ところざわサクラタウン
![]() ところざわサクラタウンは、埼玉県所沢市東所沢和田にあるKADOKAWAおよび角川文化振興財団が所有・運営する複合施設。 所沢市との共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の中核施設であり、国内最大級のポップカルチャーの発信拠点となる。当初は、2020年6月6日にプレオープン、同年7月17日にグランドオープンとなる予定であったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行を受け、開業を延期し、同年8月1日にプレオープンした。その後、各施設が順次オープンし、同年11月6日にグランドオープンを迎えた[1][4][2]。 本項では、「COOL JAPAN FOREST構想」の関連事業についても解説する。 概略「COOL JAPAN FOREST構想」として所沢市とKADOKAWAが共同で行う事業で、クールジャパンの総本山の構築を目指している[5]。 「ところざわサクラタウン」は、旧所沢浄化センター跡地に建設された。緑豊かな地から最先端の文化と産業を生み出し、世界に向けて発信する「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設として、書籍製造・物流工場、オフィス、イベントホール、ホテル、ブックストア、ショップ、レストラン、神社、複合文化ミュージアムといった様々な施設から構成されている。 2015年に、準備会社として「株式会社ところざわサクラタウン」が設立された。株式会社ところざわサクラタウン、KADOKAWA、所沢市の三者はアニメツーリズム協会の正会員であり[6]、ところざわサクラタウンは「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の1番札所に選定されている[7][8][注 2](0番札所は成田空港、88番札所は東京都庁[9])。 施工は鹿島建設が担当[10][注 3]。建設期間は2018年2月から2020年4月までの約2年間で、その後、2020年8月1日にプレオープン、2020年11月6日にグランドオープン[11][1][4][2]。2024年には、日本建設業連合会が主催する第65回BCS賞を受章した[12]。 ロゴマークいずれも10inc.の柿木原政広がロゴデザインを担当した。
COOL JAPAN FOREST構想「COOL JAPAN FOREST構想」(以下、CJF構想)は、所沢市とKADOKAWAが、共同プロジェクトとして取り組んでいる、文化と自然が融合した、訪れた人や住んでいる人など、誰もが魅力を感じる街作りを進める構想である[14]。 KADOKAWAが計画している「ところざわサクラタウン」を中心に、所沢市が改修および建設をしている「東所沢公園」や「所沢市観光情報・物産館」、東川の桜などが一体となり、所沢の魅力が同居する「みどり・文化・産業が調和したまち」を目指す[14]。 事業
構想ロゴマークコンセプト「晴れた日には富士山を望み、春には東川沿いに咲く満開の桜を愛で、東所沢公園をはじめとした豊かなみどり(FOREST)に囲まれた空間。みどり、文化、産業が寄り添い、みんなが集い、楽しみ、にぎわう。そして。ほっと一息、憩いの場(FOR REST)でありたい」という想いから、たなびく雲や市松模様の「和」を使ったロゴが制作された。 ところざわ文化創造会議所沢市とKADOKAWAが共同で開催されている。主に、ところざわサクラタウンの進捗状況の報告やゲストによる様々なテーマのディスカッションやトークショーなどが催されている。2020年現在、計5回ほど開催されている。 第1回
第2回「外国人からみた“所沢の魅力”」
第3回「アニメなどのコンテンツを活用した地域づくり」第4回「武蔵野大地の食と文化 ~食からはじまるものがたり~」
第5回「漫画家 安彦良和氏『所沢に住んで45年』」
