新日本出版社
株式会社新日本出版社(しんにほんしゅっぱんしゃ)は、日本の総合出版社。社会・政治から絵本・児童書まで、幅広い分野を扱っている。月刊『経済』の発行元。「平和の棚の会」に加盟。 かつて在籍していた有田芳生によれば「日本共産党系出版社」である[2]。 概要志位和夫・不破哲三・宮本顕治など歴代日本共産党中央委員会幹部会委員長の執筆書や、日本共産党の機関誌であるしんぶん赤旗が編集した書籍を多く発行 [3]しており、また日本共産党の綱領の解説書なども発行している[4]。 沿革
出版書籍社会科学の出版が主力を占めつつも、自然科学・教育書なども出版している。文学書は、小林多喜二・宮本百合子の個人全集、『日本プロレタリア文学集』など、プロレタリア文学、民主主義文学の作品が多い。1960年代には世界革命文学選、中国革命文学選というシリーズも出していた。 児童書では、反戦の立場からの戦争や平和をテーマにしたものも多い(原子爆弾を扱った『まっ黒なおべんとう』、八王子市空襲での機銃掃射を扱った『ランドセルをしょったじぞうさん』、アメリカ合衆国による水爆実験を扱った『トビウオのぼうやはびょうきです』など)。児童書の中には、毎年の全国読書感想文コンクールの課題図書に選定されるものもある。また観光ガイドブック的なものとして『秩父事件』がある。 1970年代には新日本選書・新日本新書・新日本文庫などのシリーズものも出していたが、1980年代に選書は撤退、1990年代に文庫が撤退、2002年を最後に新書の新刊は刊行されていない。 2000年代からは『ちい散歩』(テレビ朝日)を皮切りに放送番組分野にも進出。民放・NHKの番組関連書籍を多数手がける。 また、『ドボン&ウズ・メメス』の人気をきっかけとしてしんぶん赤旗掲載漫画も取り扱うようになった。日本最長寿4コマ漫画『まんまる団地』の選集も2014年、かねてから単行本を出してきた一声社に代わり刊行している。 マルクス著・エンゲルス編『資本論』を新日本新書版(全13冊、1982年~)、上製版(全5冊+索引、1997年)を刊行してきたが、エンゲルスの編集には誤りがあるとして、マルクス著・不破哲三編集『新版・資本論』を2019年から刊行している。 主な出版物
番組本
漫画
絵本関連人物
関連項目
脚注
外部リンク
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