西調布駅(にしちょうふえき)は、東京都調布市上石原一丁目にある、京王電鉄京王線の駅である。京王中央管区所属。駅番号はKO19。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。橋上駅舎を備える。現駅舎は2011年(平成23年)1月16日に使用開始した。改札内コンコースと各ホームを連絡するエレベーター・エスカレーターと、北口・南口地上部と改札外コンコースを連絡するエレベーター、南口地上部と改札外コンコースを連絡するエスカレーターが設置されている。
旧駅舎は駅東端の上りホーム側地上部にあった。
トイレは旧駅舎時代、上りホームに設置されていたが、橋上駅舎供用開始時に改札脇に移設され、ユニバーサルデザインの一環としての「だれでもトイレ」も設置された。
以前は構内に売店 (A LoT) があったが、2007年(平成19年)6月18日の閉店後、自動販売機が設置された。
橋上駅舎化された現在でも、旅客上屋改修などの改良工事を行っている。
のりば
利用状況
2024年度(令和6年度)の1日平均乗降人員は16,652人である[京王 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度別1日平均乗降・乗車人員[3]
年度
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1日平均 乗降人員[4]
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1日平均 乗車人員[5]
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出典
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1955年(昭和30年)
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4,239
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1960年(昭和35年)
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7,488
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1965年(昭和40年)
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13,982
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1970年(昭和45年)
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17,961
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1975年(昭和50年)
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16,690
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1980年(昭和55年)
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16,704
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1985年(昭和60年)
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17,086
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1990年(平成02年)
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18,876
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9,274
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[* 1]
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1991年(平成03年)
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[注釈 1]19,268
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9,432
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[* 2]
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1992年(平成04年)
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9,175
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[* 3]
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1993年(平成05年)
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8,844
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[* 4]
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1994年(平成06年)
|
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8,679
|
[* 5]
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1995年(平成07年)
|
17,455
|
8,495
|
[* 6]
|
1996年(平成08年)
|
|
8,616
|
[* 7]
|
1997年(平成09年)
|
|
8,397
|
[* 8]
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1998年(平成10年)
|
|
8,173
|
[* 9]
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1999年(平成11年)
|
|
7,795
|
[* 10]
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2000年(平成12年)
|
16,205
|
7,882
|
[* 11]
|
2001年(平成13年)
|
|
7,704
|
[* 12]
|
2002年(平成14年)
|
|
7,534
|
