ウーマン・アクロス・ザ・リヴァー
『ウーマン・アクロス・ザ・リヴァー』(Woman Across The River)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、フレディ・キングが1973年に発表したアルバム[3]。キングがシェルター・レコードで作った3枚のアルバムの3枚目である[4]。これら3枚は、『King Of The Blues』と銘打ったコレクションとして再発されている[5]。 本作はビルボードのトップ200で最高位158位を記録している[6]。 解説シェルターでの他の2枚と同様、『ウーマン・アクロス・ザ・リヴァー』のプロデュースは同レーベルのトップだったレオン・ラッセルが担当している[3]。キングをサポートしたのは多くのセッション・ミュージシャンで、その中にはベースのカール・レイドル、ドラムスにはジム・ケルトナーがいた[7]。 レコーディングはオクラホマ州のパラダイス・スタジオ、ミキシングはメンフィスのアーデント・スタジオでそれぞれ行なわれている[8]。キングはウィリー・ディクソンの楽曲を2曲(「フーチー・クーチー・マン」、「 アイム・レディ」)取り上げている[9]。 アルバムからは1973年、タイトル曲「Woman Across The River」がシングル・カットされている(B面は「Help Me Through The Day」)[10]。 評価
日刊紙の「モントリオール・ガゼット」は本作について「痛々しいほど機械的で、まるで人間が殆ど関わっていないかのようである」と評した[13]。 月刊誌の「テキサス・マンスリー」は「十分と呼ぶ以上の内容だ」と評しつつ、「ロック・サウンドに歩み寄りすぎである」としている[15]。 「オールミュージック」は「ロック寄りなヘヴィーな音かもしれない」としつつ、「キングの最後のシェルターのアルバムは、ときにストリングスが入るアレンジや女性のバック・ヴォーカルの配置など、これまでのどの作品よりも入念なプロデュースがなされたものと言える」と指摘した[11]。 「ブルース・レコーディングのペンギン・ガイド」は、「1970年代初期にブルースが通過したぶざまなフェーズを反映したものだ」と述べている[16] 。日刊紙「コマーシャル・アピール」は、「Help Me Through The Day」を「ラッセルによる素晴らしきバラード」と絶賛した[8]。 収録曲
参加ミュージシャン
注釈
外部リンク
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