LOVE YOURSELF 結 'Answer'
『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』(ラブユアセルフ けつ 'アンサー')は、韓国の男性アイドルグループ防弾少年団(BTS)の4枚目のリパッケージアルバムである。2018年8月24日にIRIVERから発売された。 概要本アルバムは『LOVE YOURSELF』シリーズの完結作品である。前作の『LOVE YOURSELF 承 'Her'』と『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』から抜粋した既存曲に、新規曲を追加した全25曲収録のリパッケージアルバムである。タイトル曲「IDOL」には、ニッキー・ミナージュがフィーチャリング参加したバージョンも存在し、これは配信専用でCDには収録されていない[1]。ミュージックビデオはオリジナル版とニッキーミナージュ版の2つが存在する[2]。 予約枚数は発売告知から1週間で151万枚を突破し[3]、売上枚数は発売から8日で約193万枚(海外流通分を含む)を記録した[4]。9月には200万枚を突破し、自身そしてガオンチャートの最高記録を樹立した[5]。 ビルボード200でも1位を獲得し、『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』に続き2作連続での1位獲得となった[6]。ビルボードによると初動売上げは185,000ユニットで、そのうち141,000枚がCDなどのフィジカルセールスで、残りが主にストリーミングセールスであった [7]。 オリコンでは1週目は2位、2週目で約14万枚を売上げ1位を獲得し[8]、10月には日本レコード協会からゴールド認定を受けた[9]。これにより日米韓の主要音楽チャートでの1位獲得となった[10]。 本アルバムを元に、2018年8月から欧米・アジア各地域で「BTS World Tour Love Yourself」を開催している[11][12]。 解説7月中旬に、8月にリパッケージアルバム『LOVE YOURSELF 結'Answer'』を発売することを発表した。前作から約3か月と比較的短いスパンでのカムバックとなった。新曲は8月25日、26日にソウルオリンピック主競技場で開催されたコンサートで初披露された。「IDOL」のミュージックビデオは、テイラー・スウィフトの「Look What You Made Me Do」が保持していたYouTubeにおける24時間のミュージックビデオの再生回数記録を抜き、4,500万回を記録し歴代1位となった(当時)[13][14]。8月31日時点で再生回数は1億回を超え、2018年にYouTubeで最も早く1億回再生を記録したミュージックビデオとなった[15]。 本作は、同レーベルであり同日に新譜を発売したリアム・ペイン、またジェームズ・コーデンやエド・シーランといった海外の著名人からも賞賛を受けた[16]。カムバックトレーラーはJINのソロ曲「Epiphany」。これに、RM、SUGA、J-HOPEのソロ曲と、「Theme of LOVE YOURSELF 起 'Wonder'」で披露されたJUNGKOOKの「Euphoria」が加わり、本アルバムは、『WINGS』以来となるが、メンバー全員のソロトラックが収録された。タイトル曲である「IDOL」はアフリカンビートに韓国伝統音楽をミックスし、「オルス」という韓国で使われる合いの手を入れたサウンスアフリカン・ダンススタイルの楽曲[17][18]。振付は「MIC Drop」「Airplane pt.2」「Anpanman」に続きRIEHATAが手がけた[19]。ニッキー・ミナージュが出演したミュージックビデオの最後の部分には、ファンが「IDOL」に合わせてダンスする映像が挿入されている。これはドレイクのミュージックビデオ「In My Feelings」をオマージュしたものである。とある海外のファンがドレイクの「#InMyFeelingsChallenge」[注 1]を真似て、「#IDOLChallenge」と題してSNS上に動画をアップし、他のファンもそれに続き、そのムーブメントをみたBighit側が採用したものである[20][21]。なお、ドレイクのミュージックビデオには、J-HOPEによる「#InMyFeelingsChallenge」動画も使用されている[22]。 また、S版、E版、L版、F版の4形態あり、フォトブック、フォトカード(トレカ)、ミニブックの「花様年華 THE NOTES」が同封されている。形態によって入っている内容が違う。 慈善活動2017年11月からアルバム『LOVE YOURSELF』シリーズと連動して、韓国ユニセフ協会とパートナーシップを結び、「LOVE MYSELF (私自身をまず愛そう)」及び「#ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーンを開始した。出資金としてメンバーと事務所で約5億ウォンを寄付し、アルバム『LOVE YOURSELF』シリーズの以後2年間の販売純利益の3%と、キャンペーン公式グッズの販売収益を寄付している[23]。2018年4月には日本においても、日本ユニセフ協会とメンバーシップを締結した[24][25]。9月にはグローバル・サポーターとして、ニューヨークの国連本部でRMが代表スピーチを行った[26][27][28][29]。また、世界各地のコンサート会場に特設ブースが設けられ募金活動等も行なっており、本キャンペーンの寄付金額は約16億ウォンを突破した[30]。 プロモーション活動
トラックリストミュージックビデオ
発売日
チャート順位
脚注注釈
出典
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia