さわかみオペラ芸術振興財団
公益財団法人 さわかみオペラ芸術振興財団(さわかみオペラげいじゅつしんこうざいだん 英文名称:The Sawakami Opera Foundation)は、「日本にオペラ文化を広め、多くの人々に心の贅沢を味わっていただき、それが人生の豊かさにつながっていく」[1]という考えのもと、オペラ公演の制作や若き芸術家への活動支援、教育支援を目的として設立された。投資信託会社「さわかみ投信」の関連団体である。2017年2月27日に公益財団法人化。 日本中にオペラ文化を広げるために、公演の開催だけでなく将来を見据えた人材の育成も行っている[2]。学閥のようなしきたりに捉われず、実力と情熱にて挑戦する歌手等を本場のイタリアに送り込んだり、他方でイタリアから超一流の楽団を招聘している。文化芸術は大衆のものという大義の下、誰もがオペラを楽しめるよう、文化遺産を借景に野外で興行も実施している[3]。屋外オペラ公演は、姫路城、京都国立博物館、平城宮跡、熊本城、名古屋城、法隆寺などで開催してきた[4]。 創設者の澤上篤人は、2025年5月のブログで、「いまは全国5か所だが、地元民を合唱に巻き込んだ本格的なオペラ活動がすごく盛り上がってきている。我々のところでもやりたい、そう言ってきている候補地も含めると、来年中にも9ヶ所になる勢いである。おそらくだが、5年もすると全国で20ヶ所ぐらいの地方で、さわかみオペラ財団ならではの賑わいとなっていよう。」「一般的にはプロの歌手たちによるオペラ公演と、市民オペラとは別物となっている。その点、さわかみオペラ財団が繰り広げている全国展開は、プロのレベルに市民を引き上げたオペラ公演をやるのだ。音大を出ていないどころか、楽譜も読めない一般市民を数年かけて特訓し、そこそこ歌えるようにまでなってもらう」[5]と述べていた。 沿革主な活動
脚注
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