LMS 3F形蒸気機関車
LMS 3F形蒸気機関車(LMS 3Fがたじょうききかんしゃ)は、イギリスのロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)が導入した蒸気機関車の1形式である。ジンティー(Jinty)の愛称がある。ヘンリー・ファウラーが設計した車輪配置 0-6-0(C)の機関車で、1924年からイギリス国鉄発足後の1931年までに422両が製造された[1]。 概要この機関車は、1899年にサミュエル・W・ジョンソンによって導入されたミッドランド鉄道2441形蒸気機関車のヘンリー・ファウラーによる再設計に基づいていた。これらの再設計では、ベルペヤ火室と改善されたキャブが採用された。422両の「ジンティー」が1924年から1931年の間に製造された。このクラスは、LMSが継続的に使用しているミッドランドデザインの1つにすぎない。機関車は元L&YR Horwich Worksと民間企業のBagnall's、Beardmores、Hunslet、ノース・ブリティッシュ・ロコモティブ、バルカン・ファウンドリーによって製造された。 主に入換や地方の貨物輸送に1967年まで使用された。[1] ![]() ![]() フィクション『八だいの機関車(汽車のえほん12)』(ISBN 978-4591005743、ISBN 978-4591087909 原題:The Eight Famous Engines)の第4話に「ジンティー」名義で登場し、ふとっちょの局長(トップハム・ハット卿)の機関車たちが留守の間に彼らの仕事を引き受けていた。なお、この本はテレビシリーズ『きかんしゃトーマス』の原作だが、その対応話(第4シリーズ「トーマスととくべつなてがみ」)では別の機関車がジンティーたちのポジションのため未登場。 3F形はタンクの位置や軸配置がシリーズのメインキャラクターであるトーマスと相似しているため、2両の保存機がイベント『デイ・アウト・ウィズ・トーマス』としてキャラクターのフェイスマスクや青の塗装を施されている。またシリーズの原作者であるウィルバート・オードリーはOOゲージの3F形の模型を青く塗り替え、トーマスの模型として趣味や展示会に使用していた。 ![]() 脚注参考文献
外部リンク
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