はあちゅう
はあちゅう(1986年〈昭和61年〉1月22日[1][2] - )は、日本のブロガー・作家[3][4][5]。本名は伊藤 春香(いとう はるか)[14][15][8]。慶應義塾大学法学部政治学科在学中からブログを執筆[8]。電通を経てトレンダーズでドクターエステ・コスメ専門サイト「キレナビ」編集長などを歴任した[1]。著書に『半径5メートルの野望』[10]『通りすがりのあなた』[11]『仮想人生』[13]などがある。 村上萌や経沢香保子らとオンラインサロンも運営し[16][17][18][19]、焼肉ソーシャルマッチングサービス「肉会」も展開[20][21]。2017年には会社員時代に受けたセクハラ・パワハラを、#MeToo運動として告発した[3]。2018年にしみけんとの事実婚を公表し[22][23]、2019年に第一子を計画無痛分娩で出産している[10][23]。2022年9月27日、しみけんとの事実婚の解消を報告[24]。 来歴・人物生い立ち、学生時代1986年生まれ、神奈川県川崎市出身[1]。本名は伊藤春香[14][15][8]。「はあちゅう」は2歳のときに自分でつけたあだ名で、周りから「春ちゃん」と呼ばれていたのがよく聞きとれず、自分の名を「はあちゅう」と思い込んだことがきっかけだという[25][26]。また、2歳の時からずっと作家になることが夢だった[27]。 好きな作家は林真理子で、「林さんの本を読んで生き延びてきた」と言うほどの大ファンと語っている[9][注 1]。また、小学生の頃から日記を付けていたという[28]。2001年4月、慶應義塾湘南藤沢高等部に進学[1]。在学中には、UNESCOの奨学金プログラムでパナマへホームステイをしている[6]。 2004年4月に慶應義塾大学法学部政治学科に進学し[8]、同年6月から「はあちゅう主義」というブログを執筆開始[29]。さらに中川早紀と一緒に2か月限定のブログ「さきっちょ&はあちゅうのクリスマスまでの悪あが記」を立ち上げた[30]。大学在籍中に始めたブログで1日に47万PVを記録する[9][8]。在学中の3年次から1年間、香港大学社会学部へ留学[7]。卒業旅行の際には企業からスポンサーを募り、タダで世界一周を実現した[9][29]。なお、テレビ朝日のアナウンサーだった竹内由恵とは同じ大学の法学部出身で、誕生日が2日違いである[31]。 会社員として2009年に電通に入社し、コピーライターとして勤務したのち、2011年11月にトレンダーズに転職[8][1]。同年12月より同社にてドクターエステ・コスメ専門サイト「キレナビ」の編集長に就任するとともに[8][21]、経沢香保子社長の取材に対応する広報も担当した[21]。2012年には会員が1万人を超えた焼肉ソーシャルマッチングサービス「肉会」も展開している[21]。2013年時点で催眠術師資格も保有[8]。 2013年12月にはサイブリッジ社へキレナビ事業が売却され[32]、その後「ウーメディアチャンネル」パートナー・マネージャーを務めている[33]。なお、2012年にはライフスタイルプロデューサーの村上萌と有料オンラインサロン「ちゅうもえサロン」を立ち上げており、2014年にもトレンダーズのファウンダーである経沢香保子と有料サロン「ちゅうつねカレッジ」を運営している[17][18][19][16][注 2]。また、YouTube部門在籍時に、自らも出演する「ゲスアワー」というYouTube配信を開始している[34]。 作家、インフルエンサーとして週末にこなしていた個人の仕事が多くなってきたこともあり、2014年9月にトレンダーズを退職[1][34]。以後はフリーとして執筆・講演活動を行っていく[1][34]。2015年より翌年3月まで、日本テレビ系列情報番組「スッキリ!!」にゲストコメンテーターとして出演している[35][36]。2017年9月には初の小説集である『通りすがりのあなた』を出版[11]。香港大学での留学経験もモデルの一つになったという[7]。また、月額課金制「月刊はあちゅう」という個人マガジンを運営し[37][38]、2018年4月にはオンラインサロン「#はあちゅうサロン」も開設した[1][17][注 3]。 2017年12月、電通時代の上司から長年のセクハラ・パワハラ被害を受けていたことを#MeToo運動として「BuzzFeed Japan」[注 4]上で告発[3]。朝日新聞のインタビューに対し、はあちゅうは「復讐が目的ではありません。彼に「謝って」「償って」という感情はないんです。ただ、あなたの行為は卑劣で、世間からこういうリアクションのあることですよ、と示したかった。彼に限らず、男性の、同性には見せない高圧的な態度にいくつも直面してきました。ハラスメントの抑止につながればと願っています。」と答えている[3]。 事実婚、出産を経て2018年7月、交際4年のAV男優であるしみけんとの事実婚を区役所に届け出る[10][39][40][23][22]。その後、妊活期間を経て2019年9月に第1子を計画無痛分娩で出産[10][23]。伊藤は2019年に『旦那観察日記』[41]、2020年に『子供がずっと欲しかった』[42]を出版し、2021年には夫のしみけんと共著で『夫婦トレ(めおとれ)』も出版した[43]。インタビューでは出産で以前のような野心がなくなり、価値観が変化したと語っている[10]。2019年にはSNSや裏アカウントを題材とした小説『仮想人生』も刊行した[13]。 なお、「警察・児童相談所への偽装通報」を受けたり匿名掲示板で誹謗中傷を書き込まれるなどの被害を受けており[注 5]、2020年に福永活也弁護士[注 6]を通して匿名掲示板の書き込みに対する情報開示請求を申請する[50][51][44]。同年6月には「酷い誹謗中傷等の明白な権利侵害がある」として73件中57件に情報開示が認められ[50]、最終的に約260件に昇った[44]。示談や裁判になるとともに[51]、報道を受けて謝罪の連絡が多数寄せられたといい[44]、「今後は訴えます」とSNSに記したことにより誹謗中傷は収まったという[44]。 なお、2021年5月にSNSの誹謗中傷を抑制するために設立された、小竹海広が代表理事を務める一般社団法人「この指とめよう」のアドバイザリーボードメンバーに就任した[4][52]が、同団体は2021年11月までに活動を停止し[53][54]、2022年2月28日に解散している[55]。 2022年9月27日、しみけんとの事実婚を解消したことを報告し、子育てのパートナーとして生活をすることとなった[24][56]。 著書(紙媒体)単著(伊藤春香 名義)
単著(はあちゅう 名義)
共著・監修(共著)
(分担執筆)
(監著)
著書(電子書籍)紙媒体も確認できるものは除く。以下、いずれも「はあちゅう」名義。 単著
共著
主な連載
主な出演テレビ
Web
脚注注釈
出典
参考文献
外部リンク
(出演動画)
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