まんまる団地
『まんまる団地』(まんまるだんち)は、オダシゲ(オダ・シゲ)による4コマ漫画作品。『しんぶん赤旗』にて1975年より連載中である。 2014年5月12日、第43回日本漫画家協会賞特別賞を受賞。 概要1975年2月27日に連載開始。2003年10月2日に連載1万回を迎えた。労働者やその家族の日常を描くいわばホームコメディ。こども、現役世代、退職世代の悲喜交々をソフトに描く。普段は現実の出来事と距離を置いているが、稀に風刺やスマートフォン、自転車通勤など流行にまつわるエピソードも登場し、5月1日にはメーデー集会を舞台に展開されることが通例となっている。変わったところでは赤旗まつりで実際にサイン会を行った作者らしきキャラクターが登場したり、2014年の同まつりで実際に歌唱された八代亜紀の『舟唄』に絡むエピソードがある。 作者の義姉の家族が漫画のモデルとなっている。近年は課長とその妻、「シルバーパトロール(SP)隊」が登場するエピソードが多い。一話完結であるが登場キャラクターはほぼ固定されており、登場する3つの舞台は不定期に交代する。世界観は共通している。
連載記録2024年12月3日時点で『まんまる団地』は17423話を記録している。 長らく朝日小学生新聞に1969年から2023年まで連載された『ジャンケンポン』(泉昭二)に次いで、話数の差は377話(これは1年と12日分である)前後を保ちながら[1]、日本の新聞連載4コマ漫画の連載記録第2位にあった。しかし『ジャンケンポン』が2022年1月29日より作者病気により連載が中断し、その後2023年3月31日をもって16,362話で終了したことから、『まんまる団地』がその話数を抜き、連載記録第1位となった。なお、『ジャンケンポン』は2017年3月20日にギネス世界記録に「一つの4コマ漫画として最も多く発行された回数」として認定されており、これをもってすれば2024年現在は『まんまる団地』がその記録を破っていると見做され得る。(2024年12月3日現在、ギネス世界記録からの正式な発表はない) この間、2014年1月29日の連載13616回で、ほぼ全年齢層向け単一タイトルの4コマ漫画の最長記録だった毎日新聞『まっぴら君』(加藤芳郎)を抜いた。また2019年4月の連載15452回で、タイトルに変遷のあった東京新聞『ほのぼの君(ちびっこ紳士)』(佃公彦)の合計連載回数を抜いた。(ただし先に上述の『ジャンケンポン』が2018年3月26日に15452回を達成している) 登場人物上記1のエピソード。全員に名前の設定はされていない。
書籍
作品グッズ脚注
関連項目
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