ウボンラーチャターニー県

ウボンラーチャターニー県
จังหวัดอุบลราชธานี
ウボンラーチャターニー県の位置
タイの国旗 タイ王国
県庁所在地ムアンウボンラーチャターニー郡
面積16,112.650 km²
人口1,836,523 人 2013年
人口密度113.98 人/km²
ISO 3166-2TH-34
  • この項目は英語版を元に作成されています。

ウボンラーチャターニー県(ウボンラーチャターニーけん、タイ語:จังหวัดอุบลราชธานี)はタイ東北部の県(チャンワット)の一つ。シーサケート県ヤソートーン県アムナートチャルーン県と接し、ラオスカンボジアとの国境を有する。

地理

ウボンラーチャターニーの郡・コーンチアムは、コーラート台地最大の川・ムーン川メコン川と接する地点である。この後メコン川はタイ領から離れラオス内部を通ることになる。また、ラオス、カンボジアとの接点はエメラルド・トライアングルと呼ばれる。これは、この地帯のモンスーンによってはぐくまれた森林があたかもエメラルドのように緑色に茂っているからだと言われる。

歴史

タイの先住民族は、ネグリトマニ族英語版である。

イサーン地方から中央ラオスにはSi Kottaboon文化が栄えた時期があった。紀元前1500年頃にファターム英語版: ผาแต้ม: Pha Taem)の壁画が描かれた。

その後クメール王朝の領土になった時期を経て、タイの民族移動英語版が起こり、タイ族系のアユタヤ王ラーマーティボーディー1世がこの地に住んでいたクメール人を撃退し、この地域をアユタヤ王朝に組み込んだ。アユタヤ王朝が1767年滅びると、カー族スワイ族が住み着くようになったが、20年後チャクリー王朝(現タイ国)のラーマ1世は、この地の有力者、ターオ・カンポーンを国主に任命し、1786年この地は再びタイに組み込まれた。同時に現在のウボンラーチャーターニー市も建設されている。後の1792年にはウボンラーチャーターニー県が成立。その後ナコーンラーチャシーマー県に組み込まれたこともあったが、1933年再び県として成立した。1972年1993年には県内の一部がそれぞれ、ヤソートーン県アムナートチャルーン県として独立した。

2025年7月24日、国境付近の寺院をめぐりタイ軍カンボジア軍が衝突。双方で死傷者が出た。カンボジア側から重火器とロケット弾の発射が報告されているとし、国境付近の住民の避難が呼びかけられた[1][2]

交通

陸路

国境を越えてラオスパークセー郡へ接続されている。

鉄道

タイ国有鉄道東北線によりバンコクまで通じている。本県のメイン駅は県名と同じウボンラーチャターニー駅であるが、県庁所在地であるムアンウボンラーチャターニー郡にはなく、ワーリンチャムラープ郡に位置する。1日に22本(11往復)の列車が発着し、特急列車利用によるバンコクまでの所要時間は約8時間である。

県章

県章

県章は名前のウボンラーチャターニー(ハスの王都)にあやかって、ハスがデザインされている。

県花もハス、また県木はヤーンナー(Dipterocarpus alatus)である。

脚注

  1. ^ 中国、カンボジアとタイの国境係争地衝突に「深い懸念」表明”. AFP (2025年7月24日). 2025年7月26日閲覧。
  2. ^ タイ・カンボジア国境紛争、戦闘が2日目に突入”. CNN (2025年7月25日). 2025年7月26日閲覧。

行政区分

ウボンラーチャターニー県は25の郡(アムプー)にわかれ、さらにその下位に219の町タムボン、2469の村(ムーバーン)がある。

ウボンラーチャターニー県の郡
  1. ムアンウボンラーチャターニー郡
  2. シームアンマイ郡タイ語版
  3. コーンチアム郡タイ語版
  4. クアンナイ郡タイ語版
  5. ケーンマラート郡タイ語版
  6. デートウドム郡タイ語版
  7. ナーチャルワイ郡タイ語版
  8. ナムユーン郡タイ語版
  9. ブンタリック郡タイ語版
  10. トラカーンプートポン郡タイ語版
  11. クットカーオプン郡タイ語版
  12. ムワンサームシップ郡タイ語版
  13. ワーリンチャムラープ郡タイ語版

関連項目

外部リンク

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