もりやすバンバンビガロ(1984年3月16日 - )は、日本のお笑いタレント、大道芸人。吉本興業所属。京都府宇治市出身。本名は森 大輔(もり だいすけ)。
略歴
- かおり幼稚園卒園、宇治市立南部小学校、京都府立莵道高等学校卒業[1][2]。
- JR宇治駅前の「長崎ちゃんぽん どんたく」、ドトールコーヒー、高校時代は正月に郵便局でバイトをしていた[3]。また、20歳の時の1年間、京都で人力車の車夫をやっていた[4]。
- NSC入学当初は新喜劇コースに所属していたが、他の生徒が面白すぎてついていけず、漫才コースに異動した[5]。在学中、「こんなに面白い人がいるんやったら無理や」と思ってしまい、6月頃から養成所に通わなくなったため、当時は森の存在を知らない同期もいた。9月頃に再度養成所に通ったが結局馴染めず、卒業公演にも出演しなかった。当日は家で「今日卒業公演やなあ」と思いを馳せていた[5]。今となってはNSCの講師を務めている[5]。また、25期生ではなく28期生と勘違いされることがあり、28期生に敬語を使ってもらえないことがよくある。
- ジャグリングはYouTubeの動画や関西で活躍する大道芸人から習得した[6]。
- かつて「ちゃんぽん」という漫才コンビを結成して活動していた。森がツッコミを担当していたが、オーディションに落ちてばかりで喧嘩が多く、最終的に「方向性がちゃう!」と解散に至った。その後、元相方は芸人を辞めたが森と同じ大道芸の道に進んだため、結局2人の方向性は同じだった[3]。
- 2010年3月20日放送の「爆笑ホワイトカーペット」のオープニングで、出演芸人のリストを見た司会の今田耕司から「思わず言いたくなる名前『もりやすバンバンビガロ』」と芸名の語呂の良さを評価され、その日のGoogle検索の検索数1位となった。
- 2013年9月4日に一般女性と結婚したが、2020年1月に離婚。
芸風
主にジャグリングやマジックなどのパフォーマンスが主体。果物や野菜を噛りながらのジャグリングが定番である。
エピソード・人物
- 4人兄妹の次男。兄が1人、妹が2人いる[3]。
- 学生時代は人気者ではなく、森がNSCに行くと知った時は周りに「なんで行くねや!?絶対無理やんか!」と驚かれていた。成績が悪かったわけでもなく、中の中だった[3]。
- 18歳の頃まで血液型はO型だと思っていたが、献血をした際にA型であることが判明した[6]。
- 芸名は、元サッカー選手であり現在サッカー日本代表の監督を務めている森保一とプロレスラーのバンバン・ビガロからとったもので、先輩に付けてもらったもの。その他、もりやすベイダー、もりやすオリンピコ、もりやすバーナード、もりやすホーラン、もりやすゴッチなど46個の候補があり、海外のレスラーの名前から取ったものが多かった。現在の芸名を選んだ理由は、ダウンタウン、ナインティナイン、ウッチャンナンチャンなど、「ン」が2つ付く名前だと売れるイメージを持っていたからである[2]。
- 主に「バンバン」「バンバンさん」「ビガ兄」と呼ばれるが、たむらけんじは「ビガーロ」、もう中学生は「もりやす氏」「ビガロ氏」、くまだまさしは「バンちゃん」、すっちーは「バンビ」、矢野勝也(矢野・兵動)は「もりバン」、プラス・マイナスは「バンバン」と呼ぶ[2][3][6]。
- 衣装はAmazonで購入した黒ベースのパックマンのスーツや、白い星柄のスーツなどを着ている[7]。高校生の頃までは天然パーマがコンプレックスであり、かつてはストレートパーマをかけて活動していた。美容師の提案でストレートパーマを止めたところ、ファンや他の芸人仲間から好評だったため、現在は天然パーマで活動している[3][8]。
