アクワイア (ゲーム会社)
株式会社アクワイア(英: ACQUIRE Corp.)は、秋葉原に本社を置く日本の企業。コンピュータエンターテインメント協会正会員。主に家庭用ゲームの開発などを手掛ける。株式会社KADOKAWAの完全子会社[2]。 概要1994年、当時大学生で後に代表取締役となる遠藤が、山本健介、土田智裕ら高校時代の友人たちとともに企業の前身となるゲーム開発チーム「チームアクワイア」を設立[3]。大学卒業後、半年間フリーランスでの活動を続けた後、ソニー・コンピュータエンタテインメントの勧めで法人化し「有限会社アクワイア」として創業[4][5]。後に株式会社に組織変更して現在に至る。社名の「アクワイア」は電話帳などの索引で最初に載る「あ」や「A」から始まる言葉の中で強烈な意味を持つ「acquire(獲得する)」から取られた[4]。 「独自性」と「奇抜さ」をキーワードにした、常識にとらわれないコンテンツの開発を方針としている[6][7]。主な事業は家庭用ゲームソフトや業務系システムの開発で、近年ではソーシャルゲームやスマートフォンアプリなどの開発も行っている[7]。また、自社で所有しているモーションキャプチャースタジオ「Studio Acquire」の運営事業も行っており、自社開発の3Dアクションゲームへの導入などにも利用されている[6][8]。 1998年発売の初開発担当作品『立体忍者活劇 天誅』は国内で27万本、世界で100万本[4]を売り上げ、この『天誅』のヒットをきっかけに和風ゲームの開発を多く手がけていくこととなる[6][9]。その後、2007年に開発した『勇者のくせになまいきだ。』のヒットで和風ゲームメーカーからの脱却を果たし、2008年の『剣と魔法と学園モノ。』発売を機に自社販売を積極的に行うようになるなど業務の幅を広げている[4]。また、本社所在地が秋葉原駅付近であることから、秋葉原を舞台とする作品を多く扱っているのも特徴である[10]。 近年において開発を担当した作品では、2018年スクウェア・エニックス発売の『OCTOPATH TRAVELER』が『天誅』以来20年ぶりのミリオンヒットを記録し、様々な賞に受賞およびノミネートされるなど高い評価を得ている[11]。 また、2024年11月7日に任天堂から発売された『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』では、初めて同社と共同で制作した[12]。 沿革
ゲームソフト
開発協力
参考文献
脚注
関連項目外部リンク
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