いつかのメリークリスマス
「いつかのメリークリスマス」は、日本の音楽ユニット・B'zの楽曲。 概要オリジナル音源は、1992年12月9日にリリースされたミニ・アルバム『FRIENDS』に収録されているものである。シングルカットはされておらず、B'zの中でも人気のある楽曲のひとつである。B'zのベスト・アルバムには高い頻度で収録されており、それに伴い後述のような多くのバージョンが制作されている。 この曲についてメンバーの松本は、「数あるB'zのバラードの中でもメロディと歌詞のバランスが良く、特に気に入っている1曲」[6]と語り、また稲葉は「『FRIENDS』というコンセプトアルバムの中の曲という事で、ストーリーにとても気を付けて作詞した」[6]「これほどまでに皆さんに愛される曲になるとは想像できなかった」とコメントしている。また、2021年のインタビューで稲葉はこの曲を歌いこなすことについてずっと苦手意識を持っており、現在はスッと歌えていると語っている[7]。 人気B'zのベストアルバム『B'z The Best "Treasure"』(1998年9月20日発売)の収録曲を決める際のファン投票では6位にランクインし収録されたほか[8]、TBS系『COUNT DOWN TV』の「クリスマスに聴きたい歌」アンケートでは、1997年から2006年まで9年連続1位を獲得(2007年は2位[9]、2011年は2位)[注 2]。テレビ朝日系『ミュージックステーション』のリクエストランキングでも頻繁に登場し、自身の好きな楽曲のひとつにこの曲を挙げるアーティストもいる。テレビ東京系『JAPAN COUNTDOWN』の「クリスマスソング・セレクション」では、「発表以来長く愛されているクリスマス・ナンバー」「クリスマスの定番曲となった屈指のバラード」として選出された。 カラオケでも人気があり、第一興商調べによる「クリスマスソングの歴代カラオケリクエスト数ランキング」(集計対象期間:1994年1月〜2012年12月15日)では、本曲が1位となった[11]。番組内では、「幅広い世代の男女に人気がある」「クリスマスシーズンに限らず歌われている」と解説された。 「いつかのメリークリスマス 〜『恋するハニカミ!』バージョン〜」が収録された『B'z The Best "Pleasure II"』が発売された2005年には、本楽曲が「オリコントラックスチャート」12月12日付(1位)で初登場している[12]。 2011年には後述のタイアップもあって、レコチョク調べによる「着うたフル総合ランキング」[13]11月29日付(89位)で初登場。その後、同12月6日付 (30位)、同12月13日付 (11位)[14]と順位を上げてゆき、同12月20日付 (8位)[15]において、楽曲の発表から20年目にして初のTOP10入りとなった。 フェイス・ワンダワークスが2015年に発表したGIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた着信メロディを集計した「着信メロディ15年間ランキング」において15位にランクインした[16]。 参加ミュージシャンタイアップバージョン違い
演奏披露CM2011年放送のペプシコーラのCMで、サビの一部分のみではあるがB'zメンバーが「いつかのメリークリスマス」を演奏しているシーンが採用されている。 テレビ番組音楽番組での演奏は以下の4回である。
ライブ演奏披露された公演は以下の通りである。
収録アルバム『FRIENDS』 (1992年12月9日)
『B'z TV STYLE II Songless Version』 (1995年12月20日)
『B'z The Best "Treasure"』(1998年9月20日)
『The Ballads 〜Love & B'z〜』(2002年12月11日)
『House Of Strings』(2004年11月24日)
『B'z The Best "Pleasure II"』(2005年11月30日) 『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』(2008年6月18日)
ライブ映像作品他アーティストによるカバー公式にリリースされている音源では、以下のアルバムに収録されている。
また、テレビやラジオ番組では、aiko、安室奈美恵、Gackt、浜崎あゆみ[24]、矢口真里、吉岡聖恵 (いきものがかり)、TAKAHIRO (EXILE)、伴都美子 (Do As Infinity)、鬼龍院翔 (ゴールデンボンバー)、寺崎裕香、川畑要、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE[25]など。 ライブでは、元第3期WANDSの松元治郎 (旧:和久二郎)[26]、平井堅[27]、奥華子、MAY'S[28]、Daisy×Daisy[29]、パク・ジョンミン[30]、UVERworld[31]などがこの曲をカバーしたことがある。 脚注注釈出典
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