アイ・ウォント・ユー (マーヴィン・ゲイの曲)
「アイ・ウォント・ユー」(I Want You)は、アメリカ合衆国の歌手マーヴィン・ゲイが1976年に発表した楽曲。作詞・作曲は、リオン・ウェア(当時モータウンのスタッフ・プロデューサーであった)とアーサー・"T-ボーイ"・ロス(ダイアナ・ロスの弟)による[2]。 オリジナル・ヴァージョン元々はウェアが自身のソロ・アルバム用に作った曲だが、モータウン創設者ベリー・ゴーディ・ジュニアがデモ録音を聴き、ゴーディを通じて本作を知ったマーヴィン・ゲイの持ち歌となった[2]。なお、アーサー・"T-ボーイ"・ロスは1979年発表のソロ・アルバム『Changes』において、本作を取り上げている[3]。 アメリカでは総合シングル・チャートのBillboard Hot 100で15位に達し、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートでは「レッツ・ゲット・イット・オン」(1973年)以来3年ぶりに1位を獲得した[1]。 カヴァー
ロバート・パーマーによるカヴァーロバート・パーマーは、1990年のアルバム『ドント・イクスプレイン』に、同じくマーヴィン・ゲイのシングル・ヒット曲である「マーシー・マーシー・ミー」と本作のメドレーによるカヴァーを収録した[11]。パーマーのヴァージョンはシングル・カットされ、全英シングルチャートでは9位に達して自身5作目の全英トップ10シングルとなった[4]。また、アメリカのBillboard Hot 100では16位に達して、生涯最後の全米トップ40シングルとなり、『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートでは4位を記録した[5] 。 マドンナ・ウィズ・マッシヴ・アタックによるカヴァーマドンナは、1995年10月発売のトリビュート・アルバム『マーヴィン・ゲイ・トリビュート』に、マッシヴ・アタックとの連名によるトリップ・ホップ・アレンジのカヴァーを提供した[12]。このカヴァーは、同年11月に発売されたマドンナ名義のベスト・アルバム『ベスト・オブ・マドンナ〜バラード・コレクション (Something to Remember)』にも、新曲の一つとして収録された[13]。シングルカットはされなかったがミュージック・ビデオが制作された。 その他
脚注
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