沿革・背景プレオープン以前所沢市2013年4月、所沢市は荒川右岸流域下水道への接続に伴い、 その役割を終えていた旧所沢浄化センター跡地の活用を検討。本市の最上位計画である「第5次所沢市総合計画前期基本計画」の重点課題「所沢ブランドの創造と地域経済の活性化」に資するため、市内の数少ない準工業地域という特性を活かし、産業系を中心とした土地利用を図る者へ売却することとした。 2014年1月20日から公表した事業者の募集要項においては、事業提案書に「マチごとエコタウン所沢構想への貢献策」「産業振興に関する貢献策」「障害者雇用の推進」「地元企業の参加・活用」「保育施設等の設置 配慮」など、地域への貢献に関する項目を盛り込むよう設定した。 応募した2社のうち、KADOKAWAの計画は、旧所沢浄化センター跡地利用事業者選定委員会において、他社よりも地域貢献度が高い評価を得るとともに、土地等買受希望価格についても高額である約33億円の提示であった。このため、KADOKAWAを優先交渉権者として決定し、2014年5月に基本協定書を締結。その後、本契約を締結し、同年10月に所有権がKADOKAWAに移転した。 2018年10月には、公益社団法人所沢青年会議所が、東所沢の地域住民を対象とした初のイベントである「ひがとこタウンフェス'18」を開催した。当イベントでは、ところざわサクラタウンの広報なども行われた。このイベントには、同年9月に発足した東所沢商店組合も参画している。 2019年3月には、所沢市、所沢商工会議所、各自治会、KADOKAWAが実行委員会として参画する初の地域イベント「東所沢公園サクラまつり」が開催された[15]。 2019年10月26日には、所沢航空記念公園で開催された所沢市民フェスティバルのJ:COMステージにて「ところざわサクラタウンpresents 2019-2018シーズン eスポーツ選手 激励会」が行われ、e baseballの埼玉西武ライオンズや、e LinkageのFAVgaming(ファブゲーミング)の選手が登場した。また、ところざわサクラタウン(KADOKAWA)ブースでは、サクラタウンの情報や、eスポーツの実戦などを行った。加えて、サクラタウンと角川武蔵野ミュージアムのロゴマークが公表された。 2019年12月14日に、所沢市とKADOKAWAが主催する「第5回ところざわ文化創造会議」が、所沢まちづくりセンター中央公民館で行われる。市内在住の安彦良和が講師として登壇した。また、同日に元町コミュニティ広場で開催されるイベント「サンタクロースを探せ!」に所沢市が舞台の『暗転エピローグ』が参加した。 2019年12月18日に、東所沢公園整備・管理・運営事業設置等予定者の選定結果を公表した。選定された設置等予定者は、角川文化振興財団グループで、角川文化振興財団、平岩建設、田中造園、日立キャピタル、日立キャピタルコミュニティが構成団体となっている。なお、「チームラボ」によるインスタレーションやオープンデッキを配置したカフェの設置が当グループより提案された[16]。 KADOKAWAインターネットの普及による紙媒体の需要が墜ちている状況で、外部の環境変化にすばやく対応するため新たなビジネスモデルの確立や、生産と物流体制の刷新、効率化が必要不可欠な課題となっていた。 2014年5月に、旧所沢浄化センター跡地の土地利用について、 所沢市と基本協定書を締結。KADOKAWAが、この地に新しい製造・物流拠点を整備し、関連会社の株式会社ビルディング・ブックセンターが運営する所沢市や埼玉県三芳町にある14棟の物流施設を集約することとなった。 またそれに伴い、地域への貢献として、KADOKAWAの強みを最大限に活かせる「文化」の力を活用することとした。図書館、美術館、博物館が融合した日本初とも言える文化コンプレックス施設を整備し、「クールジャパンの総本山」として、アニメ・ゲームにとどまらない日本文化の底力や魅力を発信することを企画した。 KADOKAWAは399億円を本施設に拠出している。そのうち、大部分の310億円を投じて書籍の製造・物流拠点となる新工場と新オフィスを建設する。残りの89億円を投じて集客施設・角川武蔵野ミュージアム、レストランや商店街などの商業施設を建設する[7]。施設については、後述する。 着工開始前日の2018年1月31日には、当地にて地鎮祭が行われた。その際、KADOKAWA社長の松原眞樹が、当地に本社機能の半分を移転する予定だと発表した。 2018年4月より、所沢市に本拠地を置く埼玉西武ライオンズとのコラボフリーマガジン「埼玉西武ライオンズ Ball Park Walker」を発刊している[17]。 