SMEE (ブランド)
SMEE(スミー)は、株式会社ロボプランニングのアダルトゲームブランド。HOOKSOFTのサブブランド。 歴史SMEE誕生の背景について、代表の宅本うとは「波に乗っていた時期でしたが、[中略]HOOKSOFTが落ちた時でも生き残る手段を作ろうとなりまして、複数ブランドを作って運営するという下地を作っていこう、という流れを汲んだというのがスタートでしたね。」と、ASa Project代表の天都との対談の中で語っている[1]。 また、この時27歳だった宅本は引退を考えていたが、亜佐美からサブブランドを任せたいと相談が寄せられ、悩んだ末に受け入れたと天都との対談の中で明かしている[1]。ただし宅本は原画家出身であり、スクリプトなどの経験はあったものの、企画やディレクターは初めてであり、HOOKとの競合も問題視された[1]。一時はHOOKとの差をつけるためにダーク路線にしてはどうかという話もあったが、最終的には同様の方針となった[1]。作品として完成させる必要があったことに加え、もう一つのブランドである「TJR」が重い作品[注釈 1]を扱っていたため、SMEEのデビュー作である『リリミエスタ』は明るい純愛作品となった[2]。 『リリミエスタ』と、2作目の『晴れハレはーれむ』は宅本うとがSMEEスタッフとして外注スタッフをまとめていたが、無理が生じたため、3作目となる『らぶでれーしょん!』にてシナリオライターの早瀨ゆうがSMEE専属スタッフとして加わった[2]。宅本は2017年のインタビューの中でこの作品はその後のSMEEのベースとなったと述べている[2]。一方、『らぶでれーしょん!』 ではターゲット層以外にまで買わせてしまうなどの課題が残り、その反省として4作目となる『ラブラブル 〜lover able〜』が作られた[2]。この作品は、「ヒロインの可愛さ」と「イチャラブ」を組み合わせるというSMEEの作風を確立させる作品となった[3]。 早瀨ゆうは2020年にSMEEを退社し、以降は外注として参加している[4]。 作風宅本はSMEEの作風について「『二次元萌え』をテーマとしているが、アダルトゲームのヒロインである以上可愛いだけでなく性的な魅力も必要であると私は考えています。そのようなヒロインを描こうとすると、ある程度精神的に成熟した、頭身の高いヒロインが必要です。そして、そのようなヒロインをちゃんと描けることにより、ロリ系ヒロインの個性もたてられると考えています」と2017年のGame Headlineとのインタビューの中で述べる一方、「自分の作りたいものを突き詰めた方がHOOKSOFTとの個別化も達成できるため、そのようなことはあまり難しく考えないようにしています」とも述べており、SMEEの多彩さをユーザーが楽しめるようにするためにも、開発上の縛りは設けないという方針をとっていることを明かした[5]。 また、「二次元萌え」の一環として、各作品の公式ウェブサイトのレイアウトは性風俗業のウェブサイトを参考にしている[5]。たとえば、2017年11月24日発売の『Making*Lovers』は出会い系サイトのレイアウトを参考にしており、トップページにアクセスすると「どんな恋愛をしたいか」という旨の質問文が表示され、その下にある選択肢のボタンを押すと各ヒロインのページに移動するという演出がとられている[5]。 作品一覧
他ブランドとの共同制作
脚注注釈出典
外部リンク
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