パピヨン (1973年の映画)
『パピヨン』(Papillon)は、1973年のアメリカ合衆国の伝記犯罪映画。監督はフランクリン・J・シャフナー、出演はスティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンなど。 胸に蝶の刺青をしていることで「パピヨン」と呼ばれた男が、1931年に無実を叫びながら終身刑となったものの、脱獄に成功し、後にベネズエラ市民権を取得したというアンリ・シャリエールの同名自伝小説を映画化したもの。当時の公開コピーによると、小説は世界1,000万部のベストセラーを記録。 製作のロベール・ドルフマンと製作総指揮のテッド・リッチモンドは、『レッド・サン』で、大スターの顔合わせを実現して話題となっており、つづいて本作でもマックイーンとホフマンの2大スター共演を実現させた。 ジェリー・ゴールドスミスの音楽は、1973年度のアカデミー作曲賞にノミネートされ、しばしば映画音楽の名曲の一つとしてコンサートなどで取り上げられてきた。 日本では、1974年3月に初公開。1977年5月にリバイバル公開された。なお、DVDが1996年12月5日に発売され、2003年10月1日に「パピヨン 製作30周年記念 特別版」のDVDが発売された。 ストーリー
ケチな金庫破りで捕まった男。その男は「胸に蝶の刺青」を入れていることから、「パピヨン」とあだ名されていた。パピヨンは仲間の裏切りに遭い、幾つもの罪を着せられた末に「終身刑」の判決を受けてしまう。この刑を受けた人間は、祖国フランスを追放される上に、南米ギアナのデビルズ島で過酷な強制労働が科せられるのだった。 パピヨンは脱獄することを決意するが、それには看守を買収した上、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。そこでパピヨンは、同じ服役囚のドガという男に目を付ける。ドガは国債偽造で逮捕された男で、今もその腕が噂される偽札作りの天才だった。 当初、パピヨンはドガと取引することで逃亡費用を稼ごうとするが、やがて2人は奇妙な絆で結ばれてゆく。 キャスト
スタッフ
出典
関連項目
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