Convex level(コンベックス・レベル)は、京都出身のスリーピース・バンド。もともとはニュー・ウェーブ、ポスト・パンクに影響されたプレイスタイルだったが、プログレッシブ・ロックやエモ寄りなアプローチに変化している。曲・アルバムのタイトルや歌詞に理系的な着想が用いられたり、実験的なレコーディングが特徴である。
メンバー
渡辺良(わたなべ りょう)
ギター、ボーカル。1967年生まれ。
90年代中期から京都のインディレーベル、green recordsを運営。Convex levelの他、bambi synapse、JESUS FEVER、Capsule In The Water[水中カプセル]ら京都のアーティストの作品を中心にリリース。
2012年頃からはKikufactoryというレーベルを立ち上げ、Convex Levelの他、kasuppa、Extruders、trespass、Q-ZO TRIPなどの販売を手掛ける。
妻の渡辺美智代とタンツムジークの佐脇興英とでbambi synapseというテクノ系のプロジェクトも結成している。
佐脇により結成されたインダストリアル・ユニット「SNAKEHEAD MEN」にドラマーとして参加。
Ryo Watanabe (Twitter)
前川健一(まえかわ けんいち)
ベース、ボーカル。1967年生まれ。
山本精一率いる羅針盤にも参加[1]している。
mk_____________ (Twitter)
中道圭介(なかみち けいすけ)
ドラム、ボーカル。1967年生まれ
なかみちconvex level (Twitter)
来歴
もともと渡辺と前川が高校時代に電子音楽ユニットとして結成された
1986年 高校時代の同級生である中道が加入し、バンド形式となる
1998年 Sony Musicよりメジャーデビュー
ディスコグラフィ
自主制作カセットテープ
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タイトル
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発売日
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備考
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1
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A CONVEX LEVEL
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1987年
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2
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Untitled
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1988年
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3
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エレクトリックお兄ちゃん
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1989年
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4
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HALL MAN INTO MAN HALL
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1990年
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アルバム
#
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タイトル
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発売日
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レーベル
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備考
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1
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Hall Man Into Man Hall
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1991年
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Gator Wobble Records
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GWCD-9106
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2
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3 YOUNG MEN ORIGINAL SOUNDTRACK
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1993年
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ZIKS-Product
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ZIKS-009
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3
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Universe Is A Frog As Itself
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1996年
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Green Records
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GREEN-001
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4
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New Moon 1st Contact
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2009年12月
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自主制作
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5
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CL5
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2012年4月
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Kikufactory
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6
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donotcl(ドゥノットシーエル)
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2014年5月
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Kikufactory
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CL-DNTCL
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7
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Imverse Mapped Tiger Moth
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2016年11月
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自主制作
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ミニアルバム
シングル
コンピレーション・アルバム
#
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タイトル
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発売日
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レーベル
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備考
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1
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DiY1 - Unreleased & Remastered
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2010年6月
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自主制作
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1987~2000年の音源リマスター&未発表曲集
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2
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DiY2 - Unreleased & Remastered
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2010年6月
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自主制作
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同上
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ライブ・アルバム
#
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タイトル
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発売日
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レーベル
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備考
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1
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LIVE JUNK
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2010年
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JUNK Lab Records
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OTOTOY-009 配信のみ
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2
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CLive1
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2013年1月
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Kikufactory
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2002年 難波Rocletsでのライブ録音他
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3
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CLive2
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2013年3月
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Kikufactory
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CLive1よりさらに偶発性の高い演奏を集めている。
2008年 新大久保Earthdomでの録音他
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4
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CLive3
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2013年4月
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Kikufactory
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2012年の「CL5」発売記念ライブを中心に近年のポップなライブを再現
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5
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donotCLive
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2015年
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Kikufactory
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6thアルバム「donotcl」の全曲ライブテイク、曲順も同じ
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6
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CLFM
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2018年
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自主制作
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2003年8月20日、NHK-FM ライブビート放送時の録音
同年8月14日、NHK放送センター505スタジオにて収録
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オムニバス
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タイトル
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発売日
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レーベル
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備考
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1
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ロックのはらわた
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1992年
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HULA-HOOP
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HRCD-9206
「Xenon You Zebla」提供
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2
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ZK+SAMPLERS 1992→93
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1992年
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ZK-RECORDS
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ZIKS-005
「KNIFE」提供
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3
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Solar eclipse
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1997年
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GREEN RECORDS
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GREEN-003
「Careless and Impatient」提供
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4
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Passed Days
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1998年
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ZK-RECORDS
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MKCZ-1008
「NO SUCH A FACE 」提供
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5
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BIG FISH MUSIC Sampler VOL.1
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1998年
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Big Fish Japan
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「Plain Talk」提供
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6
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ZK+SAMPLERS “Slice Of Reality”
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2001年
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BLOODY BUTTERFLY
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再発 ZIKSBB-023
「KNIFE」提供
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7
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Fine Time ~A Tribute To New Wave
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2004年
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Ki/oon Records
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KSCL 646~647
「Video Killed the Radio Star」
(バグルス「ラジオ・スターの悲劇」のカバー)提供
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8
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HOPE nau!
- 東北関東大震災 被災地支援コンピレーション
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2011年
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nau
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配信のみ。売上金は日本赤十字社の
東北関東大震災義援金として全額寄付
「What's Going On」提供
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9
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Play for Japan Vol.3
- 東日本大地震救済支援コンピレーション
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2011年
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OTOTOY
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配信のみ。売上金は日本赤十字社の
東北関東大震災義援金として寄付
「KNIFE」提供
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10
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404 not found sampler
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2014年
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2014年9月6日、7日に開催されたイベント「404 not found」のプレゼントCD。「I am a CLone」と「I am a CLone Pt.2」の2曲を提供
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その他
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タイトル
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発売日
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レーベル
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備考
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1
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0.339
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2016年4月
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自主制作
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渡辺によるソロ・アルバム
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その他
少年ナイフのなおこがConvex Levelのことを高く評価[2]しており、バンドとしてイベントに参加[3][4][5][6]したり、海外メディアのインタビューで「あなたが聴くべき日本のバンド」に挙げたり[7][8]している。
外部リンク
脚注
- ^ “convex level on OTOTOY Music Store”. OTOTOY. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “Recording無事終了!アンドUrBANGUILDレポ | Shonen Knife's Blog”. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “December 3, Kyoto UrBANGUILD | Shonen Knife's Blog”. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “9/17渋谷LUSH 9/18秋葉原グッドマン | Shonen Knife's Blog”. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “Septrember 17th and 18th in Tokyo 9月17日、18日東京 | Shonen Knife's Blog”. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “We have 4 shows in March. Come and Rock! 3月は4回ライブありますぞよ。 | Shonen Knife's Blog”. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “少年ナイフのなおこが米ラジオ局NPRの企画で「あなたが聴くべき日本のバンド 5選」を発表”. amass. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “Weekend LISTening: 5 Japanese Bands You Need To Hear” (英語). NPR.org. 2020年12月28日閲覧。