ミスター・メルセデス (テレビドラマ)
『ミスター・メルセデス』(Mr. Mercedes)は、アメリカ合衆国の犯罪テレビドラマシリーズであり、スティーヴン・キングのビル・ホッジスを主人公とする小説三部作(『ミスター・メルセデス』、『ファインダーズ・キーパーズ』、『任務の終り』)に基づく。 概要シリーズは引退した刑事のビル・ホッジスと“ミスター・メルセデス”凶悪殺人事件の犯人ブレイディを追う。事件は迷宮入りし、ブレイディはビルを挑発し、ビルは事件を再調査する。 2017年8月9日からAudienceで放送されており、シーズン3は2019年9月10日から放送された。デビッド・E・ケリーによって製作され、ブレンダン・グリーソンとハリー・トレッダウェイが主演する。 日本ではスター・チャンネルおよびAXNで放送され、Amazonビデオで配信されている。 登場人物メイン
リカーリング
あらすじシーズン1のあらすじシーズン1は原作第一部の『ミスター・メルセデス』に基づく。オハイオ州クリーブランドで、盗まれたメルセデス・ベンツが人々の列に突っ込んで16人を殺す。ビル・ホッジス刑事が捜査するが迷宮入りとなる。2年後、優秀なエンジニアである犯人のブレイディは家電量販店に勤め、過保護の母デボラと鬱積した暮らしを送る。修理の際にコンピューターに仕掛けをすることで、車の持ち主を責めて自殺に追い込んだのち、ビルを挑発し監視する。引退していたビルは事件を再調査し、世論に責められて自殺したベンツの所有者オリヴィアの妹ジェイニーと親しくなり、事件の調査員として雇われる。ビルはジェイニーの従妹ホリーと、友人で優等生の高校生ジェロームに助けられる。ブレイディはビルを苦しめるためにジェイニーを殺すが、自分の用意した毒を母デボラが誤って食べ死んでしまう。コンピューター修理から足がついたブレイディは家に放火して死を偽装する。美術館のパーティーを爆破してホリーやジェロームを殺そうとし、見とがめたルーを刺すが、ホリーに阻止されて脳に損傷を負い昏睡状態となる。 シーズン2のあらすじシーズン2は原作第三部の『任務の終り』に基づくが、ストーリーや登場人物は大きく変更されている。3年後、ビルはホリーと探偵事務所を立ち上げ、夏休みに帰郷したジェロームが手伝う。中国の製薬会社の幹部である妻コーラに依頼された脳神経科医のバビノーが、昏睡状態のブレイディに脳治療の新薬をひそかに投与する。ブレイディの意識は目覚め、病院の従業員を操ってビルを襲わせる。やがてブレイディは覚醒するが、新薬の投与無しでは死ぬことを知って自首する。治療後の自分は犯人とは別人格になったと主張する。バビノー夫妻や医学界も新薬の有効性を訴えて同調し、メルセデス事件の裁判は棄却されそうになる。地区検事補のモンテスは、ブレイディに刺された体験から立ち直れないルーを証言台に乗せるが、ルーはブレイディを射殺する。 シーズン3のあらすじシーズン3は原作第二部の『ファインダーズ・キーパーズ』に基づくが、ストーリーや登場人物は大きく変更されている。 ルーは精神鑑定を受けて精神病棟に送られたのちに裁判に戻り、一時ブレイディにとりつかれたような行動をとる。裁判は不利となるが、ビルやホリーの証言で執行猶予を勝ち取る。 地元に住む著名な作家ロススティーンのファンであるモリス・ベラミーは作家の家に侵入し撃ち合いとなって作家を殺してしまい、未発表の原稿と大金を持って逃げだす。だが帰り道で交通事故に遭って負傷し、身一つで病院に担ぎ込まれる。父がメルセデス事件の後遺症に悩む高校生のピート・サウバーズがモリスの事故車から金と原稿を見つけて持ち帰り、原稿を売ろうとする。モリスは年上の愛人のアルマとともにロススティーンの原稿に執着して探す。アルマはその過程でモリスの恋人と古書店主を殺す。。ビル、ホリー、そして休学中のジェロームは賞金のかかった原稿を探す。モリスはピートの母親を人質に取り、恋人を殺したと知ってアルマを殺す。モリスとピートが母親と原稿の交換をしようとする場にビルが現れてモリスを殺し原稿は燃えて失われる。 ホリーはブレイディが犯行に使ったメルセデスを受け取って塗装しなおし、ルーの弁護士フィンケルスティーンと交際し始める。妊娠した娘のアリーがビルと同居し始める。ルーはブレイディと同じくアイスクリーム屋を始める。 エピソードシーズン1 (2017)
シーズン2 (2018)
シーズン3 (2019)
脚注注釈
出典
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