M39多目的装甲車

M39多目的装甲車
朝鮮戦争時のM39多目的装甲車
基礎データ
全長 5.28 m[1]
全幅 2.87 m[1]
全高 2.00 m[1]
重量 15.2 t[1]
乗員数 2名 + 兵員8名[1]
装甲・武装
装甲 最大12.7 mm[1]
主武装 12.7mm重機関銃M2×1基[1]
機動力
速度 80km/h[1]
エンジン コンチネンタル R-975-C4
行動距離 240km
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M39多目的装甲車(M39たもくてきそうこうしゃ、英語: M39 Armored Utility Vehicle)は、アメリカ第二次世界大戦-朝鮮戦争にかけて運用されていた砲兵トラクター装甲車である。1944年11月に制式化された[1]。既製のM18 ヘルキャット駆逐戦車をベースに改造して作られた。

概要

当初、M39はM5 3インチ砲牽引車として開発された。前線から引き上げられた初期生産型のM18 ヘルキャットから、1944年10月-1945年3月までの間に約650両(うち10両は指揮偵察型)が改造され、第二次世界大戦終盤のヨーロッパ戦線に投入された。しかし、大戦中の牽引式対戦車砲部隊は損害が大きく、自走砲部隊に改変されたため、本来の牽引車としての任務からは外されることとなった。後に朝鮮戦争に派遣され、M41自走榴弾砲への弾薬補給・前線への物資補給に活躍し、1957年アメリカ陸軍から退役した。

M18の砲塔は撤去されており、上面に大きく角型に開かれた開口部が設けられ、その周囲に装甲板が装着されている[1]。乗員は2名で、車内に兵員8名を搭載することができた[1]。武装としては、開口部前方の銃架に12.7mm重機関銃1基を搭載できる[1]

ギャラリー

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 鮎川ほか 2024, p. 107.

参考文献

  • TM 9-755 (1943-1945)
  • TM 9-1725
  • TM 9-1731
  • TM 9-1750D
  • TM 9-1755
  • SNL G-163
  • 鮎川置太郎ほか『世界の戦車パーフェクトBOOK 決定版』コスミック出版、2024年2月4日。ISBN 978-4-7747-4337-0 

外部リンク

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