ニコニコ超会議2019のKADOKAWAブースにおいて、2019年10月に詳細を発表すると告知した。 2019年6月20日に行われたカドカワの株主総会で、働き方改革としてサクラタウンと飯田橋のオフィスにそれぞれ1000席ほど席を配置し、自宅での勤務も可能にすると発表した。また、サクラタウンなどにおける障害者雇用を促進する特例子会社の角川クラフトを設立したと発表した。 2019年7月、麻雀プロリーグ「Mリーグ」に参戦するKADOKAWAのチーム名を「KADOKAWAサクラナイツ」にすると発表した。サクラの由来は、サクラタウンをアピールするためとしている[18]。 2019年7月から9月末まで、所沢市内の小学生を対象に夏休みの自由研究として、「角川むさしの妖怪絵コンクール」を募集した。テーマは「所沢の妖怪」で、優秀賞は2019年10月31日開設の角川武蔵野ミュージアムの公式ホームページにて発表された[19]。 2019年9月14日に、所沢航空記念公園内茶室「彩翔亭」にて、月の天体観測と俳句を楽しむイベント「ところざわ観月俳句祭-秋の名月を詠む-」を開催した。当イベントでは、所沢市に本社がある天体望遠鏡メーカービクセンも協力として参加した[20]。 第7回アニ玉祭の基調講演で角川歴彦が講演を行い、2019年10月31日に、椿山荘にて詳細を発表すると告知した。また、所沢市、狭山市、入間市、飯能市、日高市といった埼玉県西部地域まちづくり協議会、通称ダイアプランを組織している埼玉西部5市において、「武蔵野回廊国際芸術祭」を開催したいという考えを紹介した。 2019年10月26日に所沢市で行われた所沢市民フェスティバルにて、ところざわサクラタウンが2つのeゲームチーム(e baseballの埼玉西武ライオンズとe LinkageのFAVgaming)のスポンサーとなることが発表された。 2019年10月31日には、「ところざわサクラタウン・角川武蔵野ミュージアム事業発表会」を椿山荘にて行った。また、同日に、ところざわサクラタウン公式サイトがリニューアルされ、角川武蔵野ミュージアム公式サイト、ところざわサクラタウン公式Twitter・Instagram・YouTubeアカウントが開設された。角川武蔵野ミュージアム公式サイトにて、「角川むさしの妖怪絵コンクール」の優秀賞を発表した。 2020年2月5日、KADOKAWAは、所沢市、所沢警察署と「地域安全に関する協定」を締結し、2月7日には埼玉県、埼玉県警察と「防犯まちづくりに関する協定」を締結した[21][22]。 2020年5月11日、今秋の角川武蔵野ミュージアムのグランドオープンを記念して、雑誌「武蔵野樹林」と小説投稿サイト「カクヨム」が共同で「第1回角川武蔵野文学賞」を開催することを発表した[23]。 2020年5月13日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ところざわサクラタウンと角川武蔵野ミュージアムの開業延期を発表した[4]。 プレオープン以降![]()
施設施設は主にところざわサクラタウン本棟、角川武蔵野ミュージアム、武蔵野坐令和神社の3つに分かれている。なお、ところざわサクラタウンは南北で高低差があるため、建物の階数は、標高が低い北側(東川側)から見た階数であり、中央広場は2Fである。1Fにはサクラタウン第1駐車場がある。 工場エリアBECファクトリー(1F)/ BECゲートウェイ(2-4F)最新鋭のデジタル書籍製造・物流工場。ブックオンデマンドによる、小ロット(適時適量)製造が可能であり、倉庫機能を従来のストック型からフロー型に変革し、最新のマテハン機器による適時適量出荷に対応する。本格稼働は2024年3月期以降の予定で、フル稼働は2025年3月期の予定となっている[24]。 所沢キャンパス(5F)ワンフロア国内最大規模(約9,000 m2)のKADOKAWAの新オフィス。本社機能の一部を移転するなど、飯田橋と並ぶKADOKAWAの一大拠点である。KADOKAWAのワーク・ライフ・インテグレーションの旗印でもあり、飯田橋キャンパス、所沢キャンパス、その他のサテライトオフィス、自宅、カフェなどの全ての場所において、シームレスに働ける環境を目指している[25]。 N高グループ ところざわサクラタウンキャンパス(5F)N高グループ(N高等学校、S高等学校およびR高等学校)の生徒が、スクーリングの際に利用するキャンパス。2023年4月に、綾瀬キャンパスに代わって設置された[26][27]。 サクラタウン児童クラブ(2F)角川クラフトが運営する児童クラブ。近隣の和田小学校と安松小学校の児童が対象となっている。2020年7月1日に開所。 集客エリア角川武蔵野ミュージアム(1-5F)
