アサヒグループ食品
アサヒグループ食品株式会社(アサヒグループしょくひん)は、アサヒグループホールディングス傘下の、アサヒビール、アサヒ飲料など日本事業を統括する中間持株会社アサヒグループジャパンの完全子会社。本社を東京都墨田区吾妻橋のアサヒグループ本社ビル内に置く。 概要アサヒグループホールディングスは、日本、欧州、オセアニア、東南アジア等各国・エリア別での酒類・飲料・食品を中心とした事業を展開している。日本国内食品事業には、菓子や健康食品などを扱うアサヒフードアンドヘルスケア、育児用粉ミルク・ベビーフードなどを扱う和光堂、フリーズドライ食品を扱う天野実業の3社があった。2015年6月に事業再編を行うことが発表され、7月にアサヒフードアンドヘルスケア・和光堂・天野実業3社が共同で株式移転して当社が設立され、2016年1月に各社の営業・マーケティング・研究開発・SCM・管理の各部門などの機能を吸収分割して当社へ移管・部門統合した。2017年7月に製造子会社として存続していた3社を吸収合併した。 2020年4月に、アサヒグループホールディングスが食品事業を再編し、アサヒカルピスウェルネス(初代)のうち、健康食品などの通信販売事業と素材事業を当社が設立した準備会社へ移管の上、アサヒカルピスウェルネス(2代目)へ商号変更して当社の子会社となり[2]、2021年1月にアサヒカルピスウェルネス(2代目)を吸収合併した[3]。 現在はコンシューマ事業と食品原料事業を展開し、コンシューマ事業は食品菓子、フリーズドライ食品、ベビー関連、ヘルスケア、通販の5分野、食品原料事業はクリーミングパウダーなど業務用途に加えて、酵母素材、機能性素材、乳素材、フリーズドライの4分野の食品原料、それぞれを扱う。 アサヒグループ食品へ統合後も、各社が保有する「アサヒ」「和光堂」「アマノフーズ」とアサヒカルピスウェルネス(2代目)が扱った「カルピス」、それぞれのブランドは存続する。 事業所
沿革
主な事業と商品コンシューマ事業食品菓子分野は、錠菓市場で人気のシュガーレスタブレット『MINTIA(ミンティア)』、手軽に栄養補給できる『クリーム玄米ブラン』『1本満足バー』、『三ツ矢サイダー』『カルピス』などの飲料ブランドを中心にバラエティ豊かなラインアップを取り揃えた「キャンディ」「グミ」、おいしくてヘルシーな春雨入りスープ『おどろき野菜』などを扱う。 フリーズドライ食品は、「おみそ汁」を中心に、長年培ってきたフリーズドライの技術を活かし、「スープ」「雑炊」「にゅうめん」「どんぶりの素」「カレー」などを扱う。 ベビー関連分野は、国産で初めての育児用粉ミルクやベビーフードを開発。乳幼児用ミルク『はいはい』『ぐんぐん』、乳幼児用食品『グーグーキッチン』や『栄養マルシェ』などを扱う。 ヘルスケア分野は、ビール酵母から生まれた胃腸・栄養補給薬『エビオス錠』(指定医薬部外品)、サプリメント『ディアナチュラ』、機能性表示食品『ディアナチュラゴールド』、ダイエットサポート食品『スリムアップスリム』、スキンケアシリーズ『素肌しずく』などを扱う。 ベビー分野で培った技術や知見を活かしたシニア向け食品『バランス献立』や口腔ケア『オーラルプラス』も扱う。 通販分野では、サプリメントやフリーズドライ食品を販売。 「アサヒカルピスウェルネスショップ」は、乳酸菌飲料カルピス®の研究に由来する独自の素材や技術を活用したサプリメントなどの健康食品を中心に取扱い。 「アマノフーズ オンラインショップ」は、通販専用のおみそ汁や、血圧が気になる方に向けた機能性表示食品のおみそ汁、スープも取り揃えている。 食品原料事業食品原料事業は多岐にわたる「コア原料」を提供する。 業務用営業では、国産初の育児用粉ミルクを製造した技術を活かし、クリ―ミングパウダーや粉末プリミックス飲料、粉末食品等をカップ式自動販売機市場やオフィス、外食等さまざまなチャネルへ販売。『牛乳屋さんの珈琲』や『ノンデーリークリーミーパウダー』などの自社ブランド業務用商品の販売に加え、取引先仕様の商品を共同で開発することも手掛ける。 食品原料営業は、素材別の強みを生かして相互活用する。
CM出演者
テレビ番組
関連項目脚注
外部リンク |
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