SkyDrive (企業)
株式会社SkyDrive(スカイドライブ)は、日本の空飛ぶクルマ、ドローンを販売している企業。 概要eVTOLマルチコプター有人機を開発する有志団体CARTIVATORのメンバーを中心に発足。当初同団体との共同開発を行っていたが、2022年にCARTIVATORの活動内容変更に伴い、空飛ぶクルマSkyDriveの開発事業を引き継いだ[3][4]。 2022年5月18日、物流ドローンの新サービス『SkyLift Plus』を発表[5]。『SkyLift Plus』は1回の飛行で30kgの重量物の運搬が可能で、着陸せずにどこでも荷下ろしできるホイスト機能を搭載する[5]。 歴史
受注出資企業2023年5月時点[52]
拠点
子会社
開発機種→「SkyDrive (空飛ぶクルマ)」も参照
同社では有人機及び無人機を開発中である。 有人機![]()
無人機(貨物運搬ドローン)
SKYDRIVE機体諸元(予定値)同社初の商用機予定有人機であるSKYDRIVEの諸元は以下のようなものである。当初2025年日本国際博覧会でのエアタクシーサービス運行を目標としていたが[53][54]、2024年6月に商用運航を断念、デモフライトにとどめるとした[55]。 同機種は2022年6月19日に発表された仕様変更でより大型化し、乗員が2人から3人に増加した[33]。
当初予定価格は1億円程度としていたが、2023年4月13日に行われた機体の個人向け予約販売開始についての発表では、価格は150万ドル(約2億円)とした[30]。仕様変更に伴う価格改定についてはアナウンスされていない。 空飛ぶクルマ実用化への課題経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構、国土交通省は、ドローンや空飛ぶクルマの普及に向けた動きを進めており、2022年度から「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト」を開始した[56]。今後法整備についても進めていくとしている。 しかし現状、SD-05をはじめとした電動マルチコプターとしての空飛ぶクルマは根本的に、動力となるバッテリーの蓄電容量の問題から航続距離の制約が大きい。その一方で、多数の電動モーターのプロペラを備えることから機体構造や制御系が複雑であり、機体価格は高くなる。実質的に競合する旧来型のシングルローターのヘリコプターは、SKYDRIVE仕様変更前の2人乗りだった時点において、ロビンソン・ヘリコプターのロビンソン R22が同様に乗員数2人でありながら、最大巡航速度が178km/h、航続距離が460kmといずれも同機種を大幅に上回っており、機体価格も約36~38万ドル(約5,000万円)と安価であることが指摘されていた[57]。3人乗りへ変更されて以降も、依然として同様の乗員数クラスの従来型ヘリコプターとの性能差・価格差は大きい。 このため空飛ぶクルマの普及のためには、巡航速度および航続距離の向上と機体の低価格化が必要と考えられる。 脚注
関連項目
外部リンク |
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