アドマイヤズーム(欧字名:Admire Zoom、2022年2月28日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2024年の朝日杯フューチュリティステークス。
馬名の意味は、冠名+母名の一部、素早く動く[2]。
経歴
デビュー前
2022年2月28日、北海道千歳市・社台ファームにて誕生。2023年7月10日に行われた1歳馬のセレクトセールにて、馬主の近藤旬子によって、1億1500万円(税抜き)で落札された[3][4]。
2歳(2024年)
2024年10月5日、京都競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝1600m)で、川田将雅を背にデビュー。五分のスタートを切ると、中団の位置につけ追走。3コーナー前には内側の前団に付け、直線で動かして行った。しかし、伸び切れず4着となった[5]。次走は2歳未勝利戦に出走。道中は2番手に付け、先頭をマークする。4コーナーから並び、直線では先頭に立つと、後続に3馬身を付け初勝利を挙げた[6]。
次走は、初重賞・GI挑戦となる朝日杯フューチュリティステークスを選択した[7]。好スタートを切ると、2番手に位置付け追走する。4コーナーから先頭に並び、直線では先頭に立つと、驚異的な脚を発揮。2着のミュージアムマイルを寄せ付けず重賞・GI初制覇を飾った[8][9][10]。
3歳(2025年)
3歳初戦として、4月12日のニュージーランドトロフィーに単勝オッズ1.7倍の断然1番人気で出走。中団前目を追走し、残り200mで先頭に立ち押し切りを図るも、ゴール寸前イミグラントソングにクビ差で差し切られ2着となる[11]。5月11日、NHKマイルカップでも1番人気に支持された。レースは好位から直線に入ると一時は先頭に立ったが、スタートしてから200~300mのところで右後肢の落鉄をしており、その影響もあって直線では伸びず、外へ寄れて失速し14着と惨敗した[12]。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com[13]およびJBISサーチ[14]に基づく。
競走日
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競馬場
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競走名
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格
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距離(馬場)
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頭 数
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枠 番
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馬 番
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オッズ (人気)
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着順
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タイム (上り3F)
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着差
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騎手
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斤量 [kg]
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1着馬(2着馬)
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馬体重 [kg]
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2024.10.05
|
京都
|
2歳新馬
|
|
芝1600m(良)
|
15
|
2
|
3
|
002.70(1人)
|
04着
|
R1:34.7(34.9)
|
-0.3
|
0川田将雅
|
56
|
テレサ
|
464
|
0000.11.10
|
京都
|
2歳未勝利
|
|
芝1600m(良)
|
14
|
5
|
8
|
003.80(2人)
|
01着
|
R1:33.9(35.0)
|
-0.5
|
0川田将雅
|
56
|
(オールザレイジ)
|
466
|
0000.12.15
|
京都
|
朝日杯FS
|
GI
|
芝1600m(良)
|
16
|
1
|
2
|
009.10(5人)
|
01着
|
R1:34.1(33.6)
|
-0.4
|
0川田将雅
|
56
|
(ミュージアムマイル)
|
468
|
2025.04.12
|
中山
|
NZT
|
GII
|
芝1600m(良)
|
14
|
5
|
7
|
001.70(1人)
|
02着
|
R1:32.4(33.9)
|
-0.0
|
0川田将雅
|
57
|
イミグラントソング
|
476
|
0000.05.11
|
東京
|
NHKマイルC
|
GI
|
芝1600m(良)
|
18
|
4
|
8
|
002.50(1人)
|
14着
|
R1:32.7(36.0)
|
-1.0
|
0川田将雅
|
57
|
パンジャタワー
|
478
|
血統表
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “アドマイヤズーム”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “競走馬情報 アドマイヤズーム”. 日本中央競馬会. 2024年12月15日閲覧。
- ^ 「【セレクトセール2023】ダイワズームの2022は1億1500万円 「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤旬子氏が落札」『netkeiba.com』2023年7月10日。2024年12月15日閲覧。
- ^ 「【セレクトセール】「ダイワズームの2022」は1億1500万円 モーリス産駒でこの日最初の1億超え」『umatoku - 馬トク』2023年7月10日。2024年12月15日閲覧。
- ^ 「【2歳新馬・京都5R】逃げたテレサが後続の追撃を寄せつけずデビュー勝ち」『サンスポZBAT!』。2024年12月15日閲覧。
- ^ “2024年11月10日(日曜)6回京都4日 3R 2歳未勝利”. 日本中央競馬会. 2024年12月15日閲覧。
- ^ 「【2歳次走報】アドマイヤズームは朝日杯FSを視野に」『サンスポZBAT!』。2024年12月15日閲覧。
- ^ 「【朝日杯FS】アドマイヤズームV!重賞初制覇で2歳王者に 川田「とてもいい走り」」『スポーツニッポン』。2024年12月15日閲覧。
- ^ 「【朝日杯FS】アドマイヤズームが2歳マイル王に 連覇の川田将雅騎手「アドマイヤの馬で勝てたことがうれしいです」」『スポーツ報知』。2024年12月15日閲覧。
- ^ 「【朝日杯FS】5番人気アドマイヤズームが2歳マイル王者 〝朝日杯男〟川田将雅は当レース4勝目」『東京スポーツ』。2024年12月15日閲覧。
- ^ “【ニュージーランドT】2歳マイル王アドマイヤズーム 断然人気の始動戦は2着「次につながる」友道調教師”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2025年4月12日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【NHKマイルC】1番人気アドマイヤズーム 落鉄響いた14着…友道師も無念「仕方ない」 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2025年5月12日閲覧。
- ^ “アドマイヤズームの競走成績”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “アドマイヤズーム 競走成績”. JBISサーチ. 2024年12月15日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|アドマイヤズーム”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2024年12月15日閲覧。
- ^ a b c “アドマイヤズームの血統表|競走馬データ”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年12月15日閲覧。
外部リンク
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朝日杯3歳ステークス |
1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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朝日杯フューチュリティステークス |
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