小樽市警察小樽市警察(おたるしけいさつ)は、かつて存在した北海道小樽市の自治体警察。 概要旧警察法が施行されたことで、従来の北海道警察部(旧北海道庁警察部)が解体され、1948年(昭和23年)3月7日に小樽市警察署が設置された。 その後、1954年(昭和29年)に、旧警察法を全面改正する形で新警察法が公布された。これにより国家地方警察と自治体警察が廃止され、新たに都道府県警察として北海道警察本部が発足。小樽市警察も北海道警察に統合され、姿を消した。 組織1948年3月に小樽市警察署が発足する際にしての組織機構は以下の通り[1]。
さらにその下に以下の各係が置かれた[2]。
1950年(昭和25年)1月、治安課を捜査課と警備課の二課に分離、その下に鑑識係と捜査係を設置。総務課は警務課と調査課の二課に分離し、その下に人事装備、監査教養、会計、通信、庶務、調査の各係を設置。外務課を廃止して警邏課と交通課の二課にし、この外に経済課と水上出張所が置かれていた。同年3月には経済事情の好転で経済統制が大幅緩和されたことに伴って、経済課は捜査課に併合された。同年11月、経済係を主体とする防犯課が新設され、その下に防犯、保安、鑑識係が付属された。この時点での小樽市警察署の気候は以下の通り6課1出張所13係となった[2]。
1953年8月の機構改正後は以下の通り。なお調査課は外部との折衝や企画、予算、文書受理を処理する部署だったが廃止されて警務課に移管[2]。この他に地区警邏隊と無線車両隊が置かれた[3]。
職員小樽市警察署が発足した1948年3月時点での警察吏員は の合計289名であった[4]。翌1949年(昭和24年)4月には機構改定で警部5名、巡査部長35名に増員。1950年2月には階級別定員規則改正に依り、警視正1名、警部6名、警部補12名、巡査部長38名、巡査242名の合計299名に、同年10月の防犯課増設により警部1名が増員となった。自治体警察が廃止される前年の1953年(昭和28年)の8月時点では
の合計300名[5]。この他に職員として
総計355名[5]を有していた。 装備小樽市警察署が発足した1948年3月時点で車両は を保有していた[6]。自治体警察としての機動性を高めるため、1948年11月にはサイドカー1台が、1949年2月には側車2台とオートバイ1台を、1950年には交通指導車両1台、1952年にはスクーター2台(シルバービジョン)を購入した[6]。自治体警察としての小樽市警察から北海道警察に統合された小樽警察署となった時点での配備車両は以下の通り[6]。
出典
参考文献
関連項目 |
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