[* 13]
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2003年(平成15年)
|
15,684
|
7,604
|
[* 14]
|
2004年(平成16年)
|
15,782
|
7,663
|
[* 15]
|
2005年(平成17年)
|
15,635
|
7,718
|
[* 16]
|
2006年(平成18年)
|
15,293
|
7,732
|
[* 17]
|
2007年(平成19年)
|
15,394
|
7,732
|
[* 18]
|
2008年(平成20年)
|
15,336
|
7,707
|
[* 19]
|
2009年(平成21年)
|
15,261
|
7,666
|
[* 20]
|
2010年(平成22年)
|
15,380
|
7,723
|
[* 21]
|
2011年(平成23年)
|
15,789
|
7,913
|
[* 22]
|
2012年(平成24年)
|
15,924
|
7,978
|
[* 23]
|
2013年(平成25年)
|
16,216
|
8,121
|
[* 24]
|
2014年(平成26年)
|
16,310
|
8,164
|
[* 25]
|
2015年(平成27年)
|
16,764
|
8,377
|
[* 26]
|
2016年(平成28年)
|
17,009
|
8,501
|
[* 27]
|
2017年(平成29年)
|
17,496
|
8,753
|
[* 28]
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2018年(平成30年)
|
17,698
|
8,849
|
[* 29]
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2019年(令和元年)
|
17,610
|
8,814
|
[* 30]
|
2020年(令和02年)
|
13,029
|
6,512
|
[* 31]
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2021年(令和03年)
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[京王 2]14,071
|
7,104
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[* 32]
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2022年(令和04年)
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[京王 3]15,112
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2023年(令和05年)
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[京王 4]16,168
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2024年(令和06年)
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[京王 1]16,652
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駅周辺
橋上部にある改札を出て、北口は京王線と平行する旧甲州街道の上石原宿(布田五宿の1つ)から発展して来た地域となる。駅と街道の間には、西調布駅前通り商店会、および西調布一番街などによる商店街がある。南口にはJAマインズ西調布支店などがある西調布南口商店街がある。
また、プラットホームの西端は中央自動車道と交差しており、調布インターチェンジも至近である。
当駅は、京王線連続立体交差事業の対象外であることから地域格差が懸念され、地域住民や事業者などによる再開発推進(町づくり研究会)運動が起こり、2010年に調布市による「西調布駅周辺地区地区計画」が決定され、道路・駅前広場の整備が進み2017年3月に北口ロータリーの運用が始まった。今後南口についても道路・駅前広場が整備される予定である。
駅地名の上石原は、新選組局長・近藤勇ゆかりの地として知られている。近藤は1834年(天保5年)10月9日、武蔵国多摩郡上石原村辻(現調布市野水)で生まれたとされ、市内やその周辺の地域には史跡の生家跡や撥雲館、龍源寺など、近藤勇に関連する多数の史跡が保存されている。このことから、西調布駅周辺を「新選組局長 近藤勇生誕の地 上石原」と銘打ち、駅前の案内板の設置や、散策コースの紹介など、地域活性化へつなげる取組を行っている。また、毎年10月には上石原の西光寺で、「近藤勇生誕地まつり」が開催されている。[6]
2024年に調布市により「新選組局長 近藤勇 生誕190周年」デザインマンホール蓋が製作され、西調布駅北口から甲州街道にかけて、計15基が設置されている(令和6年度:10基、令和7年度:5基)[7]。 また同マンホールカードを2025年4月25日より調布市民西調布体育館にて無料配布されている(初回配布分として一万枚)。[8]
バス路線
北口ロータリーに2017年(平成29年)4月17日より京王バスが運行する路線バスが日中時間帯に限り乗入を開始している。
新たに乗り入れるようになった京王バス[調33]系統
- 西調布駅
- 調33 調布駅北口行(京王バス)
- 調33 多磨駅行(京王バス)
また、北口側には『上石原』バス停や『西光寺前』バス停、南口側には『上石原二丁目(西調布駅入口)』バス停があり、以下の路線バスが利用可能である。
- 上石原
- 調33・武91・武93 調布駅北口行き(京王バス)
- 武91 武蔵小金井駅行・多磨霊園裏門行(京王バス)
- 境91 狛江駅北口行・狛江営業所行・調布駅北口行(小田急バス)
- 境91 武蔵境駅南口行(小田急バス)
- 西光寺前
- 調33 調布駅北口行(京王バス)
- 調33 多磨駅行(京王バス)
- 西調布駅のロータリーに乗り入れない時間帯は当バス停が本系統における西調布駅最寄りとなる。
- 上石原二丁目(西調布駅入口)
- 調51 調布駅南口行(京王バス)
- 調51 車返団地折返場行(京王バス)
施設・名跡等
- 北口方面
- 南口方面
駅名の由来
駅開設当時の駅名である「上石原」とは、駅所在地の地名から名付けられた。現在の「西調布」は、駅周辺地域の発展に伴って改称された。
隣の駅
- 京王電鉄
京王線
- ■特急・■急行・■区間急行
- 通過
- ■快速(平日下りのみ)・■各駅停車
- 調布駅 (KO18) - 西調布駅 (KO19) - 飛田給駅 (KO20)
脚注
注釈
出典
- 東京都統計年鑑
- 京王電鉄の1日平均利用客数
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
西調布駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク