かんさい土曜ほっとタイム
かんさい土曜ほっとタイム(かんさいどようほっとタイム)はNHK大阪放送局製作のNHKラジオ第1放送の全国放送番組である。2004年4月3日から開始。2019年3月16日放送終了[1]。 概要元々土曜日は「土曜サロン」(1993年4月~2000年3月)「土曜ほっとタイム」(2000年4月~2004年3月)として、当初は毎週東京発、1996年4月からの月末だけ大阪発という形を取っていたが、2004年度からは毎週土曜日全編を、大阪発の全国放送としてリニューアルしたものである。 オープニングで毎回佐藤アナは、「みなさんこんにちは、JOBK ジャパン(Japan)大阪(Osaka)馬場町(ばんばちょう)(Bamba-cho)の近所(Kinjo)、NHK大阪放送局からお送りする、かんさい土曜ほっとタイム。わたくし佐藤誠です!」と番組を紹介する(2001年11月に現在の大手前に移転する以前は、「ジャパン大阪、馬場町の『角(Kado)』」と言っていた)。 佐藤アナは2008年3月で(NHK職員として)定年を迎えたが、同年4月以降も続投した(2008年3月1日・3月8日の同番組の放送にて発表)。高校野球などで番組がないときも待機し、中止や中断の場合にスタジオからつなぎ(フィラー)番組を放送した。「久しぶりにニュースを読みましたけど緊張しましたね!」と語っている。 2019年3月16日の放送をもって、15年(土曜ほっとタイム時代を含めると19年)の歴史に幕を降ろした。後番組は13時台が『らじるセレクト』、14 - 15時台は『NHKプロ野球』(プロ野球のオフシーズン期間及び大相撲中継期間中は別番組)となる。なお、本番組の人気コーナーだった『ぼやき川柳』は同年4月以降金曜深夜放送の『関西発ラジオ深夜便』に移行して継続され、選者の大西泰世もこちらに続投となった。 放送時間
タイムテーブル2007年度
2009年度
上述「2007年度」とほとんど変更はないが、女性パートナーの入れ替えにより、16時台後半のコーナーの名称に変更が見られる。
2010年度
「2009年度」とあまり変更はないが、15:55迄の放送となるため、16時台の一部のコーナーが13時代へ移動した。
2011年度
放送時間が30分短縮し13:30からの放送になったため、13時台のオススメ情報と女性パートナーのコーナーがなくなる(前者は一部のコーナーのみ「週変わりコーナー」の中で継続)。14時台以降は「2010年度」と同じ。
2012年度以降2012年4月から放送時間が戻ったため13時台前半にオススメ情報が復活。公開放送となる原則第3土曜日は「ほっとdeライブ」と題した歌手や音楽家のミニコンサートが開催される場合もある。14・15時台は2011年に変わらずだった。 出演者メインパーソナリティー
パートナー以下の4人が週替わりで担当するが、出産・育児などの都合により休演するタレントもいる
コーナー担当
過去のパートナー
主なコーナーぼやき川柳アワー通称は『ぼやせん』で、番組の目玉コーナーである。 前身は『関西発土曜サロン』のスタートと同時に始まった『ぼやきアワー』である。これは文字通り、日々の暮らしの中での不平・不満や愚痴をぼやいてもらうというものであった。しかしこの時はなかなかリスナーからのお便りが集まらず[2]、翌1996年度からは『お笑いぼやきアワー』にリニューアルし、笑えるぼやきも紹介するようになったが状況は好転せず、残った時間はリクエスト曲や中継コーナーでつないでいた。 そこで1997年度から、ぼやきを織り込んだ川柳を募集するようにしたところ投書が急増、たちまち人気コーナーになった[要出典]。現在[いつから?]では毎週800 - 900通ほどの投句があり、1000通を超えることも少なくない[要出典]。公開放送では当日訪れた観客からの投句が詠まれるケースもある。 基本的には毎週2つの題が出され(そのうち1つは動詞または形容詞、もう1つは名詞となっている。まれに動詞と形容詞の組み合わせもあり)、それを大西が選句、佐藤と女性パートナーが交互に紹介していく。特に優秀な作品は『ぼやき川柳大賞』に選ばれ、投句者に記念品が贈られる。 なおコーナーの冒頭には佐藤の「ぼやき川柳アワー」という陽気な語り口の後、「武器も持たない、金もない、権力も持たない、庶民の唯一の抵抗手段はぼやき川柳、ぼやせん!」というコーナーのキャッチコピーを女性パートナーが叫ぶが、これは『ぼやきアワー』時代からずっと行われている(『お笑いぼやきアワー』時代までは、最後の部分は「ぼやきー!」であった)。 女性パートナーの語りにはそれぞれ独特なパターンがあり、千堂あきほがパートナーの時は最後に「ぼやせーん」と語尾を延ばしている。