あいの里公園駅
あいの里公園駅(あいのさとこうえんえき)は、北海道札幌市北区あいの里2条8丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅である。駅番号はG11。電報略号はアコ。事務管理コードは▲130203[2]。札幌市最北端の駅[3]。 歴史![]() 札沼線が当地に開通する前の1932年(昭和7年)から「札沼線釜谷臼駅設置期成会」が旧篠路村の地元住民を中心に起こっていたが[3]、桑園駅 - 石狩当別駅(現:当別駅)間が1934年(昭和9年)に開通したときには、篠路村には篠路駅のみの設置となり、当地に駅は設置されなかった。 地元住民の陳情はその後も続き、1948年(昭和23年)4月にも周辺町村と共に請願を実施するが実現せず[4]、篠路村が札幌市に編入された直後の1955年(昭和30年)3月18日、札幌市議会定例会鉄道施設対策特別委員会に簡易乗降場の設置が請願された[4]。当時は札幌駅北口開設の目途が立たないことが札幌市の懸案事項になっている中での請願提出には異論もあったが、「今日札幌市に合併されて、従って今後郊外住宅地とならんとも限らないので」として原案通り可決され[4]、その3年後の1958年(昭和33年)に現在駅の南西約630メートルの位置(札幌市立あいの里東中学校の敷地南東に面する位置)に釜谷臼駅(かまやうすえき)として開業した。用地は地主から提供され、待合室も地元民の寄付金で建てられた。 1980年から札幌ニュータウン「あいの里」の開発が始まると、当駅の桑園方(桑園起点13.6 km)にあいの里教育大駅が請願、新設されたが、これにより当駅は新駅と駅間距離が短くなりすぎるために新十津川方に移転し[1]、その後駅名も変更された。 年表
駅名の由来→詳細は「あいの里」を参照
旧名の「釜谷臼」はアイヌ語で「平岩が・岸に・ついている」という意の「カマヤウㇱ(kama-ya-us)」に由来するとされるが[12]、札幌市によると当地に平たい岩があったという事実はないという[3]。 現駅名は住居表示が「あいの里」となったことと、近くに「あいの里公園」があることから[5]。 駅構造移転前の駅構造については前項を参照のこと。 現在の駅は桑園駅管理の無人駅。相対式ホーム2面2線(ホーム幅2m、長さ135m、6両対応[7][* 2])を持つ地上駅で、駅舎に面した上下本線ホームが2番線、対向の上り副本線ホームが1番線となっている[13][1]。交換列車の同時進入に対応するため、2番線の北海道医療大学方と1番線の桑園方には安全側線が設けられている[7]。両ホームは構内の北海道医療大学方に設けられた跨線橋(エレベーター併設)で結ばれている[13]。 駅舎はレンガを外壁に使用し、中央には蒸気機関車をイメージした円形のドームを配している[5]。駅舎内には待合施設のほか、自動改札機・自動券売機、トイレが設置されている[13]。 のりば
利用状況2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は1,383人である[* 1]。JR北海道内の駅別乗車人員で無人駅としては最も利用者が多い駅となっている。 近年の1日平均乗車人員の推移は下記のとおりである。
駅周辺札幌ニュータウン「あいの里」の東側最寄り駅である。 「あいの里」の開発が始まる5年前にあたる1975年(昭和50年)の時点では、駅周辺は一面の原野であったが[3]、現在は駅周辺の土地分譲販売が盛んに行われている。当駅と隣のロイズタウン駅間にはJR北海道最長の橋梁である石狩川橋梁がある。
隣の駅
脚注出典
報道発表資料
新聞記事関連項目外部リンク
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