角川武蔵野ミュージアム(かどかわむさしのミュージアム、英語: Kadokawa Culture Museum)は、図書館、博物館、美術館を融合した地上5階建ての複合文化施設、社会教育施設である。設計は隈研吾が担当。仮称は「角川アカデミア」、「角川ロックミュージアム」。2020年8月1日から10月15日までのプレオープン期間、2020年10月16日から11月5日までの休業期間(グランドオープン準備期間)を経て、2020年11月6日にグランドオープン[28]。書籍や資料は貸出せず、館内でのみ閲覧できる。また、管理運営元の公益社団法人角川文化振興財団の事務所も併設されている。初代館長は松岡正剛(2020年 - 2024年8月12日)、2代館長は池上彰(2024年11月1日 - )[29]。
所沢市は、東京都多摩地域を含む、現在も林や緑地が点在する武蔵野の一角である。角川武蔵野ミュージアムの関連事業として、角川文化振興財団が武蔵野の自然や文化、歴史をテーマとする雑誌『武蔵野樹林』を2018年10月に創刊した[32]。 角川武蔵野ミュージアムの世界
千人テラス(1-2F)・中央広場(2F)![]() 合計4,000 m2を超える野外オープンスペース。1000名の観客を収容できる「千人テラス」は、パブリックビューイングや各種発表会などを開催する。「中央広場」では、ハロウィン、クリスマスといったシーズンイベントなどを開催する。 武蔵野坐令和神社
隈研吾が社殿のデザインを担当し、元号『令和』の考案者とされる中西進が命名した神社。社号の読み方は「むさしのにます うるわしき やまとの みやしろ」[33][34]。通称は「武蔵野令和神社(むさしのれいわじんじゃ)」。 主祭神に東京大神宮より天照皇大神、相殿神に東所沢の氏神とされる本郷氷川神社より素盞鳴尊を勧請して祭神とし、二柱の祭神を「武蔵野坐令和言霊大神(むさしのにます うるわしき やまとの ことだまのおおかみ〈通称は「言霊大神」〉)」と総称する。 社殿内の天井には、天野喜孝による鳳凰の天井画が描かれ、彫刻家土屋仁応作の狛犬(ニホンオオカミ)が社殿の側に鎮座している。また、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の1番札所となっているため、社務所には「アニメ聖地88」のインフォメーション・スポットが設置されている[35]。設計会社は種村強建築設計、施工会社は白石建設株式会社。社号決定以前の仮称は「武蔵野朱雀(むさしのすざく)神社」。 ジャパンパビリオン(2-3F)
スタンディング1,800名、シーティング650名を収容し、5Gの通信利用可能施設となっているホールAと、シーティング200名を収容するシアター式のホールBで構成される地上2階建てのイベントホール。2.5次元ミュージカル、ライトノベルイベント、アニメ制作発表会、映画上映、声優トークショー、バーチャルYouTuberイベント、eスポーツ大会、試写会、サイン会、握手会、コスプレイベントなどのアニメ・コミック・ゲーム系イベントから、コンサート、展示会、発表会、市民向けのお祭り会場としても利用される。 ダ・ヴィンチストア(2F)「人と本をつなぐ新しい本屋」をコンセプトにした、KADOKAWA直営の未来型BOOKストア。店名は、同社の書籍情報誌『ダ・ヴィンチ』に由来する。マンガからライトノベルまで、クールジャパンを代表する出版物・フィギュア・グッズなど限定商品を取り揃えた直営店。KADOKAWA以外の出版社の書籍も取り扱っている。店内にはイベントスペースやセミナールームがある。 ショップ&レストラン(2-3F)「Join the Party!」をキーワードに、KADOKAWAならではの驚きと楽しさに満ちた賑わいを創出するエリア。通称は「ところざわサクラタウン商店街」。 FAV ZONE(4F)KADOKAWA Game LinkageがプロデュースするKADOKAWAグループのプロeスポーツチーム“FAV gaming”の拠点として、通常時は同チーム所属選手の強化トレーニングルームとして使用するほか、撮影スタジオやイベント会場としても活用できるeスポーツ専用施設である。13台のハイエンドゲーミングPC、98インチ大型モニターを備える。フロア面積は約90 m2。 出店テナント
