「大入道の屏風」を見つけてくれれば50万ドルを支払うと言うが、その屏風は100年間も見つかっておらず…。
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Op.87
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キジムナー
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2014年9月号
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28巻
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公認会計士・大西に小学校の頃からついて回るキジムナー。だが、そのキジムナーは一般の言い伝えとは違い、姿形は異なり悪人を絞め殺して喰らうため、その光景を目にした大西はキジムナーへの恐怖から正直で融通の利かない人生を強いられていた。お盆の里帰りで沖縄に帰省した大西は森羅と立樹と出会い、キジムナーを見るきっかけとなった記憶の謎を辿っていく。
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Op.88
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空き家
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2014年10月号
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行政が取り壊しを行うことにあった老朽化した空き家で、ホームレスの男性の遺体が発見された。その男性・木島は奇しくも空き家の近所に住み、森羅に刀のコレクションの買取を希望する依頼人・内田の将棋仲間だった。内田はあらぬ疑いを掛けられたくないと木島の知人だと名乗るを躊躇うものの、無縁仏で弔われてしまう友人を案じ、木島の葬儀を引き受けたのだが、とんでもない嘘が?
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Op.89
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ホリデー
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2014年12月号 2015年1月号
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隣国のサーダン共和国と紛争状態が続くアフリカのジャンガ共和国。ジャンガの外務次官であるジルは国連安保理に停戦決議の申し立てをしているが、そのためには常任理事国に拒否権を使われないことが絶対条件。森羅はジルに依頼を受け、常任理事国への説得を開始する。果たして約束のクリスマスまでに停戦決議を勝ち取ることはできるのか?
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Op.90
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プラクルアン
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2014年11月号
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29巻
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アメリカの石油王、シルバー・ルービンが亡くなった。孫のプリシラは森羅に祖父が残したお守りの仏像首飾りであるプラクルアンを鑑定してもらう。プラクルアンそのものは大した価値は無く森羅はそのように鑑定する。だがプリシラは祖父の遺した「自分の命を映す鏡が必要」という言葉とプラクルアンの関係にこだわり追跡調査を森羅に依頼する。その過程で浮かび上がるシルバーの言葉の恐るべき意味とは?
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Op.91
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被害者、加害者、目撃者
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2015年2月号
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初詣で、ひったくりの現場を目撃してしまった立樹。後を追うが犯人に逃げられ、結果、捨てられて残された鞄を警察に届ける。だが二人の人物が鞄の持ち主として名乗り出てきた。どちらかが被害者、どちらかが加害者。目撃者の立樹を待ちそびれた森羅が出した答えとは?
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Op.92
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椿屋敷
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2015年3月号
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絵に描いたようなボンボン堀場幸興。祖父から受け継いだ屋敷を売り払い自身が運営する会社の運用資金にしようと目論むが、屋敷が広大過ぎて売却などできない。祖父の遺言に「屋敷のことで困ったら森羅博物館の館長に頼め。他の者に屋敷のことは話すな」とあった事を知った彼は、さっそく森羅に泣きつく。祖父が屋敷に残した謎に森羅が挑む。
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Op.93
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自白
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2015年4月号
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一貫して殺人の容疑を否認していた容疑者が、一転、容疑を認めてしまった。だが、その理由は「誰も無実を信じてくれないから」というもの。弁護士はこれを盾に冤罪と警察検察の違法な圧力を主張するが、鯨崎警部は当然、様々な証拠を盾に冤罪や圧力を否定する。果たして容疑者は、なぜ容疑を認めるに至ったのか?
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Op.94
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ドリームキャッチャー
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2015年5月号
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30巻
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輸入家具販売業の北森鷹夫が長期休暇を取ってどこへともなく旅立って行った。すると残された同性相手の恋人、東松小春の元に鷹夫の勤務先に雇われた弁護士がやって来る。鷹夫は勤務先から横領で訴えられたのだ。裁判に出なければ鷹夫は逮捕されてしまうが、行き先がわからない。小春は鷹夫が残したお守りドリームキャッチャーを手掛かりに、以前、彼とデートした場所である森羅博物館を頼る。
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Op.95
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宗谷君の失踪
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2015年6月号
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ななせ湯で大学生の津軽隼人が湯あたりで倒れ溺れる。彼には長らくの悩みがあり、それゆえに注意が散漫になっていたためだった。助けられた彼が語る悩み。それは大学とバイトが一緒だった宗谷が突然いなくなってしまった事。大学も休みバイトも辞めてしまった彼に何があったのか?立樹と森羅は津軽と共にその謎を追う。
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Op.96
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JOKER
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2015年7月号
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マウ・スガール殺人未遂容疑で逮捕! 刺された被害者はマウの顧客ベルナルド。マウはベルナルドからオーウェン・ジョーンズの原画を買い取る算段をしていた。だがマウは自分はやっていないと森羅に助けを求める。マウの代理人としてやってきた森羅たちを出迎えたのはベルナルドの妻であるイネス。彼女にはベルナルドを刺した人間の心当たりがあった。だが、その人物にはアリバイがある。森羅はそれを崩せるのか?
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Op.97
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ピーター氏の遺産
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2015年8月号
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マウに引き連れられて、やって来たのはフランス・ロワール地方のシモン家。そこで遺産を鑑定してもらいたいという。だがマウの狙いは、いずこかへと消えたピーター・シモンの遺産だった。ピーターは妻であるカティアに殺されたとされているが、同時にDVに対する正当防衛が認められていた。ピーターはなぜ殺されたのか。カティアの真意と遺産の行方、それらの謎に森羅が挑む。
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