アップタウン・ガール
「アップタウン・ガール」 (Uptown Girl) は、アメリカの歌手、ビリー・ジョエルのシングル。ビリーのアルバム『イノセント・マン』からの第2弾シングルとして、1983年にリリースされた。 アメリカのビルボード誌では、1983年11月12日に、週間ランキング最高位の第3位を獲得。ビルボード誌1983年年間ランキングは第18位。UK週間チャートでは第1位をマークした。 本楽曲はビリーが音楽を意識しだした頃であろう1960年代初頭のニューヨーク・シーンにおいて、ホワイト・ドゥーワップグループとしてヒットを連発していたフォー・シーズンズのスタイルを踏襲している。特にメロディラインの節回し、ビリー自身による多重録音コーラス、ファルセットの使い方などにおいて実に忠実にフォー・シーズンズのスタイルが再現されており、ビリーのフォー・シーズンズへのオマージュと位置づけることができる。 アーロン・カーターやウエストライフなど、多数の歌手がカバーしている。また、雑誌「ローリング・ストーン」が、1963年から1988年にリリースした中で最も大切な曲トップ100の第99位に選んでいる。 日本では、2009年にキリンビールの企業CMソング、2017年に、スズキ「スペーシア」(2代目モデル)のCMソング、2022年に「キリン グリーンズフリー」のCMソングとして起用される他、日本でも使用されることの多い楽曲である。変わったカバーとしてウルトラマンによるカバー曲がある[要出典]。 ミュージック・ビデオメインキャラクターは、クリスティ・ブリンクリーによって演じられている(後にビリーと結婚、1994年に離婚)。 クリスティ・ブリンクリーが演ずる、アップタウンに住む裕福な家の美しい娘が、運転手付の車でビリーたちの働くガソリンスタンドへ立ち寄る。賑やかに働く彼らに興味を持った娘が車外に降り立ったのを見て、ビリーたちは彼女を追いかけ、口説き始める。やがて彼女はビリーたちと陽気に踊り始める。ビリーはついに彼女を口説き落とし、二人はビリーのバイクでデートに出かける。 ウエストライフ・バージョン
「アップタウン・ガール」 (Uptown Girl) はアイルランド出身の男性ボーカルグループ、ウエストライフの9枚目のシングル。 この曲で全英シングルチャート、アイルランドシングルチャートで1位に返り咲いた。彼らのカバー曲の中で、コンサートでよく披露される曲の一つである。 2枚目のアルバム『コースト・トゥ・コースト -スペシャルエディション-』(再発売盤)のボーナストラックとして、3枚目のアルバム『ワールド・オブ・アワ・オウン』(通常盤)、ベスト・アルバム『ザ・グレイテスト・ヒッツ~アンブレイカブル~』(Asian Edition)に収録されている。 メンバーのブライアン脱退後の近年のコンサートでは、ブライアンのパートをニッキーと、キーアンがそれぞれ歌っている。 トラック・リスト
音楽チャート
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