TMI総合法律事務所
TMI総合法律事務所(てぃーえむあいそうごうほうりつじむしょ;TMI Associates:略称「TMI」)は、日本の法律事務所。 概要組合としてのTMI総合法律事務所と弁護士法人としての弁護士法人TMIパートナーズの共同事業。 五大法律事務所(略して「五大」;"Big Five")のひとつとして知られる。「五大」の中では「新参者」[1]とされるが、弁護士退所者数・退所者率10年平均は「五大」の中で最も低く[1]、平成期に急成長を遂げた法律事務所である。 企業法務及び知的財産法務を中心とする総合法律事務所であり、多数の弁理士を擁するのが特徴である。所属弁護士数は624人(2024年(令和6年)1月末現在)で、日本の法律事務所としては所属弁護士数第4位である[2]。さらに弁理士も100人近く所属しており(日本の弁理士事務所の中で弁理士数第4位)、大所帯の事務所となっている。 1990年10月1日、西村眞田法律事務所(現在の西村あさひ法律事務所)における知的財産部門の田中克郎、松尾栄蔵、遠山友寛らが弁理士の稲葉良幸を迎えて、弁護士10名・弁理士1名で創立した。「TMI」という名称は、創業時のメンバーの姓の頭文字から取っている[3]。 設立当初から知的財産権の分野を得意とし、「知財のTMI」[4]とも呼ばれる。その後、M&Aやファイナンスなどの分野に進出し、現在では、ITやスポーツ、エンタテインメントの分野から、プロジェクト・ファイナンスまで、総合的なリーガルサービスを提供するに至っている。代表の田中は「うちは弁護士に、やりたいことは大いにやってくれと言っています。よく「西村利郎先生(現・西村あさひの創立弁護士)がいらっしゃった頃の西村眞田法律事務所の良さが残っている」と言われます。西村先生は自由にさせてくださいました。」[5]と自負する。事務所の規模拡大については、他の法律事務所との合併よりも弁護士を自前で採用し教育していくことを重視する[4]。 いくつもの中小規模渉外法律事務所が英米の大手法律事務所のネットワークの中にその東京事務所として組み込まれる中で、あくまで対等の立場で複数の外国法律事務所と提携を行っているのが特徴である[4]。また、1998年には中国に上海オフィス(TMI律師事務所上海代表処)を開設している。 近年は、2011年以降、東・東南アジア各地にも進出している。その一方で、2012年には新たに一部パートナーによって設立した弁護士法人TMIパートナーズ(その主たる事務所(在東京)の名称も「TMI総合法律事務所」)の従たる事務所という形で、名古屋オフィス(名称は「TMI総合法律事務所名古屋オフィス」)を開設し、国内展開も図っている。 沿革
代表的な所属弁護士などパートナー弁護士カウンセル弁護士客員弁護士顧問弁護士
顧問過去に所属した弁護士
脚注出典
外部リンク |
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