「ぼくのそばにおいでよ」 (COME TO MY BEDSIDE) は、1969年10月10日 (1969-10-10)に発売された加藤和彦のソロ名義による3枚目のシングル。アメリカのシンガーソングライター、エリック・アンダーソンの楽曲を日本語でカバーしたものである。
解説
原曲の「COME TO MY BEDSIDE」はアメリカのシンガーソングライター、エリック・アンダーソンが1964年に発表した楽曲で、自身の1枚目のアルバム『TODAY IS THE HIGHWAY』(1965年)にも収録された。日本では日高仁による訳詞版がフォーク系のミュージシャンなどに取り上げられ、ザ・フォーク・クルセダーズもこの曲をレパートリーとして1968年10月の「フォークル さよならコンサート」(アルバム発売:1969年2月、キャピトル CPC-8003)でも歌われた。加藤はフォークル解散後もこの曲をステージで取り上げ、初のソロ・アルバム『ぼくのそばにおいでよ』にもカントリー風の編曲で収録している。当シングルはアルバムと同じヴァージョンで、演奏および編曲面で加藤の人脈による「加藤和彦と彼のグループ」名義のミュージシャンが参加している[1](パーソネルを参照)。一方、カップリング曲の「アーサーのブティック」は詞を松山猛が手がけているが、加藤によれば、これはSF小説からインスパイアされたもので、タイトルのアーサーとは人名ではなく、地球を意味する「EARTHER」を指しているという[2]。なお、この曲もアルバムと同ヴァージョンで、サウンド面では編曲を手がけたクニ河内により三味線やバンジョー、マンドリン、ブラス・セクションなどが使用されている[3]。