Object Data Management GroupObject Data Management Group (オブジェクトデータマネージメントグループ、ODMG) は、1991年夏にオブジェクトデータベース (オブジェクトデータベース管理システム、ODBMS) の開発企業の人々が会した朝食で、サン・マイクロシステムズのリック・キャッテルが提案し主導して設立された、標準化団体である。 目的ODMGの第一の目的は、ソフトウェア開発者に、オブジェクトデータベース製品およびオブジェクトリレーショナルマッピング製品を使う、移植性のあるアプリケーションソフトウェアを記述するために必要な仕様の集まりを提供することであった。 この目的のために、データスキーマ、プログラミング言語バインディング、データベースのデータの操作と照会を行う言語 (データベース言語、問い合わせ言語(QL)) に移植性をもたせる必要があった。 歴史ODMGのもともとの団体名称は Object Database Management Group であった。 後にODMGは、その任務をオブジェクトデータベースの製品とオブジェクトリレーショナルマッピングの製品の双方の仕様群を作ることに拡大したことを反映して、団体の名称を Object Data Management Group に変更した。 1993年から2001年の期間に、ODMGは、ODMG仕様の策定を行った。 ODMGの仕様は、改訂を重ね5つの版が公開された。 ODMGの最新バージョンはバージョン3.0である。 ODMGは、2001年に ODMG 3.0 を公開した後に、解散した。 ODMG 3.0 仕様の構成ODMG 3.0 は次の内容から構成される。
現状ODMG 3.0 の仕様は、2000年に書籍という形で公開された[1]。 2001年までに、オブジェクトデータベース (オブジェクトデータベース管理システム、ODBMS) 製品の開発企業とオブジェクトリレーショナルマッピング製品の開発企業は、ODMG Java言語バインディングに対応する作業をすることを主張した。 Java言語バインディングは、ODMG仕様の他の構成要素と適合するようにODMG仕様に含められた[2]。 2001年に、ODMG Java言語バインディングは、Javaの仕様の標準化プロジェクトである Java Community Process (JCP) に、Java Data Objects (JDO) 仕様の基礎として位置づけられた。 ODMGに参加している企業は、自分たちの経営資源を Java Data Objects (JDO) 仕様の策定に集中することを決めた。 その結果2001年に、ODMGは、解散した。 2004年に、Object Management Group (OMG) は、ODMG仕様の著作権をもつ Morgan Kaufmann Publishers によって、OMG仕様として ODMG 3.0 の仕様を改定する権利を取得した。 2006年2月に、OMGは、Object Database Technology Working Group (ODBT WG, オブジェクトデータベース技術作業グループ) という作業グループを立ち上げたことを、公表した。 OMGは、オブジェクトデータベースの第4世代標準についての作業を進めることを計画している。 ODMG に準拠したデータベース管理システム (DBMS)
脚注参考文献
文献案内
外部リンク
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