また、西川かの子がパートナーの時は最後の「ぼやせん!」の部分を佐藤が言っている。海原さおりがパートナーの時はやや早口の語りで読んでいる。 コーナーの最後には、ファンファーレとともに『ぼやき川柳大賞』が発表されるが、最優秀句が1句、優秀句が10句程度発表され、投稿者の都道府県名とペンネームおよび投稿句が読み上げられる。選者の大西泰世が簡単な総評をし、次回のお題が2題発表される。 毎週多くの投句があり、放送で読み上げられるのも難関なので、この『ファンファーレ』を憧れにした投句もある。また、なかなか取り上げられないことをそのままボヤく句も多い。 2007年5月5日には『ぼやき川柳』開始10周年を記念した公開生放送がNHK大阪ホールで行われた。その後、2009年4月18日の放送を第1回目として、以降は原則毎月第3週にBKプラザオープンスタジオでの公開放送となっているが、その際の16時台(大相撲・高校野球と重なる日は除く)に当日訪れる観客などを交えて『川柳教室』を開催している。2010年度は放送時間が15:55までとなったことに伴い、川柳教室は第5週の土曜日13時台前半に変更された。 2011年2月26日にはぼやき川柳アワー15周年を記念して、2007年以来となる『ぼやき川柳アワーの集い』と題されたぼやき川柳投稿家のリスナーを招待した公開生放送がNHK大阪ホールで行われ、以後も年1 - 2回程度、土曜日が連休と重なる場合を中心として『ぼやき川柳の集い』としてNHK大阪ホールでの公開生放送もしくは収録が行われている。この場合その振替でBKプラザからの公開放送がない場合もある。 2015年3月までは当日の放送終了後、番組ホームページでも1週間放送内容を聴くことができた。そのため高校野球地方大会などで聴くことができない場合でもこのコーナーに限ってはインターネット配信で聴くことができた。
2019年以降は番組終了に伴い、関西発ラジオ深夜便23時台後半枠で継続することが決定した。 お天気どんなんかなぁー気象予報士の南利幸が担当する気象情報コーナー。通常、13:30過ぎから5~6分の枠で放送。全国向けの気象情報コーナーはこの1回だけである(その後は毎時55分すぎに各ローカル局からアナウンサーが伝える)。南は東京に赴任中のため東京・ラジオセンターのスタジオから出演し、大阪のスタジオの佐藤アナウンサーおよび女性パートナーとは中継でのトークとなる(2008年までは、南は電話での出演であった)。ただし、2011年2月26日放送分は東京発の番組終了後、新幹線で大阪に移動してNHK大阪ホールから「ぼやき川柳の集い」の公開放送で生出演した(生放送終了後、翌日の番組担当を控えて東京へ再び移動)。また、2011年8月20日放送分は南が夏休みのため東京発の気象情報の担当(翌21日も含む)は休止したものの、本番組では滞在先の鹿児島から電話で通常どおり生出演した(たいていは高校野球中継期間中に本番組が休止する時期に合わせて夏休みをとり東京発の気象情報の担当を休止するが、このときは高校野球中継の時期が例年よりも早かった)。2011年9月2日放送分はラジオ第1で13時のニュースを台風12号関連を中心に15分間放送し、上方演芸会も10分遅れで放送した関係で本番組が13:40開始となり、本コーナー自体休止となった(南が務める東京発の気象情報はテレビでは通常通り担当)。 日本周辺の気圧配置の解説に始まり、全国主要都市の天気、実況気温、予想気温(雨天時は降水量も)を述べたあと、南が最近感じた季節変化や風物詩を披露する。それを踏まえた上で、「そこで一句作りました…」と前置きをし、駄洒落風の句を披露する。この句は翌日の「NHKニュースおはよう日本」の首都圏ローカル枠(7:40-7:45)でも披露することがある。 2012年度は不定期で放送される気象歳時記のコーナーも「お天気どんなんかなぁー」に続けて放送されることになった(初放送は2012年6月30日)。出演は「お天気どんなんかなぁー」に引き続き、南が務めている。
テーマ音楽について
大阪発・土曜ほっとタイムの頃から使用しており、番組終了時は、オープニング、各正時ニュース後、中盤のBGM(関東地区の道路交通情報)、パートナー名の持ちコーナーのジングル、エンディングで使用している。 なおオープニングではフルサイズで流れれていた。 番組終了後は関西発ラジオ深夜便に移行した、「ぼやき川柳」のコーナーのジングルに使用されている。 テレビ放送について
脚注
関連項目外部リンク
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