LPR-40型河川哨戒艇
LPR-40型河川哨戒艇(LPR-40がたかせんしょうかいてい、スペイン語: Patrullero Fluvial LPR-40)は、コロンビア海軍などが運用する河川哨戒艇の艦級[1]。コロンビアの軍事造船企業であるCOTECMARによって開発・建造された[1][5]。 設計![]() コロンビア海軍の河川戦闘艇戦術グループの指揮艇として設計された全長13メートル弱、満載排水量14トンの装甲艇で、4名ないし6名の乗員が搭乗する[1][4]。改良モデルとして、MkIII型までのバリエーションが存在する[6]。揚陸艦に搭載されて輸送されたことがあるほか、C-130輸送機による空輸も可能とされる[1][7]。 複合材製の船体は浅水域で性能を発揮できるよう設計されており、防弾装甲が施されている[4][7][注釈 1]。装甲材には軽量なダイニーマ(超高分子量ポリエチレン)が使用されており、MkIII型の場合7.62×51mmライフル弾に抗堪可能なNIJ レベル3規格の防弾能力がある[6][7]。 主機関にはキャタピラー社のディーゼルエンジン2基を搭載し、ウォータージェット2基で推進する[1]。最大速力は29ノット、航続距離は25ノット巡航時で513海里である[1]。 装備兵装は機関銃のみで、最初に建造された3隻は12.7mm重機関銃を3基装備していた[1]。後期型であるMkII型の場合、艇首と艇尾にブローニングM2 12.7mm重機関銃を搭載可能な防盾付き銃座が1か所ずつと、両舷にM60 7.62mm機関銃またはM249 5.56mm機関銃を搭載可能な銃架が1か所ずつ用意されている[4][7]。艇尾銃座についてはMk19 40mm自動擲弾銃を装備することも可能[4][7]。MkIII型の場合、火力支援艇や偵察艇モデルにはRWS(遠隔操作式銃座)が装備される[6]。 電子装備については、対水上レーダーとしてレイセオン社のR70を装備しているほか、ソナー、赤外線カメラ、VHF・UHF・HF無線機を搭載している[1][4]。 運用国
脚注注釈出典
参考文献
関連項目 |
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