- 以前は頭に紙風船、髪型はマッシュルームヘア、丸メガネ、柄シャツ、蝶ネクタイ、リンゴの柄と自身の名前が書かれた黄色の法被、カラーパンツ、爪先部分が膨らんだ靴を衣装にしていた。
- 眼鏡を4つ持っている。普段使い用、舞台用、残り2つは買い間違いあるいはスペア[6]。
- 芸で使用する3つのリンゴは自分で育てたもので、長野県安曇野市に個人所有の木がある。リンゴはライブ後などに全て食べ切っており、それだけで満腹になるため、他に何も食べなくなってしまい、どんどん体重が減っていった。不安を感じ3つ全てを食べるを止め、現在は1つだけ全て食べ切っている。残りはジャムなどにしているが、自身はパンよりごはん派で、食べきれずに腐らせてしまったことがある[1]。
- 個人YouTubeチャンネルでは大道芸の披露やトークの他、子供向けに「おてだまじゅぎょう」などの動画を投稿している。2020年6月からは不定期でライブ配信「ばんじどり」を行っている[9]。
- ネット用語「w(わら)」の意味や読み方が分からず、「www(うーー)」と読むと思っていた[3]。
- 芸中に登場する鳩は自身で飼っている銀鳩で、「ほーちゃん」という名前を付けている。性別や年齢は不明だが、森はメスだと思っており、卵を産むのではと心配している[3][7]。
- 京都出身だが、京都弁や関西弁ではあまり話さない。仕事で話す機会が多いため、普段も共通語で話すことが多くなった。まれに京都弁のイントネーションが出る時がある[3]。
- 地声は低いが、芸披露の際は場を盛り上げるために声を高くしている[3]。
- 客に手伝ってもらう芸を披露する際は、最初にステージに出た時、手伝ってくれそうな人を探すため、前列側の客をしっかり見ている。前列にいた人の顔はライブ後でも覚えている[3]。
- 一輪車に乗れるので運動神経がいいと思われるが、スポーツ系は不得意で、小学生の頃にサッカーをやっていたがずっと補欠だった。手先は器用で、学校の掃除時間は手に箒を乗せて遊んでいた[3]。また、算盤を習っていた[10]。
- ゲームはツムツムをよくプレイしていた。RPGは苦手[3]。
- 芸中、高い声を出したり、食べ物を食い散らかしたり、ホイットニーヒューストンの曲を流したり一輪車に乗ったりするため、気が狂ってると思われるらしい[3]。
- 岡村隆史(ナインティナイン)率いる岡村軍団の一員[11]。
- 同期の森田展義は、「気使わんで悪口言える人」[6]。NSC時代に唯一面白くないと思ったとも語っている。
- 一番に可愛がっている後輩として、吉本の大道芸人・木下弱を挙げており、森は木下を「きのたん」と呼んでいる。
- 好きな漫才師が多くおり、同じネタのちょっとした変化に気付くことができる。大勢いる中で舞台に立てている漫才師は凄いと語っている[6]。
- 掃除を好まず、ルンバに帽子を投げて乗せる遊びをしている[10]。
- 大道芸人以外になりたい職業は「足ツボ押す人」[10]。
- 料理はできないが強いて言うと、アボカドと納豆と海苔と納豆のタレを混ぜたものと、梅干し、紫蘇、きゅうり、トマトを切って混ぜたものと、ラーメンに卵を入れるのが得意[10][12]。
- 潔癖ではないが、犬などの動物に舐められた時は気にしてしまう[2]。
- 喫煙者であったが、医者に注意されてすぐに禁煙した。
- 海外でも芸を披露する事があり、その時は英語で芸をするが得意ではないため、2021年現在、オンラインで英会話を習い始めている。
- 2024年11月3日、イオンモール倉敷でのイベント内のパーソナルカラー診断で【ブルベ】と診断結果が出て、Xのプロフィールに自ら追加した。
出囃子・芸中BGM
BELLINI「SAMBA DE JANEIRO」
出演
- 2010年6月20日放送でレッドカーペット賞受賞(3回目の出演で受賞)
脚注
関連項目
外部リンク