閉店した店舗
EJアニメホテル(6F)[閉店]
EJは「エンターテイメントジャパン」の意味で「好きな物語に、泊まる。」をコンセプトにし、アニメやゲームなどコンテンツの世界観を演出する体験型ホテルとして開業した[36]。サクラタウンの最上階6階に位置し、5タイプ33室の客室があった[36]。ロビーは、5Gの通信利用が可能で、すべての部屋に150インチの大型画面プロジェクターを設置[36]。ホテル内のレストラン「ティアム」では、作品の世界を表現した特別な料理が提供される。しかし、開業以来集客に苦戦し、将来も収益確保が困難と判断し、2023年5月31日で閉館することになった[37]。
屋上庭園(6F)富士山を展望できる屋上庭園(コロナ禍のため、入園はEJアニメホテルの利用者のみ)。 周辺の関連施設所沢市観光情報・物産館「YOT-TOKO」
サクラタウンの向かい側[注 5]にある所沢市の魅力発信施設。敷地面積は8274.71 m2、延床面積は約700 m2(マルシェ棟・階段棟)。 事業主体は所沢市であり、CJF構想の一環として整備された。施設整備費は約9億4900万円(10年間の維持管理費含む)。指定管理者は所沢まちづくり共同事業体(代表者:新日本ビルサービス株式会社)。 本施設は1階建てのマルシェ棟、階段棟、大型駐車場、大型バス発着・転回場、広場から構成されている。サクラタウン本棟2FとYOT-TOKO階段棟が連絡橋により繋がっている。マルシェ棟では、所沢の魅力発信機能として特産品販売、観光情報発信を行なう。また、地域コミュニティ機能として、コミュニティスペース、防災備蓄、公衆トイレがある他、カフェ「JIGONA CAFE」が併設している。イベント広場には、特設テントやキッチンカーを配置し、サクラタウンとの共同開催も可能な屋外空間となっている。その他、131台が駐車できる駐車場と大型バスの発着・転回場がある。 当初は、サクラタウンの開業と同時期の2020年7月に開業予定[38][15]であったが、2020年東京オリンピック[注 6]工事の影響で橋梁材料が手薄となったことにより、開業が当初より10ヶ月遅れ、2021年5月29日となった[39]。 2021年2月12日に愛称が発表され、「YOT-TOKO」となった。愛称には、是非とも寄ってほしい施設、ついでに寄っておこうと気軽に訪れられる施設になってほしいという思いで「Y(よいもの)」「O(おいしいもの)」「T(たのしいもの)」に「所沢」の「TOKO」をつけて「YOT-TOKO(よっとこ)」と名付けられた。 東所沢公園ところざわサクラタウンに隣接する公園。1989年4月開園の近隣公園で、敷地面積は20,997.81 m2。 事業主体は所沢市であり、CJF構想の一環として再整備された。 園内には、角川文化振興財団による「武蔵野樹林パーク」がある。武蔵野樹林パークには、隈研吾設計の飲食施設「武蔵野樹林カフェ」が設置され、チームラボによる光のアート空間「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」を常設展示していた。 「武蔵野樹林カフェ」・「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」ともに2024年1月8日に閉鎖となった。 企画展・イベント開催実績大型企画展や大型イベントなどを抜粋して記載する。 開催予定の企画展・イベント
開催された企画展・イベント
関係スタッフCJF構想ジェネラルプロデューサーアドバイザリーボード
元アドバイザリーボード
角川武蔵野ミュージアム関連
アクセス
脚注注釈
出典
関連項目脚注
外部リンク
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