のりもの王国ブーブーカンカン『のりもの王国 ブーブーカンカン』(のりものおうこくブーブーカンカン)は、テレビ東京で1997年4月2日から2000年3月29日まで毎週水曜日の7:30 - 8:00に放送された幼児向け番組である。 番組全体の制作はテレビクリエイションジャパン(tcj)が担当。 放送時間1997年度はテレビ東京のローカル番組として放映開始。1998年1月からキッズステーションで9か月遅れの再放送が開始された。 1998年4月からTXN系列局で時差ネット放送が開始された。地上波ネット放送が開始するとキッズステーションでは新たに放送枠を作り、1998年4月のテレビ東京放送分から最終回まで2~3週間遅れで再放送するようになり、実質的に遅れネットとなった。1997年度の9か月遅れ再放送が1998年末に完了すると先の放送枠は消滅した。 番組内容子供の好きな「のりもの」が続々登場する番組で、2~8分ほどのミニコーナードラマ4~5本を繋ぎ合わせた構成となっている。お姉さん(マホリン/じゅん★P)とキャラクター(ビークル/ももきち)のトークもある。トークコーナーやエンディングで視聴者の幼児から送られたのりもののイラストや、質問やダンスなどホームビデオを流すこともあった。 番組の流れは以下の通り。 1997年度オープニング→トーク→走れ!ビークルくん→のりものの歌(名称不詳)→のりもの図鑑→超特急ヒカリアン→ミニトーク・エンディング
1998年度オープニング→トーク→走れ!ビークルくん→のりもの探検(名称不詳)→ミニトーク→超特急ヒカリアン→ミニトーク→エンディングソング 1999年度オープニング→トーク→走れ!ビークルくん→冒険アスファル島→超特急ヒカリアン→ミニトーク→エンディングソング→ミニコーナー(ビークルズなどキャラクターが競走する)
主な出演者
オリジナルソング「のりもの」と絡めた番組オリジナルの楽曲が制作され、タケカワユキヒデ・鶴由雄・林有三・藤沢秀樹らが作曲を手がけている。CDは当時の日本コロムビアから発売された。 1997年度
シングルCD
CDアルバム
CDオリジナル楽曲
1998年度8月頃から「Here we go!」や「ビークルパワーでRUN!RUN!RUN!」などが内田順子歌唱の楽曲に差し替えられた。CDは未発売。
シングルCD
1999年度
シングルCD
番組スタッフコーナードラマ走れ!ビークルくん実写のコーナー。RVのビークル・救急車のアンビ・蒸気機関車のロコモ・ブルドーザーのドーザの4人組ビークルズが繰り広げる冒険活劇。ビークルズはそれぞれ電子レンジ程度の大きさの喋る車両のオリジナルキャラクターである。 何か車両など乗り物が悩みがあるとビークルのビークルパワーで乗り物が喋れるようになり、悩みを解決するというのが基本の内容で、現役を引退した蒸気機関車を飛ばしてやる事などもあった。1999年度は宝探しの要素が入り、長島雄一が出演した。途中、ガラクタが集合したガラクタンなる敵キャラ(着ぐるみ)が登場する時期もあった[1]。 当初はビデオ合成が使われた。デジタル合成が使われるようになるとエジプトの砂漠の中を4人組が走るシーンなども見られるようになった。 声の出演
RV車の男の子。元気でボンネットを展開して放つ「ビークルパワー」で普通の乗り物を喋れるように出来る。パワーアップして飛行用プロペラが付く。ブーブーカンカンの番組自体のマスコットキャラでもある。
救急車の女の子。グループの紅一点。パワーアップしてパラボラアンテナ型レーダーが付く。
ブルドーザーの男の子。気は優しくて力持ち。パワーアップしてドリルが付く。
機関車の男の子。メガネをかけた物知り。パワーアップしてゴーグルが付く。
冒険アスファル島実写+合成のコーナー。けんたくんのミニカーで、ミゼットIIベースの消防車のゼットが「おもちゃの王様」に会いに、けんたくんとゆかりちゃんを連れて『おもちゃの国』へトリップする物語。タイアップとして登場キャラクターの一部が1999年にトミカ・プラレールで商品化され、2000年にVHSが発売されている。 なお、2000年度の「のりものスタジオ」で世界観が同じ続編「おもちゃ大陸プトラパトラ」が制作・放映されているが、こちらはVHS化されていない。キャラクターの中では、スバル360や、Z32型フェアレディZなど、実在する車両が登場した。 出演者スタッフ
超特急ヒカリアン1995年にトミーの新規開拓製品として発売された玩具のテレビアニメ。放映当時のプラレールカタログ冊子で番組の紹介ページが存在した。テレビ欄では「ブーブーカンカン」だけ表記されるのが殆どだったため、一般的な知名度はそれほど高くなかった。超特急ヒカリアン項も参照。 2002年には東宝制作の電光超特急ヒカリアンとして30分番組で52週放送された。 ビデオ作品
実写映像と各キャラクターのナレーションに沿って「のりもの」の童謡をカラオケ形式・歌唱有りで収録したオリジナルビデオソフト。(とは言っても、うたの科学館シリーズの映像のナレーションをブーブーカンカンのキャラクターに変えているだけで、歌と映像自体は使い回し。)各キャラクターのテーマ曲も収録されている。CD化されていない音源もある。ビデオ制作も行うダックスインターナショナルが全体の制作を手かげた。1999年5月21日に日本コロムビアから発売。
主な登場車輌 E1系マックス、E2系あさま、E3系こまち、500系のぞみ、400系つばさ、300系のぞみ、ドクターイエロー、スーパー北斗、サンダーバード、スーパーあずさ、オーシャンアロー、つばめ、ソニック、ラピート、300x、宴、スーパービュー踊り子、夢空間北斗星など
主な登場車輌 C62、D51、しづか号、北斗星、ブリエンツ・ロートホルン鉄道、EF58、EF200、EF63、DD51、踊り子、211系東海道線、トワイライトエクスプレス、はやぶさ、さくら、北斗など
主な登場車輌 救急車、ブルドーザー、パトロールカー、消防自動車、ボトルカー、トランスポーター、冷凍車、ミキサー車、ダンプカー、郵便車、カーキャリア、タンクローリー、ロードスイーパー、電気自動車、ターレットトラックなど 補足
脚注
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