アデイブ
アデイブ(英:Addeybb)はイギリスの競走馬。主な勝ち鞍は2020年ランヴェットステークス、クイーンエリザベスステークス、チャンピオンステークス、2021年クイーンエリザベスステークスである。 戦績3歳(2017年)5月19日のニューベリー競馬場の未勝利戦でウェイン・ローダンを背にデビューして4着。続く6月14日のヘイドックパーク競馬場の未勝利戦にて初勝利を挙げた[2]。 その後は7月14日のアスコット競馬場のハンデ戦も勝利して連勝。8月3日のグッドウッド競馬場のハンデ戦はライアン・ムーアが騎乗するも3着。9月29日のニューマーケット競馬場を勝利して3歳時を終えた[2]。 4歳(2018年)3月24日のドンカスター競馬場のハンデ戦から始動して、ジェームズ・ドイルを鞍上に勝利を挙げる[2]。 4月27日のベッド365マイル(G2)では1番人気に支持されると鋭く抜け出して2馬身3/4差の快勝。3連勝でグループ競走初制覇を果たした[3]。 その後は5月19日のロッキンジステークス(G1)に2番人気で出走するもロードデンドロンの8着[4]。9月15日のアイリッシュチャンピオンステークス(G1)は出走取消[5]。10月20日のクイーンエリザベス2世ステークス(G1)はロアリングライオンの12着[6]。11月17日のチャーチルステークス(L)は3着という結果だった[2]。 5歳(2019年)5月10日のハクスリーステークス(G2)では1番人気に推されるも4着[7]。6月18日のウォルフファートンステークス(L)はダニエル・タドホープを背にマジックワンドに2馬身半差を付けて勝利[2][8]。7月27日のヨークステークス(G2)では1番人気に支持されるも2着に敗れた[7]。 8月10日のローズオブランカスターステークス(G3)では圧倒的な1番人気の支持を受け、リチャード・キングスコートを背に快勝。グループ競走2勝目を挙げた[2][9]。 10月19日のチャンピオンステークス(G1)では再びドイル騎手と組んで3番人気で出走してマジカルの2着に入った[10][11]。 6歳(2020年)3月21日のランヴェットステークス(G1)から始動。トム・マーカンドを背に3番人気に支持された[2]。レースは自ら逃げて、背後いた1番人気馬ベリーエレガントとの一騎打ちの展開。直線の入口で一度は交わされるも差し返して0.5馬身差を付けて逃げ切りG1初制覇を果たした[12]。 4月11日のクイーンエリザベスステークス(G1)はTAB・JRAオッズ共にダノンプレミアムに次ぐ2番人気で出走[13]。3番手の追走から最終コーナーで先頭に立つ。直線半ばで2番手に上がったダノンプレミアムを突き放して、内を突いたベリーエレガントに2.8馬身差を付けて完勝。G1連勝とした[14]。 その後は6月17日のプリンスオブウェールズステークス(G1)に2番人気で出走[15]。2番手で追走して直線で逃げ馬に並び掛けるも、ロードノースに外からまとめて交わし去られ3馬身3/4差の2着に敗れた[16]。 9月19日のドーンサイドカップ(L)ではロードグリッターズに3/4馬身差を付けて勝利。チャンピオンステークスに向けて幸先の良い走り出しを切った[17]。 迎えた10月17日のチャンピオンステークス(G1)では5番人気で出走。2番手の追走から残り2ハロン地点で先頭に立つと後続との差を築いてスカレティに2馬身3/4差を付けて三度目のG1制覇。昨年の覇者マジカルは3着であり、見事に雪辱を果たした[18]。 7歳(2021年)3月27日のランヴェットステークス(G1)から始動。2番手に付けて直線でベリーエレガントとの叩き合いとなるも、競り負けてしまい1馬身差の2着に敗れて連覇ならずとなった[19]。 4月17日のクイーンエリザベスステークス(G1)は2番人気で出走。出遅れ気味の発馬となるも中団に位置を確保・中間点で鞍上に促されて2番手まで押し上げる。直線では後続勢を引き付けるかのようにしてから末脚を繰り出し、外から食い下がるベリーエレガントと叩き合いとなるも振り切って0.5馬身差で勝利。四度目のG1制覇を連覇で飾った[20]。 7月3日のエクリプスステークス(G1)に3番人気で出走。逃げる競馬をするも1番人気馬セントマークスバシリカに突き放されて3馬身半差の完敗。ミシュリフを差し返すのが精一杯だった[21]。 その後は10月16日のチャンピオンステークス(G1)に4番人気で出走するもシリウェイの6着に敗れた[22]。 8歳(2022年)5月26日のブリガディアジェラードステークス(G3)から始動。逃げる競馬をするも直線でモスターダフに交わしに掛かられ、更に外からベイブリッジにまとめて交わされてしまい3着に敗れた[2][23]。 その後は7月1日のガーラステークス(L)を3着[2]。10月1日のドラール賞(G2)はアンマートの6着に敗れた[2][24]。 10月16日のコンセイユドゥパリ賞(G2)では1番人気に推されての出走。逃げるモンティをマークするかのように2番手を追走。そのままの隊列で直線に入るとモンティが後続を突き放すも、それを差し切って1馬身1/4差で勝利。昨年のクイーンエリザベスステークス以来の白星を挙げた。この競走を最後に引退することとなった[25]。 競走成績
血統表
脚注出典
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