マルコと銀河竜 〜MARCO & GALAXY DRAGON〜
『マルコと銀河竜 ~MARCO & GALAXY DRAGON~』(マルコとぎんがりゅう)は、TOKYOTOONより2020年2月28日に発売された美少女アドベンチャーゲームである。 概要本作はTOKYOTOONのアダルトゲームブランド「HARUKAZE」の美少女ゲーム『ノラと皇女と野良猫ハート』シリーズのスタッフによる、全年齢向けアドベンチャーゲームである。ノラと皇女と野良猫ハートと同様に、企画・脚本をはとが担当し、キャラクターデザインを大空樹が担当している。パッケージ版の発売日と同日にSteamで全世界配信された。音声は日本語のみ、字幕は日本語・英語・簡体中文・繁体中文に対応している[1]。 本作の特徴として、アドベンチャーパートの合間の要所要所に流れる形でカートゥーンスタイルのアニメーションを収録している[1]。また、美少女ゲームとしては非常に多い1000枚以上のスチル・CGを収録しており、アニメのカット割りのようにワンシーンの中で複数のCGを切り替えながら物語が展開する[2]。 2019年10月25日より予約が開始され、2019年12月27日にSteam他にてゲームの体験版が、SteamとYouTubeにてOPムービーが公開された[1]。 ストーリー10年前、人さらいに遭い奴隷として盗賊ギャングに買われた孤児の少女・マルコは、ブラックホールから生まれたという銀河竜・アルコと共に、トレジャーハンターとして銀河を駆け巡りながら盗んだ宝を売って食費を稼ぐ暮らしを続けていた。そんな2人は、ある惑星の遺跡で銀河に1つしか無い希少な宝石・トカゲ石を盗み出す。トカゲ石を売って金にするため、そしてマルコの宝もの「母親」を探すために、2人はマルコの故郷である地球の金紐市(ゴールドコード)を訪れる。ゴールドコードを舞台に、マルコとアルコとトカゲ石を巡る大騒動が幕を開ける。 キャラクターメインキャラクター
サブキャラクター
スタッフ
ゲーム主題歌
開発シナリオライターのはとは、『ノラと皇女と野良猫ハート2』を発売した後に、やりつくしたと感じていた一方、新しいことをしないと成長できないとも感じていた[5]。 同時期、Steamを通じて海外にもキャラクターやストーリーのあるゲームのファンがいることに気づいたはとは、彼らに向けて新しいものや面白いものを出そうと考えていた[5]。 また、はとは次回作の構想を練る中で、ノベルゲームにおいて一文一文クリックして読んだ際のテンポが心地よいと他の媒体とは異なる速度間や没入感が得られると考えており、いかにして突き詰めようかと考えていた[5]。 グラフィックはとがテンポ感を突き詰めた末に「絵の情報量を増やして文章を減らす」という手法を選んだ結果、CGが増えることとなり、グラフィックの制作体制はアニメ制作でいうところの原画づくりに近いものとなった[5][6]。 また、はとがカートゥーン好きだったことに加え、海外のユーザでも通じる文法があったほうがよいという観点から本作ではカートゥーン調のアニメパートが導入された[5]。 国内にカートゥーンの制作会社およびそのノウハウを持つ会社がなく、最終的にはうぐいす工房のつくしやまが監督として起用された[5][6]。 当初、マルコはもっとくりくりした目をしていたが、のちに三白眼に変更された[5]。はとはマルコのデザインの変更により全体図がイメージしやすくなったとIGNとのインタビューの中で話している。 反響本作は、カートゥーンを採用したPVによって、発売前の段階から海外で注目を集めていた[6]。 TOKYOTOONの広報担当者・なかがわがBugBugとのインタビューで語ったところによると、発売後も海外からの反響は大きく、有志がロシア語版を製作することもあったという[4]。 受賞本作は萌えゲーアワード2020にて、イノベーション賞の金賞を受賞した[7]。 出典
外部リンク
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