さらば (渋谷すばるの曲)
『さらば』は、渋谷すばるの楽曲[1][2][3][4]。2025年3月12日にトイズファクトリーから配信限定シングルとして配信リリースされた[1][2][3][4]。 概要
制作経緯スタッフから「春頃のリリースに向けて卒業ソングのような曲を作ってみたいね」という提案をされ、渋谷がそれに賛同した形で制作が始まったという[5]。 楽曲提供本曲は、4thアルバム『Lov U』に収録された「人間讃歌」など、トイズファクトリーに移籍以降の渋谷の楽曲を多数手がけている、miccaが作詞・作曲、THE CHARM PARKが編曲を担当している[1][2][3][4][5]。特にmiccaとは頻繁に連絡を取るほど交流を深めており、「深い曲ができるだろう」「このコンビが作る曲は間違いないな」と感じていたという[5]。 作詞を担当したmiccaは、歌い出しにも使用された「好きだよ」のフレーズが最初に出てきたといい、その後、歌詞とメロディが同時に浮かび、そこから本曲を制作していったという[5]。これに対して渋谷は「サビや曲全体から初期衝動を感じる」「それくらいこの曲が持つパワーは強い」と語っている[5]。 本曲のアレンジに関しては、渋谷がTHE CHARM PARKに対して信頼を置いているため、渋谷からは何も言わず、全て任せたという[5]。 歌唱渋谷は完成したアレンジを聴けば聴くほど「歌えるかどうかはかなりのチャレンジになる」と感じたという[5]。これは、壮大なミディアムナンバーというだけでなく、「楽曲の持つ表情や世界観は緻密」ということをしっかりと歌で伝えるためには「結構頑張らないとな」と感じたといい、「何回か聴いて曲だけ覚えた状態では歌いこなせない」「そういう曲ではない」と考え、実際に歌うとかなり難しかったという[5]。 具体的には、これまでの楽曲では力強く激しい歌唱をしていたが、このやり方だと「この曲の魅力が伝わり切らない」と考え、歌唱の強弱のうち、得意な「強」ではなく「弱」のコントロールが重要であることから、強く歌いすぎないことを意識したという[5]。また、「ここぞ」というタイミングで強く歌うことで「曲の表現がよりダイナミックに、かつ深くなる」と考えているといい、この塩梅を本曲を通して学んだという[5]。 本曲は、冒頭では「言葉のインパクトを伝えるように壮大な歌い方」、Aメロでは「状況説明のパートであるため抑えめの歌い方」、落ちサビでは「儚くしっとりとしたサウンドの中、曲中の主人公が持つ心の脆さを表すかのようのような『弱』の部分を使った歌い方」、ラストでは「主人公がこれまでの思い出にさよならを告げて、また新しい一歩を踏み出すようなドラマチックさを感じられる力強い歌い方」というように、曲の展開に応じて歌い方が変化している[5]。 渋谷は、落ちサビでトーンが落ちるところが歌も強調される部分だからこそ、歌い切るのが難しかったといい、曲の中でも一番エモーショナルで感情的な部分ではあるが、リスナーに余白を感じてもらえるように、歌い手としてあくまで「淡々と伝える役割に徹する」ことを心がけ、感情的になりすぎないように意識したという[5]。渋谷はこのようなことを、これまではあまり考えたことがなかったといい、日頃からかなり深い話をしているmiccaが制作した楽曲だからこそ感じられたことであるという[5]。自作曲では「自分の表現したいイメージ」が明確に出てきてしまうが、提供曲であれば「この曲を自分は歌い手としていかに表現するか」という立場に変わるといい、アルバム『Lov U』の時よりも「自分の歌に対する捉え方」が深くなっているという[5]。 さらに、渋谷は「物事を伝えるうえでいろんな方法があるけど、伝えたい思いが強ければ強いほど、あまり強く言っちゃうと伝わらないこともあるよな」と考えるようになったといい、本曲の落ちサビは歌っているとどうしても感情的になってしまうが、だからこそ、気持ちとしては「歌詞と真逆ぐらいの意識を無理やり持って歌う」というような引き算を意識したという[5]。 プロモーション2024年
2025年
ミュージック・ビデオ
収録曲
テレビ歌唱脚注注釈
出典
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia