Glade Interface Designer
Glade Interface Designer(グレード・インターフェース・デザイナー)またはGladeはGTK用GUIビルダであり、GNOME用追加コンポーネントを含む。第3版では一種のプログラミング言語となっており、イベントとは独立していてイベント用コードも生成しない。その代わりに適当なバインディング(例えば、Ada言語なら gtkada)で使えるXMLファイルを生成する。 Gladeには3つのバージョンがあり、1つはGTK 1向け、残る2つはGTK 2向けである。自由ソフトウェアであり、GNU General Public Licenseで配布されている。 歴史最初のGladeはバージョン0.1で、1998年4月18日にリリースされた。 Glade 3がリリースとなったのは2006年8月12日で、Gladeのウェブサイトによれば、エンドユーザーから見た主な変更点は以下のとおりである。
最大の違いはその中身にある。Glade 3は完全に書き換えられており、GTK 2の新機能やGObjectシステムの利点を生かすようになっている。実際、Glade 2がGTK 2に移植される前からGlade 3のプロジェクトが開始されていた。従ってGlade 3のコードベースは小さく、新たな機能が追加されている。例えば、次のようなものがある。
GladeXMLGladeXML は、Glade Interface Designerがフォームをセーブする際のXMLフォーマットである。この文書と libgladeライブラリを使うことでGTKを使ったフォームを実際に生成できる。 モックアップ(木型)GladeはGUIプログラムのモックアップの設計に使える。 他のGTKデザイナーGTKを使ったGUIアプリケーションの設計ができるアプリケーションはGladeだけではない。以下に他の例を挙げる。 コードスケッチャーコードスケッチャーとは、GladeXMLファイルからユーザーがソースコードを生成する際の補助となるアプリケーションである。コードスケッチャーの多くはlibgradeとGladeXMLファイルを使うソースコードを生成するが、一部はGladeXMLファイルを必要としないコードを生成できる。以下の表は主なGladeXMLコードスケッチャーを比較したものである。
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